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波打つ気分

 統合失調症というのは、その症状に幻聴幻覚があり、そこから生じる様々な問題行動ということで単純化できるように思います。幻聴幻覚が薬などによって治まる状況の中でも、時としてそれらが現れてくる、彼ら的な言い方からすると、妄想がちょっと入っているという言い方をします。

 幻聴や幻覚も年がら年中、現れてくる事はなく、その時の調子なりなんなりで、どれだけの長時間に及ぶのか、どのように波打っているのかがあるように思われます。そしてその深さ、つまり生活の中のどのくらいの割合で、幻覚幻聴が占めてしまうかもあるようです。
 先の妄想がちょっと入っているという言い方ができるというのは、頭の中で起きている事が自分で判断できる、分析できているという意味では、軽いレベルのものであるというべきでしょう。
 幻覚幻聴の中身を分析することよりも、その現れ方とか、対象とか、タイミングとかが重要だとされているようです。

 傍で見ている感じでは、今日は調子が悪そうだなとか、苦しそうだなということが分かる程度で、何もすることはできません。こういう時には声をかける事も苦しさを増すようであり、ためらうというか、ただ放置しています。つまり私がやっている事は、話ができる程度に気分が良い人と、よもやま話をする程度です。話をすることで気分が良くなるくらいなら苦労しない感じです。

 彼らの気分の変動を見ていると、天候などは関係ない。むしろ前日の睡眠とか、便通とかが大きく影響しているようです。後、薬の効果も副作用も大いにあるようです。
 家庭や作業所であったことなどでも、非常に繊細で、傷つきやすい。気分の転換ができないように感じます。特に女性の場合は、心の弱さを感じさせる場合が少なくありません。

 相変わらずですが、難しい病気です。

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