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星屑シネマ
星の数ほどある、映画や本の話など。

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ペコロスとは主人公のあだ名のこと
自分の禿げた頭をミニ玉ねぎに例えているようです
(玉ねぎというよりスイカだったけど 笑)

老人性認知症
これは、自分がある程度の年齢になって
老いた親がいれば、誰もが考えさせられるテーマですよね

私の母も認知症まではいきませんが
やはり年齢とともに物忘れは多くなってきて
同じ話を何度もします
人の話は聞かず、自分の思ったことしかやらない
もしこの作品の赤木春恵おばあちゃんのようになったらどうしよう
心配でたまりません

ごはんを食べさせ、おむつを替え、お風呂に入れる
泣いて、暴れて、出かければ迷子になる
介護って赤ちゃんの面倒のよう
でも、赤ちゃんのように小さくはないし、チカラも強い

家族の顔も忘れてしまい、今さっきのことも忘れてしまい
遠い昔の思い出の中で生きるようになる
甦った死人と過ごす

でも、この作品の主人公、雄一はやさしい
母の苦労を見ながら育ったからでしょうか
こんな息子はそういないと思います

しかし、仕事はさぼり気味でエロ本を読みふけり
趣味の漫画に、音楽に没頭
女性からは愛想を尽かされるタイプかも知れません(笑)

赤木春恵さんが演技とは思えないほどリアル
森崎監督も見事に「昭和」を再現していたと思います
日本最高齢の監督作品にして遺作


実際には認知症患者の介護が
このようにファンタジックにいくものではないでしょうが
親をやさしく見守りたいと思う願いは伝わりました



【解説】allcinemaより 
長崎在住の漫画家・岡野雄一の同名エッセイ漫画を岩松了と赤木春恵の主演で映画化したハートフル・ドラマ。認知症の母とバツイチの息子の何気なくも心温まる日常を、ユーモアとペーソスを織り交ぜ、優しく綴る。共演は原田貴和子、加瀬亮、竹中直人。監督は「白い犬とワルツを」「ニワトリはハダシだ」の森崎東。
 離婚して子連れで長崎に戻ってきた売れない漫画家のゆういち。母のみつえは、夫に先立たれて以来、認知症が進行していた。そんな男やもめで認知症の母を世話するのは簡単なことではなかった。ケアマネージャーの勧めもあり、ゆういちは悩んだ末にみつえを介護施設へ預けることに。個性豊かな面々とグループホームで暮らし始めたみつえにせっせと会いに行くゆういち。一方、次第に若かりし過去の時代へと記憶を遡っていくみつえだったが…。
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良かったですね

「ある、ある」と思うところもあり
結構共感できました


私が中高生のころは、こういうブログのように
自分の意見や感想を伝えるものってありませんでした

それで仲間内で流行っていた?のが
雑誌や新聞の投稿コーナーに
自分の書いた記事やイラストを送るというもの

それが掲載され、読者にペンネームを知られてきたり
同級生たちに褒められたりすると、妙に錯覚してしまうわけですよ
「才能あるかも、プロになれるかも」なんて(若いなあ 笑)

今でも本気で取り組んでいるかどうかは知りませんが
私の友人でもフリーターをしながら
作家や漫画家を目指していた人たちがいます

その後、ボーイズ・ラブものでコミケに参加したり
進路を変え楽しんでいるように見えた友人もいましたが
今はどうなったのでしょうか


この作品のヒロイン、みち代にも同じ匂いを感じます
シナリオライターを目指す34歳

コンクールに何度落ちても、夢を諦めきれません
結婚も考えられません
彼女にあるのは、夢を追いかけること
コンクールに受賞するシナリオを描くことだけ

ただこれは、麻生久美子さんだからイタくはなかったですね
ダサい服を着ても可愛いし、華奢だし、真面目(笑)


