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星屑シネマ
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恐怖の岬(1962)


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「神経戦を仕掛けてきた」


面白かったです
マーティン・スコセッシ版「ケープ・フィアー」(1991)
より私は好きです
マジキチスマイルのデ・ニーロも怖かったですが
ロバ−ト・ミッチャムの気持ち悪さひとつで(褒めています)
ここまで不穏な雰囲気と恐怖感を出すのは凄い

「エルム街の悪夢」(1984)のフレディは
このミッチャムがモデルですね


音楽は多くのヒッチコック作品を手がけたバーナード・ハーマン
彼の音楽を聴いただけで
これから先、ものすごく悪いことが起きる予感(笑)


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8年の刑を終え、出所してきた
マックス・ケイディ(ロバ−ト・ミッチャム)は
裁判で自分に不利な評言をした弁護士
サム・ボーデン(グレゴリー・ペック)のことを逆恨みし
彼と彼の一家に付きまとうようになります

ケイディを何とか町から追い出そうと
警察署長(マーティン・バルサム)に相談するサム
しかし法律を犯していない以上、警察は何もできません
そこで腕利き探偵(頭髪のあるテリー・サヴァラス)を
雇うことにしましたが
ケイディのいやがらせには抵抗し切れません


誰から見てもケイディが犬を毒殺し、女性に暴行し
娘を脅えさせている事は明白

我慢しきれなくなったサムはチンピラ3人を雇い
ケイディを襲わせますが失敗
逆に弁護士資格剥奪の危機になります


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ミッチャムが本当にいやらしいですね
爬虫類のようなオーラを全身から発散させています
(褒めています×2)
そのうえ恐ろしく頭がいいからタチが悪い
(でも頑張ってお腹をひっこめて演技しているところはカワイイ)
グレゴリー・ペックも悪くはないですが、完全に負けています

そして娘のナンシー役のロリ・マーティン
15ということですが、背が低いのですね
ホットパンツや水着という衣装もあって
ロリータ的な魅力でいいです

そんな美人の奥さんと娘を犯すぞというような
圧力をかけてくるケイディ

しかしサムはそのことを逆手にとってケイディをおびき寄せ
正当防衛を装って暗殺しようと計画します
正義感溢れる弁護士だった男が、だんだんと悪党に同化していく


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ただクライマックスはちょっと強引でした
編集のせいでしょうか
岸辺の建物からナンシーがケイディに連れ出されますが
いつの間にかナンシーはいなくなり(笑)
サムの前にケイディが現われ激しい戦いになるのです

見つめあうサムとケイディは、そのあとどう決着をつけたのか
電話線を切られているのに、どうやって警察を呼んだのか
そもそもなぜ対決の場所にジャングルを選んだのか(笑)
ケイディじゃなくても、娘が野生動物に襲われたらどうする(笑)

しかし当時は映画で性犯罪を扱うのには
これがギリギリの表現だったのでしょう


とにかくミッチャムの変質者ぶりは満喫できる作品
サイコキラーの隠れた傑作だと思います


【解説】allcinemaより

妻ペギーと一人娘ナンシーの3人で幸せに暮らす弁護士サムの一家。だがある日、マックスという男が刑務所を出所してから、その状況が一変する。重い性的犯罪を犯して長い間服役していた彼は、こうなったのも裁判でのサムの証言のせいだとして恨みを募らせていたのだった。そして早速サムの住む町へ現われ、復讐を開始するマックス。サムは一家を守るため、あらゆる対抗手段を講じる。しかし、ことごとくマックスにかわされるのだった…。
 逆恨みから平和な弁護士一家を執拗につけねらう犯罪者の恐怖を描いた、J・D・マクドナルド原作のサスペンス・スリラー。次第に嫌がらせがエスカレートしていく中、意を決した弁護士が全面対決を迎えようと舞台を“岬”に移してからがクライマックスとなる。R・ミッチャムが適役とも思える犯罪者に扮し、強烈な個性を発揮。後年、マーティン・スコセッシ監督により「ケープ・フィアー」としてリメイク(驚くほどオリジナルに忠実)され、この旧作も脚光を浴びる形になった

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    1991年版はとても面白く鑑賞しました。
    こちらも負けず劣らずの出来のようですね。機会があれば見てみたいものです。

    [ あきりん ]

    2018/1/17(水) 午後 0:38

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    これは傑作ですね、、、ボクもスコセッシ版よりコチラの方が好きです、、、

    [ たっふぃー ]

    2018/1/17(水) 午後 0:54

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    ADsoさん、1991年版はバーナード・ハーマンの音楽もそのままですし、カメオ出演にはスコセッシ監督のリメイクするにあたっての敬意が感じられましたね

    ミッチャムはプロボクサーの経験があるんですか
    どうりで本当に強そうでした
    白黒の画面にミッチャムのたれ目がキラリン☆は本当に不気味でしたね

    ベベ

    2018/1/17(水) 午後 1:06

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    あきりんさん、今ならamazonプライムビデオで無料で見れますよ( ´艸`)
    古い映画なのであからさまな表現やシーンはありませんが十分怖いです
    十分ぜひぜひ〜

    ベベ

    2018/1/17(水) 午後 1:08

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    たっふぃーさん、スコセッシ版も面白かったですがデ・ニーロが4WDの下にしがみついたりはやりすぎでした(笑)
    こちらはやはり「神経戦」というのが面白かったですね

