□■□ひとり静かに思うこと□■□

六白金星、今年は最高の運気の年だとか?ほんまかいな?

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ケータイを買った。

少し、家の中での位置が変わった。
僕がリビングでケータイをいじっている時、妻は寝室にいる。
自分の視野に妻がいないのと、自分一人がすることもなく時間を持て余す事が無くなり、気分的にはとっても楽になった。

寝室に下りていた妻が上がってきて、僕がケータイをいじっているのを見て、ニコリと微笑んだ。

ケータイにはまるのが、自分だけじゃないと安心したのか?
多少なりともあった夫への後ろめたさが、解消したのか?
ケータイに不慣れな夫が、操作に四苦八苦してるように見えたのが、ほほえましかったのか?

実は、まったく、そんなことはないのだが…。
妻が、知らないだけで…。

妻にケータイを叩き壊されてからも、僕はケータイを持っていた。
約3年間、家の中には、まったく持ち込まなかったが。
車で帰宅すると、運転席の下に置いて隠していた。

妻が考えるような、いかがわしい関係の会話やメールがあったわけでは、決してない。
むしろ、ほとんど使う機会はなかったというのが、正直なところだ。
家にいるプライベートな時間に使えないのだから、当たり前だ。
日中の仕事中は、職場で貸与されているPHSを使っていたし。

それでも、ケータイを持ち続けたのは、自分の世界との接点を確保しておきたかったからだ。
僕にだって、友人がいて、仕事上で知り合った仲間もいる。
ケータイでかろうじてつながっている、知人関係は結構多い。
端末が破壊されても、契約は生きていたので、自分で新しい端末を買ったのだ。

妻は、夫の他者との関係を断ち切り、あらゆるコミュニケーションを断とうとした。
「愛する妻子のために」すべての時間を費やすことを、夫に求めた。
妻の監視下で、何も自由のなかった自分が悔しかった。
そんないびつな、縛り付ける関係は、何も生みはしないのに。

夫婦両者が、それぞれケータイを持つことが当たり前になって、少し家庭の雰囲気が変わった。

妻からすれば、少し罪悪感が減ったのかも知れない。
僕からすれば、少し自由になって、家の中で息ができるようになった。
夫婦が、それぞれ自由でいることって、大事なことなのだろう。





僕が今日一日着ていた、ボタンダウンのシャツは、妻が昨日アイロンをかけたものだった。
夜になって「アイロンかけたのわかった?」と妻は微笑んだ。

朝から、何か滑らかな感触だった。
出勤前から、自分の掌で表面を撫でてみては「アイロンもかけてないのに・・・」と不思議だった。
それが何かわからなかった。

「それでかぁ。いや、どうしたんだろうと思ってた。ありがとう」

僕は素直に感謝した。
感動もしていた。

なんてことだ。
妻が優しくなった。
恋をすると、女はこんなにも変わるのか。

男にしては色々家事をこなす自分だが、アイロンがけはしたことが殆ど無い。
面倒くさいことが、もちろんある。
まるで皺だらけのワイシャツは困るので、ここ10年ほどは、形態安定か形状記憶と表示されたものしか買わないようにしていた。

妻に衣類のアイロンがけをして貰ったのは、何年ぶりだろう?
少なくとも、ここ10年近くは無かったはずだ。
もともと、余りアイロンがけは習慣に無い妻だったが、結婚当初はやってくれていた。
「わざわざアイロンがけの必要なものなんか、着なければ良いのに」
それが妻の口癖だった。

僕の仕事が専門職と言うこともあり、ポロシャツの類を着るようになっていった。
どうしても必要なものは、クリーニング店に自分で持って行っていた。

僕にとっては、それが当たり前だった。
妻にとっては、それは当たり前ではなかった。

「無駄な金を使う」ことを妻に非難されたこともある。
これは二人の家庭の生活史の違いで、どうしようもなかったのかも知れない。





僕たち夫婦は、二人の価値観も大きく違っていた。

妻は、世間が狭く、遊びに一緒に行くような友人が、ほとんどいなかった。
僕は、顔がやたら広く、いろんなお誘いが常にあり、いつも断らざるを得なかった。

妻は、生きていくには、金が一番大事だと考えていた。
僕は、生きていくのに、金は必要最低限、あればいいと考えていた。

妻は、銀座とか出かけて、自分の好きなブランド品を買いたがった。
僕は、ブランドには無頓着だし、高い買い物は馬鹿らしいと思っていた。

妻は、老後は、横浜あたりの都会の街中のマンションで過ごすのが、夢だった。
僕は、老後は、信州あたりで山を見ながら、古い民家で住むのが、夢だった。

もとから、ふたりの生き方や志向性は、合うはずもなかったのかも知れない。
その意味では、妻の言うとおり「この結婚は失敗だった」のだろう。

生き方がちがう。
価値観がちがう。

本当は、そのちがいを共有できて、楽しめればいいのだが…。
勝ち負けにこだわり、同一化を求める妻に、僕はだんだん沈黙せざるを得なかった。

僕たち夫婦は、年々、お互いとの距離を感じながら暮らしていた。
息が詰まりそうな相手との関係に、我慢しながら生活していた。

とても、不健康な夫婦関係だ。
そして、それをお互いによくわかっている。

出口が見えない…?
出口は見えている?

閉じる コメント(2)

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ちょっとおもしろい記事をみつけましたよ^^

http://news.ameba.jp/20110630-251/

なかなか参考になる。

2011/7/1(金) 午後 11:54 [ MEME ]

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ランダム訪問。
つい、読んでしまいました。
あなたの家庭と私の家庭は全く逆。あなたの、気持ちが分かる。。。
びっくりしたな。
では、失礼しました。
文章、上手いですね。。。
また、寄らせていただきます。ポチ。

2011/7/23(土) 午前 4:22 [ ルミ ]


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