□■□ひとり静かに思うこと□■□

六白金星、今年は最高の運気の年だとか?ほんまかいな?

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僕は、仕事を終え、夜7時過ぎに帰って来た。
もう、停電の時間は過ぎてるのに、家は真っ暗だった。
君は、帰っていない…。

米をとぎ、夕飯の準備をした。
君は、男に相談に行ってるのだろうか?
仕事を終えて、そそくさと彼のもとへ…。

夜7時半過ぎ、君は帰ってきた。
明るく「ただいま〜」と玄関を開けて。
残業だったのか、ほんの少し彼と逢っていたのか?微妙な時間だ。

台所で夕飯の準備をする横で、君はハイチェアに座り、タバコを吸い出す。
僕はその後ろ姿に「彼と相談してきたの?」と尋ねる。
「……」君は何も言わない。

僕は、とりあえず、一方的に君に話す。
「思い出したんだけど、伊豆にふたりで旅行行った時、あるじゃない?
あの時、セックスした後、君は僕に背中向けて、肩震わせて嗚咽していたんだよ」

君は「そう?」とだけ、返事する。
「僕は、なんで君が泣いてるのか、わからなかった。
でも、そのあと、わかったんだ。
僕が寝てしまったあと、君は向こう向いたまま携帯を操作していたんだよ。
僕が、目を覚ましたのに気づいて、君はすぐにパタンと携帯を閉じた。
僕は、目をつぶって、じっと寝たふりをしていた。
そうしたら、君はまた布団の中で、少し携帯を操作して、それから閉じた。
しばらく、そのままでいたら、10分くらいして君の携帯のバイブが鳴った。
君は、直ぐに携帯を開き、画面を見てから、少しだけ文字を入力して、閉じた。
それから、ようやく、君は寝息をたて始めた。
あ〜、妻の心の中には、別の男が宿っているんだと、あの時わかった。
好きな男が別にいるのに、夫とセックスして感じたことが、悔しかったんだと…」

「それって、いつの話し?何年?
そんなメールの相手、その頃、いないわよ。記憶にないわ」
君は、あっさり否定する。

「去年の今ごろのメールは、ちゃんと相手がいたよね?恋の妄想にしても。
君の手帳に記された、妄想の相手と、うまくいかなかったって、昨日言ってたけど。
もし、相手が応じてくれていたら、君は彼らと付き合っていたの?」

「だから、あれは…。勝手な恋心の妄想なのよ」
「夏になったら…、ちょっと離れたところで…、って、人目を避けて逢おうってことでしょ?」
「あれは、入札の時期で、直接会ってるところ、見られたらヤバイからってことで」

「でも、誰が読んでも、これは不倫の恋の始まりの妖しい会話だって思うはずだよ?」
「だから…勝手な恋の妄想話を、メモしてただけだって。信じてもらえないだろうけど」
「じゃぁ、ラブレターまだもらってない、っていうのは?入札にラブレター必要なの?」

「あれは…、もう〜、説明してもわからないだろうから、もう、いい…」
「説明つかないよ。カレンダーの日付の横の○印も。
ハッキリしてるのは、妖しいやりとりしてる相手が春前からいたってことでしょ?
そして、もしかしたら、今の彼以前に、別の男とも付き合っていたってこと?」

「○印は、ちょっと会えた〜って日で、中学生の憧れのような恋心みたいなものよ。
食事くらいしても、いいでしょう?それだけよ。なんでもない」
「妄想上の相手って君が言う、今の男とはどうなの?食事だけじゃないよね?
12月28日、吉祥寺の居酒屋で一緒に飲んだ日から、○印がついてるよね?」
「だから、会えた〜って、うれしくて付けてただけで、それだけよ」

「昨日は、妄想だって言ってたじゃない?その場所には、行ったこともないって。
実際に逢ってるって認めるんだね?」
「会ったわよ。仕事上の相談があって、会っただけよ」
「わざわざ、年末に吉祥寺まで出かけて、かい?」
「急いで相談しなきゃいけないこともあるのよ。あるでしょう、そういうこと?」
「で、また二日後の年末30日に、わざわざ車で出かけて、また仕事の相談かい?」
「そうよ、仕事の相談。1回で解決しないことだってあるでしょう?」
「わざわざ、ふたりで狭山湖行って、夕方6時まで、4時間も?」
「そうよ、あくまでも仕事の相談」
「1月に入って、六本木や立川や吉祥寺まで行って、週に3回、仕事の相談?」
「職場が違うし、平日日中会えないから、夜や休みの日に相談にのってもらってたの」
「ありえないでしょう?誰が聞いても?」
「でも、そうなの。会うのがうれしいっていうのはあったけどね」
「新宿駅で12時に待ち合わせて、夜9時まで新宿で、仕事の相談?」
「そんな…いちいち、詮索しないで…」
「奥多摩湖までドライブして、2時から夜7時半まで、仕事の相談?」
「会うのがうれしい人なの。あくまでも、ファンみたいな憧れよ」