    ベベ

    2018/1/17(水) 午後 1:10

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    ロバート・ミッチャムが、普段とがらりと変わっての変質者役が不気味で印象的でした。

    TBさせてください。

    fpd

    2018/1/17(水) 午後 1:20

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    イヤ〜、、これは全然隠れてない秀作ですよ〜、、(´▽`)。ロバート・デ・ニーロもおっかないと言うか不気味でニック・ノルティはすっかり怖気ずいちゃいますが、、こっちのロバート・ミッチャムは怖かった。

    guch63

    2018/1/17(水) 午後 1:47

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    ”恐怖”シリーズで今度は是非”恐怖の報酬”を、、オリジナルはイブ・モンタンで53年、リメイクは77年でロイ・シャイダーです、。

    guch63

    2018/1/17(水) 午後 1:50

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    fpdさん、私もカッコイイ役のミッチャムしか知らなくて( ´艸`)
    でも変質者のほうがもっとヨカッタです(笑)
    ミッチャムの人格を疑うくらい上手すぎました(*'▽')

    トラバありがとうございます♪

    ベベ

    2018/1/17(水) 午後 8:23

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    guchさん、スコセッシ版のほうが細かい部分まで丁寧に描かれていますが、サイコ野郎はミッチャムのほうが現実的ですね
    デ・ニーロもヨカッタですが、狂人で強靭すぎました( ´艸`)

    トラバありがとうございます♪

    ベベ

    2018/1/17(水) 午後 8:28

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    guchさん、「恐怖の報酬」=ニトログリセリン♡
    見ていますよお
    皮肉なラストはフランス映画が最高ですね!

    でもリメイク版があるとは知りませんでした
    ロイ・シャイダーにも興味あります♡

    ベベ

    2018/1/17(水) 午後 8:37

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    こんばんは。
    リメイク版は未見ですが、オリジナルは観ました。トラウマになりそうな
    いい映画でした。なんといってもミッチャムの怖さが凄かったです。
    「狩人の夜」と並んで一級品だと思いました。もしかしたら実像かもね・・。

    [ hisa24 ]

    2018/1/17(水) 午後 9:55

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    リメイクしか知らんです
    デニーロの刺青は クドクテ
    こけおどしというか 逆効果だったかも
    娘役 一時出てたけど 今見ないなあ
    神経的にゾクッと来るというより
    設定は単にアクションの前振りですかね

    [ フミ(オッサン) ]

    2018/1/18(木) 午前 7:00

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    hisaさん、「狩人の夜」は知らない作品でしたが、さらにミッチャムのサイコぶりを味われる作品のようですね

    ミッチャムの実像なのか(それはまいと思います)、演技なのか

    スリーピングアイの虜です(笑)

    ベベ

    2018/1/18(木) 午後 9:01

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    フミさん、そういえばリメイク版のジュリエット・ルイスは当時話題になったような気がしますが今では見ませんね

    デ・ニーロは確かにくどかったですね(笑)
    アカデミー賞ノミネートされるも、席はそれが理由だったかも

    ベベ

    2018/1/18(木) 午後 9:08

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    > hisa24さん
    おお「狩人の夜」❗ 以前 名シーン特集で
    幼い子供二人が乗った小舟が
    絶妙に 絶妙に
    悪人の手から逃れるシーンが紹介されてましたが
    コレのようです
    今見てもハラハラするんでないかな?

    演出が凝った作品のようで
    一度通しで観てみたい映画です

    [ フミ(オッサン) ]

    2018/1/18(木) 午後 9:42

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    一つ言える事
    「G・ペックより、R・ミッチャムが演技の引き出し多い」

    善人ペックは鉤十字メンゲレ博士を演じても、善人が勝ったに対し
    1人の奥さんと1940〜1997年、つまり、旦那が死ぬまで初婚守ったミッチャム
    ペックですら×1なのに、ハリウッドでは珍し過ぎる善人が
    善悪両方を演じ分けられるんですからね

    ちなみに
    ジュリエット・ルイスは現在、パンクバンド活動中ですわ
    昔はそれなりに可愛かったのが、恐怖の岬ならぬ未来を迎えたようで〜

    mathichen

    2018/1/20(土) 午後 9:48

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    mathichenちゃん、「グレゴリー・ペックより、ミッチャムが演技の引き出し多い」

    確かにペックは「アラバマ物語」の以外は(評論家から)大根と呼ばれていたとか
    でも、ジェームズ・ステュアートは、アメリカの大衆人向けするタイプですよね

    ジュリエット・ルイスが、パンクバンド?
    ええ!今はそうなの
    ジェネレーションギャップを感じるわ(爆)

    ベベ

    2018/1/21(日) 午前 0:13

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    これはレビューを読んでも、映画の写真を見ても怖い映画ですね。
    心理的に追い詰められると、弁護士といえども、犯罪もやりかねない…むしろそれが罠にかけられているような…
    グレゴリー・ペックは良い役の印象しかありません。(^_^;)

    mimi

    2018/1/22(月) 午前 0:54

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    mimiちゃん、グレゴリー・ペックといったら、まず最初に思い浮かべるのが「ローマの休日」ですものね
    この作品でも真面目な弁護士でぴったりな役柄なんですけれど、だんだんとミッチャムに追い詰められていきます
    ミッチャムがだんだん爬虫類の顔に見えてきますよ(笑)

    ベベ

    2018/1/24(水) 午後 1:19

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