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阪急電車の今津線にたまたま乗り合わせた人々の群像劇。
 
この作品、女性ならば結構共感してしまう内容ではないでしょうか。
出だしからイタイ女ばかり登場して、私好みの作品ではないと思ったのですが
途中から、見終わったあとから、だんだんと感動が湧いてきました。
「女」の世界で生き抜いていかなければならない「女」・・
 
私の知人などでも、美人で仕事ができて気が利いているのに
結婚しない、付き合ってもうまくいかない、ダメ男としか付き合わない
職場の上司との関係がうまくいかない・・
そういう女性います。
 
逆に何かとりえがあるようには見えないけれど
ただウネウネしているだけで
男性にモテる、上司から受けがいい、そういう女性もいます。
 
だけれど、強そうに見える女性のほうが実は心が弱くて
か弱く守ってあげたくなる女性のほうが
実はしたたかであるということを、女同士は見抜きます。
 
「討ち入りは成功したの?」
 
婚約者を後輩に寝取られた女性。
恋人からDVを受けている女子大生。
同級生にいじめられている小学生の女の子。
 
そんな不器用で、誰にも相談できない性格で、孤独に泣いていた女性たちが
小さな出会いをきっかけに
少しづつ立ち直って、元気を取り戻していく・・
 
「泣くのはいい。でも、自分の意思で涙を止められる女になりなさい」
 
一番素敵だったのは、軍オタの大学生カップルのエピソード。
お互いちょっと変わっていて、回りの友人からは浮いた存在。
そんなふたりが出会って恋をして・・・もう胸がキュンキュン。笑
 
恋人に暴力を振るう男性から「携帯出して!」と取り上げた友人が
携帯電話を真っ二つに折ってコップの水の中に突っ込むシーンもヨカッタ。
 
「絶対に幸せになるわよ!私は」
 
たとえ不器用でも、世渡りがへたでも
涙の数だけ、苦労の数だけ、もっともっと幸せを掴んでもらいたい。
すべての女性にそんなエールを送る物語なのだと思います。
 
 


 
 
【解説】allcinemaより
片道わずか15分の関西ローカル線“阪急電車”を舞台に、そこに乗り合わせた人々の悲喜こもごもの人間模様を心温まるタッチで綴った有川浩のベストセラー連作短編集を、中谷美紀、戸田恵梨香はじめ豪華キャストで映画化したハートフル群像劇。監督は数々のTVドラマを手掛け、本作で映画デビューとなる三宅喜重。
 宝塚から西宮北口までを約15分でつなぐレトロな雰囲気の阪急今津線。そこには、様々な事情を抱えた男女が、束の間乗り合わせていた──。純白のドレスに身を包んだOL翔子。彼女は、婚約者を後輩に寝取られてしまい…。かわいい孫を連れた老婦人の時江は、息子夫婦との関係に悩む日々…。彼氏のDVに悩む女子大生のミサ。ふとしたことから車内で口論となり…。庶民的な主婦、康江は、肌の合わないPTAの奥様グループの誘いを断ることができず…。地方出身の大学生の権田原美帆と小坂圭一は、おしゃれな大学に馴染めず…。年上の会社員と付き合う女子高生の悦子。大学受験を控え、成績が思うように上がらず…。
 
 

しあわせのパン(2011)

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ファンタジックです。
まるで絵本のページをめくっていくようでした。
そうです、大人の観る「アンパンマン」。
 
「アンパンマン」ではパン工場でジャムおじさんの作った美味しいパンを
お腹が空いたり、泣いている子どもにあげ、元気と笑顔を与えます。
 
この作品ではパンカフェ「マーニ」を営んでいる、りえさんと水縞くん夫婦が
焼きたてのパンと淹れたてのコーヒーで、孤独な人々を癒していくのです。
 
もし死にたいほど絶望した時に
目の前に見たこともないような美味しそうな食べ物が出されたら
「死ぬのは食べてからにしよう・・」と、思うかもしれません。
明日もご馳走が出ると知ったら、「明日も食べてからにしよう」と。笑
食べることは生きること。
 
美味しい食事は人を幸せにします。
そして食べてくれる人に幸せになってほしいから
美味しい食事を作ります。
 
木のぬくもりが伝わるカフェに、インテリアや雑貨のひとつひとつが素敵でした。
ナチュラル系のリネンやガーゼの洋服を身に着けた原田知世さんが
チャーミングでこの作品にぴったりでしたね。
(こんな大泉洋さんは初めて見ましたが。笑)
 
好きな人と、好きな場所で、好きなものに囲まれて、好きなことしたい。
好きな人と分かち合いたい。
そんな夢物語でしょう。
 
幸せや思いやりは目に見えないし、形もありません。
そのかわり、いくら分け与えても減らないのです。
自分の心の中で生み出せるものなのだから。
 
 


