2012年8月4日〜5日 同行者 坊主さん・むらくも 山行きは、むらくものHPをご覧ください。 右東天狗・左西天狗岳(2645.8m) 右根石岳(2063m)、奥に赤岳、左硫黄岳 白砂新道から天狗岳(左西天狗)を望む 天狗岳・根石山では沢山の花をみることができました。 すべて写していませんが、紹介します。 初めて見た高山植物の女王とよばれる多年草のコマクサ(コマクサ属) 根石山荘前の砂礫地はコマクサの群生地 ほかの植物がとても生活できないような砂礫地にだけ生える。絶えず強風が吹いたり、ガラガラと崩れやすいところに耐えていけるのは、細いしなやかな根が地中深くもぐり、地上部から考えられないほど広く伸びているからだそうです。葉柄や花茎もかなりの部分が砂礫に埋まっているようです。 西天狗岳をバックにコマクサ つぼみを横から見ると馬の横顔のように見えるので、駒草の名があるそうです。 イブキジャコウソウ(シソ科イブキジャコウソウ属) 日当たりのよい岩礫地に広がってさいています。ハーブのタイムの仲間で、触れると香りが手につきます。 アップで コバノコゴメグサ(ゴマノハグサ科コゴメグサ属)花冠は白色で紫色のすじがあり、下唇の中裂片に黄斑があります。 ゴゼンタチバナ(ミズキ科ゴゼンタチバナ属)登山道に沢山咲いていました。 イワオウギ(マメ科イワオウギ属) 木質化した太い根があり、乾燥に強いので、砂礫地や岩壁に多い 黄白色の花が下向きにびっしりついていますが、花はもう終盤 イワツメクサ(ナデシコ科ハコベ属)花弁は2裂し、10個あるように見えます。 オサバグサ(ケシ科オサバグサ属) 針葉樹林内で木漏れ日がさす場所にはえ、白い小さな花を咲かせています。葉はシダに似ています。 ハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)の咲き残りが数輪あり、見られてラッキーでした。 マルバノイチヤクソウ(イチヤクソウ属)葉はまるっこく、萼片の先はとがっています チョウジコメツツジ(ツツジ科ツツジ属)花冠は筒状です トウヤクリンドウ 夏の終わりを告げる花 花はやや黄色を帯びた白で青緑色の斑点があります。咲き始めているということは、秋の気配が忍び寄ってます。四国で見る紫と違って、清楚で大好きになりました。 ミヤマオトコヨモギ(キク科ヨモギ属) 花茎は紫色で、花は10数個下向きに付いています。 ミヤマダイコンソウ(バラ科ミヤマダイコンソウ属) 石鎚山でも見頃を見たことがなかったので、咲き残りでも沢山見ることができました。 ミヤマミミナグサ(ナデシコ科ミミナグサ属) 花弁は5個で細かく裂けています。 ムカゴトラノオ(タデ科イブキトラノオ属) 上部に白色〜淡紅白色の花、下部にむかごをつけます。 ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属) ヨツバシオガマ(ゴマノハグサ科シオガマギク属) リンネソウ ハイマツ林下に帯桃色の花が二個下向きについていて、とってもかわいい 一対の花を咲かせるので、ネオトバナとも言うそうです。 花が多く撮影に時間をとり、予定より下山が遅くなりました。
坊主さん、アルプスデビューありがとうございました。 |
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