□■□ひとり静かに思うこと□■□

六白金星、今年は最高の運気の年だとか?ほんまかいな?

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昨夜0時過ぎのこと。

風呂に入る時になって自分のパジャマが寝室に置きっぱなしになってる事に気が付いた。
妻が寝室に下りてからだと、暗闇でケータイを操作している姿を見ることになる。
だから、だいたい妻が寝る前にパジャマは寝室から持ってきておいて置くようにしていた。
暗闇のおぞましい妻の顔は見たくない…。

もう40分も前に、妻は何も言わず寝室に下りて行っている。
もう寝てるかもしれない。
少し大げさにスリッパの音をたてながら、階段を下りて行った。

寝室は真っ暗だった。
いつも真っ先に目がいってしまう、ケータイの赤い充電ランプも無かった。

妻は、メールをしてたのだ。
夫が下りてくる物音で、いち早く布団の中にケータイを隠したのだろう。
そして何食わぬ顔で、寝たふりをしているのだ。

目の前で隠す仕草を、目の当たりにするよりは良い。
ただ、これでいつも妻が11時半頃には寝室に下りていった後、密やかな楽しみの時間を送っている事がはっきりした。

妻にとっては、とても大事な時間なのだろう。
夫に、決して介入されたくない時間。
家族の知らない、ひとりの女に戻れる時間。

僕がせいぜい1時半にならないと、寝室には下りて来ないことがはっきりしているから。
心ゆくまで、愛しい男へのおやすみメールが打てるのだろう。
夫の側がそれをわかっていて、わざと眠るのを遅らせていることを知りもしないで…。

ひとりぬるくなった風呂につかり、深夜のBSの映画を見ながら、ウイスキーを飲んだ。
するめをかじりながら、3時近くまで飲んだ。
勝手に一人で酔っぱらった。

寝室に下りると、ケータイの充電ランプが灯っていた。
僕は、寝息を立てる妻の横に、そっと身を横たえた。


(2004年11月23日)


【全50回、次回最終回】


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