|
原題は「45years」 原作はデビット・コンスタンティンの「InAnother Country」 これはいままでにない、ある意味最強の夫婦映画 こんなにも熟年夫婦(特に妻)の心理描写を リアルで絶妙に描いた作品があったでしょうか でも、いい映画でした 結婚45周年のパーティーを土曜に控えている ジェフ(79歳)とケイト(70歳) 月曜日 スイスの警察からドイツ語の手紙が届きます それは50年以上前の1962年に山岳事故で亡くなった カチャの遺体が見つかったので確認しに来てほしいというものでした 思わず「僕のカチャ・・」と呟いてしまうジェフ 夫に元カノのひとりやふたりいて当然だろう 日本でいえば団塊の世代、やんちゃなこともしただろうし 遊んでいたとしてもあたりまえのこと 「出会う前」のことを気にしてもしょうがない だけどジェフの「僕のカチャ」の話は夕食時になっても ベッドに入っても止まらない(無神経すぎる) 火曜日 ジェフは早起きし、図書館へ行き地球温暖化の本を借りてきます そしてカチャが発見されたのは奇跡的な幸運だと語るのです 友人のリナとジョージ夫婦がやってきても上の空 それでも夜には、ダンスホールで初めて出会った時の話題になり ひさしぶりにダンスをします 気持ちが高揚したジェフは何年か それとも何十年ぶりにケイトをベッドに誘います ケイトはそれでカチャのことを忘れてくれたら、と思ったのでしょう 案の定、うまくいかなかったのですが(笑) ベッドを出ていったジェフはそのまま屋根裏部屋へ向かい カチャの写真を探し出して見ていたのです 水曜日 ジェフがジョージが企画した会社のOB会に出席したがらないと リナから聞いたケイト そしてこの日もジェフのカチャの話は続きます 「もし彼女が死んでなかったら、彼女と結婚した?」 木曜日 ジェフがOB会に出かけると、屋根裏部屋に入ってみるケイト スーツケースに入った、日記、押し花 そしてスライドを映写機に入れる そこに映っていたのは、妊娠しているカチャの姿でした それはカチャから「おまえの負け」を宣告されたようなもの しかし、この姿で険しいアルプスは登れない 出産したのか?子どもはどうなった? 金曜日 朝、起きるとジェフがいない こんなときの女の勘は、どんな占い師より当たる(笑) 町へ行き旅行代理店に飛び込む やはりジェフはスイス行きの問い合わせに来ていたのです ジェフを問い詰めるケイト 「行くわけないだろ」と答えるジェフ 実際、心臓バイパスの手術をしているジェフは 登山のできる身体ではないのです それでもスイスに行きたいことには間違いない 怒りの収まらないケイト ただ周囲の人に不和を知られたくない 明日の45周年パーティだけは成功させたいと願うのです 土曜日 ジェフはケイトのため早起きしてコーヒーを淹れ、朝ご飯を作る 結婚記念日のプレゼント パーティでも感動的なスピーチを用意していました 45年一緒に暮らして夫のことは誰より知っていると思っていた グズグズしていて、しまったものの場所を忘れる 人付き合いが嫌いで、ロマンチックでもない なのに、なんだこの流暢なスピーチは 長い間、自分はカチャの身代わりだったのだ 蘇った本物のカチャだけが、彼を立派な男にさせる むかつく、むかつく、むかつく そしてダンスタイム 曲はふたりの結婚式にも流したというプラターズの 「Smokegets in your eyes」(煙が目にしみる) 〜♪Yettoday my love has flown away〜♪(今日、愛は消え去った) ケイトもまさかこの年になって、こんなに恐ろしい 嫉妬心に襲われるとは思ってもみなかったでしょう でも45年間連れ添った夫と離婚するか?といえば 私はしないと思います 結婚生活に離婚の危機などいくらでもあるもの それを乗り越えてきて今があるのだから ただジェフはカチャの写真だのなんだのは 即刻燃やしたほうがいいですね(笑) いつまでも大切にとっておくと それだけ口を利いてくれない期間が長くなりますし これからの余生、思い出では生きていけないのです 【解説】allcinemaより