 
 
【解説】allcinemaより
北海道出身の大泉洋を主演に迎え、北海道を舞台に贈るハートウォーミング・ストーリー。洞爺湖のほとりで小さなパンカフェを営む一組の夫婦と、そこを訪れる人々の心温まる人生模様が、四季折々の美しい風景とともに綴られてゆく。共演に「となり町戦争」の原田知世。監督は「刺青 匂ひ月のごとく」の三島有紀子。東京から洞爺湖のほとりの月浦に移り住み、パンカフェ“マーニ”を開店した夫婦、水縞尚とりえ。夫がパンを焼き、妻がそれに合うコーヒーを淹れ、料理をつくる。そんな小さなお店を、少しだけ悩みを抱えたいろいろなお客たちがやって来る。そしていつしか、心に小さなしあわせをみつけて帰ってゆくのだった。
 

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天国からのエール(2011)

 
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良い話でした、実話なんですね。
 
「自分でおかしいと思ったことに行動して、なにがおかしい?」
 
高校生がバント活動をする場所がないことを知り
自分の家の敷地に無償のスタジオを作った
お弁当屋さんを営んでいる男性「ニイニイ」。
 
挨拶をする、学校の勉強をする、ルールを守る、・・
そんな、あたり前のことをあたり前にすることを
鬱々としている現代の若者達に伝えることは意外と難しいものです。
 
私自身お節介なタイプではありませんし
どちらかといえばお節介な人ってあまり得意ではありません。
 
しかし「ニイニイ」のお節介の良いところは
最後まで徹底した自己責任でお節介をしたことです。
借金をしても、ご飯を食べさせても、夢を目指す若者のため頭を他人に下げても
決して見返りを求めることはありません。
事故で亡くなった友人の夢、若者達の夢をかなえることが自分の夢なのです。
・・・その強い信念。
 
作品としては、音楽をうまい具合にふんだんに使ったり
沖縄の美しい風景が背景にあったら、もっと良かったなと思います。
 
だけれどやはりウルルンきますね。
ラストにヒロインが泣きながら歌うシーンは感動で涙が出ました。
 
喧嘩したり、協力しあったり、音楽を通じて育む友情。
手づかみで食べる美味しそうな唐揚げやおにぎり。
バイトや勉強・・
二度と戻れない青春の1ページを開くようです。
 
秀作とはいえないけれど、ほんのり心の温まる作品でしょう。
 

 
【解説】allcinemaより
 沖縄の本部町で小さな弁当屋を営む傍ら、音楽スタジオ“あじさい音楽村”をつくり、2005年に病で倒れるまで、バンド活動をする高校生に無料で提供して応援し続けた仲宗根陽氏の感動の実話を映画化したヒューマン・ドラマ。主演は「チーム・バチスタの栄光」の阿部寛、共演にミムラ、桜庭ななみ。監督は、これが劇場用映画デビューの熊澤誓人。
 沖縄で小さな弁当屋を営む大城陽は、弁当を買いに来る高校生たちが、バンドの練習をする場所がなくて困っていると知り、弁当屋のガレージをスタジオにすることを決意する。そして借金までしてスタジオを手作りし、無料で高校生に開放した陽。集まった高校生たちには、挨拶など人としての大切なことを真剣に指導していく。高校生たちも陽のことを“ニイニイ”と呼んで慕い、練習に励んでいた。ところが、そんな陽の体を突然の病魔が襲う。
 

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ディア・ドクター(2009)

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あなたは私を愛していたから助けようとしたんですか?

 
なにかから逃げて過疎地の無医村にやってきた
間違いなく悪徳なニセ医師の伊野。
 
もしかしたら、看護師も村人も彼がニセ医者だと知っていたかも知れません。
怪しい・・・そう思っていたでしょう。
 
それでも、いないよりいたほうがマシなのです。
話しを聞いてくれる、薬をもらえる、大きな病院に紹介状も書いてもらえます。
診療所の待合室はいつも人でいっぱいでした。
 
伊野は医師としての強い使命感をもっていたわけではありません。
最初はただ簡単に金儲けをするのが目的だったのでしょう。
 
患者との約束を守りぬくこともできない
嘘をつき通す信念もない
責任の重さにも耐えられない
ただ逃げてばかりの嘘つきでダメな男・・
 
しかし村人はいたらないニセ医者に優しかった、家族のように接してくれた。
ついつい長く村に滞在してしまった。
しかしついに嘘を隠し通せなくなる日がやってきます。
 
「あのニセモノが帰ってきたら、
俺たちがニセモノだと言って追い出されるかもしれないなあ」
 
宝石も、ブランド物も、高級食材も、そして人間も
私たちはどこで本物とニセモノを見分けたらいいのでしょう。
 
たとえニセモノでも何かの役に立てば、誰かを幸せにできれば
その中には、何かの本物が含まれているのかもしれませんね。
 
八千草薫さんがいくつになっても可愛いです、マドンナぶりを発揮しています。
井川遥さんはCMや雑誌のモデルでもたくさん活躍していますが
映画がやっぱりいいですね、素敵でした。
 
