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イギリス王室ものなので(笑) 間違いなく何かしら誰かしら アカデミー賞は受賞する(はず)の作品 時は1708年 跡継ぎがいなかったスペインを、血縁のフランス王が継承しようとしたのを イギリスが阻止しようとフランスと戦った「スペイン継承戦争」 その戦争まっただ中の王室に、没落して売られた貴族の娘 アビゲイルが女中としてやってきます 馬糞だらけの泥に顔から突き落とされたり 厨房ではシンデレラのように虐められ 床掃除用の灰汁(苛性ソーダ)で 手の皮が溶けてしまうアビゲイル しかし彼女は野心のある娘なんですね 治療のために薬草で作った軟膏を 痛風のアン女王陛下の腫れた脚に塗り 女王の側近になることに成功します 介護関係のお仕事をしていたり 身内に要介護のいる方なら想像つきやすいと思うのですが 女王陛下は要介護4のレベル まともに歩くことも出来ないし 寝室に17匹(流産や死産や生まれても早くに死んでしまった子の数)の うさぎを飼っていて、部屋はうさぎの毛や糞だらけ 側近に戦争中なので贅沢はできないと言われても 「戦争中なの?」という始末 一応議会のようなものもあって フランスと戦争を続けたい、税金を上げたい派と 戦争を終わらせたい、税金をあげない派に別れているのですが どちらを支持したらいいかも決められない そこで女王陛下のブレーンとなって操るのが サラ・チャーチル公爵夫人(チャーチル首相の祖先) いうなれば介護士のトップで、優秀なケアマネージャーといった存在 介護が必要でも、まだそれほどのお年じゃない女王陛下の 「快楽」のお世話や「プレイ」をしてさしあげます そうして議会での発言権を持っているのです 女王陛下とサラのレズビアンの関係を知ったアビゲイルは そのことを利用し、自分も寵愛を得るために女王陛下を誘惑します 娼館で梅毒の兵士の餌食になるくらいなら 恩も信頼もあるものか 王室でのし上がっていこうと企み ついにはサラを失脚させることに成功するのです これはコメディ映画なのですね といっても笑えるものではなく 「皮肉」っているというか、「ばか」にしているのです あっちは汚物、こっちは下ネタ 庶民が死のうが、暴動おこそうが、知ったことじゃない 政治家なんてこんなもの 実際にアン女王を演じたオリヴィア・コールマンは 「自分をトランプだと思って演じました」とコメントしたそうです
身内ばかりを味方につけて、身内の言うことだけを聞く それはトランプに限らずどこかの国の総理も同じ
お友達だけを大切にする「総理のお気に入り」政権
そんな政治を風刺しているのです
もしこのグロテスクな映画がアカデミー作品賞を受賞したら 監督にとっては「王室ものが受賞する」という形式さえ
ブラックユーモアになるのではないでしょうか (笑)
【解説】シネマトウディより
『ロブスター』などのヨルゴス・ランティモスが監督を務めた、18世紀初頭のイングランドを舞台にした宮廷ドラマ。病気がちな女王と幼なじみ、新入りの召使いの思惑が絡み合う。ドラマ「ナイト・マネジャー」などのオリヴィア・コールマンが主演を務める。共演は『ナイロビの蜂』などのレイチェル・ワイズ、『ラ・ラ・ランド』などのエマ・ストーン、『X-MEN』シリーズなどのニコラス・ホルトら。 18世紀初頭のイングランドの人々は、パイナップルを食べることとアヒルレースに夢中になっていた。体の弱いアン女王(オリヴィア・コールマン)の身の回りの世話をする幼なじみのレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)が、権力を掌握していた。ある日、宮中に新入りの召使いアビゲイル(エマ・ストーン)がやって来る。 |

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ご覧になられましたかぁ〜、かなりブラックですよね
でも、このエグさ、リアリティがありました!
2019/2/21(木) 午後 7:19
かなりエグそうな映画ですね〜ナイス(^o^)丿
王室ですからね〜絶対ドロドロしてますね怖いもの見たさで興味がわきました☆
[ ナッパ ]
2019/2/21(木) 午後 7:41
おぉ〜!アカデミー賞にいくつもノミネートされている作品ですね。
この地ではまだ上映未定です。
早く観たいわ♪
2019/2/21(木) 午後 9:21
アビゲイルの成り上がりと、三人の女優の争いが見ものでしたね。イギリス王朝は、未来の集落を予見させるようなお話にも見えました。
記事にしたらTBに伺います。
2019/2/22(金) 午前 6:48
そんな風刺が効きまくりの映画なんですね。昔の王室もコメディ、今の日本の国会も吉本新喜劇です。
[ mitsu13 ]
2019/2/22(金) 午前 9:47
ありゃ、そんなお話だったんですか?てっきりもっと本格派、王室物語だと思ってました、、、。対照的な作品をトラバでご紹介しましょう、、、
2019/2/22(金) 午前 11:21
米国の、ハリウッドの、英国コンプレックスが「英国もの」「英国王室もの」を作品賞に押し上げてきた例はアカデミー賞史上幾多もありますね、、、また今回も何かしら受賞するのは確実ですね、、、Ⓦ
[ たっふぃー ]
2019/2/23(土) 午後 4:31
じゃむまるちゃん、イギリス版「大奥」ブラックでしたね〜
靴がハイヒールになった歴史は、糞を踏んでしまうからだったそうですね、この映画を見て納得しました(笑)
2019/3/5(火) 午後 2:20
ナッパちゃん、女性のドロドロはどこも陰険でコワイです(笑)
この当時は男性の方がお化粧してお洒落だったのもわかりますよ(でもキモイメイクだけどw)
2019/3/5(火) 午後 2:22
ジーナちゃん、アカデミー賞は受賞してから「ホットな時期」に上映するのが配給会社の狙いらしいです
でも映画ファンとしてはアメリカと同時期に上映してほしいよね
2019/3/5(火) 午後 2:24
attsさん、女優賞のオリヴィア・コールマンより、レイチェル・ワイズのほうが年上なのにびっくりでした
レイチェル・ワイズの美魔女っぷりに驚き!(笑)
2019/3/5(火) 午後 2:26
guchさん、”Queen Victoria/至上の恋”は私も見ました、続編も公開されていたんですね
こちらのアン女王はかなりグロテスクですよ(笑)実際アン女王の晩年はかなり太っていたそうですね
2019/3/5(火) 午後 2:28
たっふぃーさん、確実に「英国王室もの」「ユダヤ人の迫害」「障碍者」ものは何かしら受賞しますね
そこにここ20年くらいで強い勢力で「LGBT」ものが参戦しましたね
2019/3/5(火) 午後 2:32
↑”靴がハイヒールになった歴史”に納得です(笑)。
ブラックユーモアの笑いがもっと欲しかったですね♪
TBお返しを。
2019/6/3(月) 午前 7:20
fpdさん、日本では早い時代からから”厠”が利用されていたようですが、ヨーロッパでは貴族社会でも垂れ流しだったみたいですね(現代でも日本のトイレ文化は発達してるけど)
日本人には理解できないコメディでしたね
トラバありがとうございます♪
2019/6/5(水) 午後 7:15