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倉田百三の碑文

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 先頃、友人の車に乗せていただき、郷里の庄原市「上野公園」にドライブしてきた。
そこにある倉田百三の詩碑を見るのも目的の一つだった。


   森の沼  「倉田百三」

 ゆうぐれのほの暗き森は 
 そが敬虔なる胸にそと抱きて
 この小さき沼の静寂を守り 
 柔らかなる気息吹きかけて
 荒みんとするなべてのものを和らぐるに似たり

  ああ もの静かなる森の沼の 
 夕暮れにふるう睡蓮の花は
 汝の姿の気点くも淋しきは
 「生」を愛するうら若き哲学者の
 眸を凝らしてもの思えるにも譬えん

 藍色の水の面に銀色の跡を画して
 かいつむりの真一文字に泳ぐを見よ
 されど音を立てざるなり
 (ここの3句は公園の句碑に取り入れられている)

 この夕奇しき寂寥の情調に
 もの皆は首を垂れて白く愁う

 じめじめと湿地に生うる藻の花は
 そが香りもてわが魂をそそれば
 蒼白きは窪みし頬にさまよう
 ひたひたと汀を嘗むるさざ波に
 わが立つ影もおぼろとはなりぬ  

 この詩碑が立つ陸の一郭に山口誓子の句碑もある。

  「 昭和時代水銀灯の桜の園 」誓子

 この句は私たちが主宰した、近県俳句大会の時この池に
 ご案内した時に歌われた句です。(写真はその句碑)
  碑の筆跡はその時の先生のものです。
   先生は常に愛用の筆や墨を持参して俳句大会の賞品の短冊や
  色紙を書いておられました。懐かしい思い出です。
   この句を書かれたその時もあの筆で、いつものように
  筆先の乱れ毛を愛用の握りハサミで整えた後で書かれた
  ものと思います。

( ちなみに、百三の生家(明治二四年生まれ)は私の母の実家の道向かいにあり、
  明治二七年生まれの母とは幼馴染の仲だったと生前の母から聞いています。)


 

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お疲れ様でした。
あまり暑くならなくてよかったですね。

2012/6/4(月) 午前 9:33 移行後は何も書けない

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御蔭様で久しぶりに故郷の園を訪ねることができました。これで、も少し長生きができそうです。

2012/6/10(日) 午後 0:55 山笑


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