多くの方が指摘されてるとおり、手塚治虫氏の「ブラック・ジャック」のなかの
「古和医院」という作品とエピソードがとてもよく似ています。
この作品も、漫画のように、老いたニセ医者が医者になるために
医学部に入学するシーンで終わるラストのほうがもっと素敵だったでしょう。
 
・・それだと「ブラックジャック」と同じ話になってしまいますが。
(原作・手塚治虫でいいじゃん。笑)
 

 
【解説】allcinemaより
 「ゆれる」の西川美和監督が人気落語家の笑福亭鶴瓶を主演に迎え、過疎の進む小さな村で住民から信頼され慕われていた一人の医師を巡って巻き起こる騒動を描いた異色のヒューマン・ストーリー。共演は瑛太、余貴美子、八千草薫。
 山あいの小さな村。数年前、長らく無医村だったこの地に着任して以来、村人から絶大な信頼を寄せられている医師、伊野治。そんな彼のもとに、東京の医大を卒業した青年・相馬が研修医としてやって来る。最初はへき地の厳しい現実に戸惑い、困惑する相馬だったが、村の人々に親身になって献身的に接する伊野の姿に次第に共感を覚え、日々の生活にも充実感を抱き始めていく。そんなある日、一人暮らしの未亡人かづ子を診療することになった伊野。病気のことを都会で医師をしている娘に知られたくないからと、かづ子から一緒に嘘をついてほしいと頼まれる。しかし、それを引き受けたばかりに、伊野は次第に追い込まれていくことになり…。
 

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大変なことや忙しい時って、なぜか続きますよね。
 
ある家庭での、結婚式にお葬式、夫の浮気に出産
リストラに転職が同時に起こる・・
この作品も、そんなドタバタ劇でした。
 
初めて結婚式の仲人をすることになった夫婦。
なのに自分の娘は夫に浮気され、離婚すると出戻ってきてしまいました。
そのうえ結婚式の日の朝に、おじいちゃんが急死してしまいます。
慌しく結婚式に行き、慌しく葬儀の準備をします。
 
こんなふうにサラリーマンであれば、たとえ身内に不幸があったとしても、
断れないでしょうね・・仲人。
 
そんな忙しいときほど、落ち着いて冷静に対処しなければならないのに
家族皆がテンぱってしまい、感情むき出し。
どこの家庭も実際そうなってしまうでしょう、だから葬儀屋が儲かるのです
・・たぶん。笑
 
結婚式や葬儀を経験したことのある人なら、誰でも共感できる作品でしょう。
ただ、ラストの熟年夫婦のキスシーンはなかったほうがよかったですね。
もっと、心の繫がり的な終わり方にして欲しかったと思います。
 

 
【あらすじ】MovieWalkerより
初めての仲人を明日に控えた田中和夫は、一世一代の晴れ舞台に心に残るようなスピーチをしたいと、そのことで頭が一杯だった。ところが、そんな彼の思いと裏腹に、次女の瞳は恋人の宮本とグアム旅行の計画をこっそり練っており、身重の長女・玲子は夫・貴行の浮気問題で家出してくるなど、家庭内には問題が多発していた。さらに結婚式の当日の朝、和夫の父・源三郎が急死する。旧友のたっての願いで引き受けた仲人を断れない和夫は、父の亡きがらを妹の和枝と娘たちに任せて式に出席する。あたふたと結婚式を済ませて家に帰ってくると、玲子夫婦はまだ喧嘩を続けており、瞳は宮本からの電話で夜中に出て行ってしまって、和夫の気持ちはちっとも落ち着かなかった。しかも、リストラで不利な転職を余儀なくされていることが妻の佳菜子にバレてしまう。その夜遅く、和夫は死んだ父が家族に内緒で大雪山への登山を計画していたことを知った。父の手紙には、母と初めて会った山小屋へもう一度行って、そこに母の写真を置いてきたいという願いが綴られていた。和夫は父と母の知られざる過去に感動する。翌日、告別式の途中で玲子が予定より早く産気づくなどハプニングはさらに続いたが、無事に源三郎の遺体は荼毘に付され、玲子も男児を出産して夫婦仲を取り戻し、瞳も宮本とヨリを戻してグアム旅行に行くことになった。和夫は父の果たせなかった夢を代わりにかなえるため、大雪山へ出かけることを決心する。父と母が出会った山小屋を訪ねた和夫は、そこでふたりが残した落書きを見つけた。感極まった和夫と佳菜子は長く熱いキスを交わした。
 
 

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