僕は、自分の鞄から、大きくA4判に引き延ばした写真を出して、君に手渡す。
「憧れの、妄想上の恋人との写真をあげるよ」
君は、じっと表情を変えずに、写真を見つめ、すぐに半分に折る。
「ブルーベリーから出てきたところだよ」
「誰が撮ったの?」
「プロに頼んだ。望遠だから、ちょっと目が粗いけど、よく撮れてるでしょう?」
「……」
初めての物証提示に、君は黙り込む。
「ブルーベリーで食事しながら、仕事の相談?」
「そうよ。仕事の相談していただけ…。それだけ…」
「ふ〜ん?ランチ食べて、仕事の相談して?2時14分に出てるよね?それから?」
「それから…。それだけよ」
「でも、その日、君が帰ってきたのは、夜8時前だよね?どこ行ってたの?」
「え…?どこって…。どこ行ったかしら?」
「所沢インターの方、向かったんじゃない?」
君は表情を変えないように意識してるが、顔がこわばってくる。
レストランを出た後の行き先まで知られていると、この時ハッキリわかったんだね?

「あぁ…、浦所街道…、走った…かな?」
「なんで?仕事の相談?」
「そう…」
「インターの近く行って、どこ行ったの?」
「別に…。ただ車で走って、話していただけ…」
「6時間も?6時間、インターの周り、車で走って、仕事の相談していたの?」
「……」
「いかがわしいところに、入ったんじゃないの?」
「いかがわしい所って?」
「ラブホテル」
「そんな所、入ってない。本当に、仕事の相談していただけだから…」
矛盾だらけのことを自分で言ってるの、わかっていながら、もうどうしようもないんだね?
予備の他の言い逃れの方法も、ちゃんと考えておけばいいのに…。

「その、仕事の相談していただけって、彼の入れ知恵かい?」
「そんな…、誰とも相談してない…」
「彼の案だとしたら、相当レベル低い浅知恵だな。それで誤魔化せるって思ったのかね?」
「……」
「今日、仕事終えてから、相談してきたんだ?」
「そんな時間ない…」
「でも、しょっちゅう平日の夕方、仕事終えてから会ってるよね?
東村山とか所沢とか小平とか…。彼が車で迎えに来てくれるんでしょう?」
「……」

今度は、夜の中央公園の駐車場で撮った写真を、妻に手渡す。
ふたり、車の中で笑いながら、明るくしゃべっている表情まで、ハッキリ映っている。
「真っ暗な車内なのに、よく撮れてるでしょう?」
君は、黙ったまま、A4判の印画紙を半分に折り、見えないようにする。

「みんな、妄想ではないよね?」
「……」
「この前は、単なる妄想で、事実じゃないと言い、今度は全部、仕事の相談かい?」
「……」
「僕も、随分、軽く見られたもんだね?あり得ないでしょう?」
君は、奥歯をかみしめながら、深くうつむく。

本当は、君たちがラブホテルのエントランスを並んで出てくる写真も持っている。
でも、それは裁判までとっておこうと思ってる。
レストランや車の中の無難な写真で、バレテルことをちゃんとわかってもらえればいい。
あくまでも、僕は君の口から話して欲しいんだ。

君は、嘘つきだ。
とんでもなく、嘘つきだ。
嘘をつかない、が君の信条だったのに。
もう、君は、君でなくなってしまったんだね。

第5弾は、君の沈黙で、終わった。
でも、もう、君自身、わかってるはずだ。
もう、逃げ道はないことを。
今度の第6弾は、ラブホテルの写真を見せてあげようかね?

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おおおおおおおお!!

リュウさんカッコいい♪

名探偵コナンみたい^^

追い詰めていく追い詰めていく・・・奥様の心情はいかに・・・

2011/4/26(火) 午前 10:22 えり

浮気して男とセックスをした女性は男性の様にすぐに態度や言い訳でバレてしまいますが、妄想とか仕事の相談とか言える図々しさが元々あるからだと思います。それは凹凸という形からか。子孫を宿すと言う本能的な部分からか。

2011/4/26(火) 午後 3:04 [ che*r6*69*00* ]

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リュウさん

もしかして、リアルタイムは一番大変な時ではないですか?

背信を働いたとはいえ、長年連れ添ったパートナー
憎悪だけで括れない、いろんな思いを持ってられるでしょう。
お察しいたします。

どのように選択されても、この時をくぐり抜けさえしたら、
リュウさんが、リュウさんらしく過ごせる日を取り戻せることが
きっと、くるはず。

その日のためにも、どうぞ無理や無茶をなさらないで
お身体を労わってくださいね。

2011/4/27(水) 午後 5:17 [ ]


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