「愛の嵐」「スイミング・プール」のシャーロット・ランプリングと「長距離ランナーの孤独」「ドレッサー」のトム・コートネイの共演で贈る辛口の夫婦ドラマ。今は亡き夫のかつての恋人の存在が突然浮かび上がってきたことで、思いがけず心をかき乱される妻の葛藤と、亀裂が生まれた夫婦の愛の行方を繊細なタッチで描き出す。監督は、これが長編3作目のアンドリュー・ヘイ。 |

>
- エンターテインメント
>
- 映画
>
- 映画レビュー



この映画・・・夫がこれだけ本心を言ってしまえるというのは理性のタガが外れている・・・認知症初期という感じかな〜と思いました、しかし・・・リアルでした。
2019/8/11(日) 午後 7:11
45年の重みのある生活に、突如訪れる”さざなみ”に動揺が走るものの、熟年離婚はないでしょう。
TBさせてください。
2019/8/11(日) 午後 7:58
https://blogs.yahoo.co.jp/borussiamagdala/34040104.html
シャーロット・ランプリングの受賞数見たら
逃したアカデミー賞を受賞した、ルームのブリー・ラーソン貫禄負け?
2019/8/12(月) 午後 7:13
じゃむまるちゃん、認知症初期って(*´▽`*)怖い〜
80歳くらいになってから、こんないろんなボロが出てきたら困るわあ(私が 笑)
2019/8/12(月) 午後 8:49
fpdさん、さざなみが、最後には大嵐になって防波堤ぶっ壊しちゃいましたね( ´艸`)
しばらく口も利かないでしょうが離婚はないでしょう
トラバありがとうございます♪
2019/8/12(月) 午後 8:52
mathichenちゃん、ランプリングはオスカーはなんとノミネートさえこの作品が初めて!
ユダヤ人が影響力あるハリウッドでは、「愛の嵐」でナチ将校の愛人役やったのがいまだに影響してるんだと思うわ
2019/8/12(月) 午後 8:59
だいぶ前に見ましたけども、まあ、ゆっくりな映画ですが見ごたえがあった記憶があります。
如何にもヨーロッパっぽいなぁとは、思いましたね〜、こんな映画^^;
2019/8/13(火) 午前 2:17
今はもう存在しない人間への嫉妬,脳天気な夫への怒りといったことを表情と仕草で迫ってくるシャーロット・ランプリングの演技に魅せられた作品でした。
> 日本でいえば団塊の世代、やんちゃなこともしただろうし
遊んでいたとしてもあたりまえのこと
他の世代から見ると,団塊の世代はこのように見られているのですか…。(笑)
[ 飛行機雲 ]
2019/8/13(火) 午後 5:47
この映画は未見です。
大体のストーリーは知ってますが…。
確かに45年も連れ添って、今更別れることはしないですね。
でも、私ならそこまで嫉妬はしないです。
男は過去を引きずる生きものですから…。
2019/8/15(木) 午後 3:08
WANTEDさん、ヨーロッパぽいですよね、邦画やハリウッド映画ならハッピーエンドチャンチャン♪だけど、そうはならない
20年後とか30年後(ずいぶん先だなあ)に、もういちど見るといいと思います(*´▽`*)
見る映画と見る年代ってとても重要だとおもうから
2019/8/15(木) 午後 6:56
飛行機雲さん、全員とはいいませんけど(笑)
団塊の世代と言ったら学生運動、フリー〇ックス、ヒッピー、ビートルズ・・反撥とエネルギーに溢れていたイメージが強いです
そう思ってるのは私だけかもしれませんけど(*´▽`*)
2019/8/15(木) 午後 7:02
ジーナちゃん、なのよ、ヒロインも嫉妬しないと思っていたのに
この無神経夫がいつまでも昔の恋人のことを、僕らは、僕らは・・・ってしつこく言い続けるからついにキレちゃうのよ
でも、クギは刺しても離婚はしないよね(笑)
2019/8/15(木) 午後 7:07