一方のビックマウス、天童クンはよく言えば前向き
お調子者で、何もしていないくせに偉そうなことばかり
でも好きな女性に認められたいたい、本気になる時が来ます

ウザかっただけの天童クンの人柄のよさが
意外と才能があることが
だんだんとみち代にもわかってくる


だけれどこのヒロインのように、安易に恋愛や結婚
違う職業は考えられない不器用な人にとっては
学ぶ的ものが結構多いのではないかと思います

夢は叶うだけではないのです
夢を諦める勇気をもつこと

挫折は失敗ではなく、スタート
そんな、麻生久美子さんの潔さがいい

女性にとって、目指すものは違っても
見て損はない作品だと思います



【解説】allcinemaより
「純喫茶磯辺」「さんかく」の吉田恵輔監督が、脚本家を目指してシナリオスクールに通う対照的な男女を主人公に、いつまでも夢と現実の折り合いをつけられずにもがき続ける不器用な姿を厳しくも温かな眼差しで描くヒューマン・ラブコメディ。主演は「純喫茶磯辺」に続いての吉田作品登場となる麻生久美子と関ジャニ∞の安田章大。
 学生時代から脚本家を夢見て、ばしゃ馬のようにがんばり続けるも、一向に芽の出る気配のない馬淵みち代。彼女はある日、友人のマツモトキヨコを誘ってシナリオスクールへ通うことに。するとそこで、自信過剰でビッグマウスな自称・もうすぐ天才脚本家の年下男、天童義美と出会う。みごとに対照的な2人だったが、天童は馬淵のひたむきな姿に一目惚れしてしまう。対して馬淵は、自分で書いたこともないのに評論家気取りで偉そうなことばかり言う天童に怒りすら覚え、毛嫌いする。そんな2人はまるでソリが合わず、反発を繰り返すばかり。それでも徐々に距離が縮まっていく2人だったが…。

あなたへ(2012)

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「このみちや いくたりゆきし われはけふゆく」
                      種田山頭火




私は今まで、自分の結婚式も
七五三や、入学式などの子どものお祝いも
普通にしてきたタイプ

人によっては、そんな枠にはまった人生
面白くないという方もいるでしょうが
きっと面倒くさいんでしょうね
違うことをしたり、考えるのが

もし、自分や家族が死んだとき
葬式やお墓についても
一般的なものを選ぶことでしょう



「あなたへ」では妻に先立たれた元刑務官の男が
妻の故郷の長崎の海へ
妻の遺骨を散骨するため旅に出るというもの
それが彼女から残された遺言だったのです

夫婦は晩婚で子どもがいなかったのでしょう
いつか、故郷に帰りたいという思いもあったでしょうが
夫にお墓を残すという負担をさせたくなかったのかも知れません

しかし、遺灰を海に撒くことは簡単なことでなく
勝手にできる事ではなかったのです
舟をチャーターするのにも漁協からは反対され
乗せてくれる漁師はだれもいません

でも、旅を通じての出会いも運命
誰もが持っている何かしらの過去
人生は奇跡でなく、すべて繋がっているのです


「さようなら」という言葉は
美しいながらもなんて寂しいのでしょう
それは、まるで健さんから伝えられた
最後の言葉でもあるよう

これが遺作になってしまったのですね

富山から、飛騨高山、京都、竹田城、瀬戸内、下関、北九州市
そして長崎県平戸まで巡るロードムービー

日本の美しい風景に、健さんの背中が似合います



【解説】allcinemaより 
「鉄道員(ぽっぽや)」「ホタル」の高倉健が、本作で20本目となる降旗康男監督とのタッグで贈る感動のロード・ムービー。先立った妻の遺言に従い、北陸から妻の故郷・長崎へと旅立った主人公が、道中で様々な人々との一期一会を重ねる中で、亡き妻の知られざる想いと深い愛情に気づく姿を叙情豊かに綴る。共演に田中裕子。また主人公が旅先で出会う人々には、佐藤浩市、ビートたけし、余貴美子をはじめ豪華キャストが名を連ねる。
 北陸・富山の刑務所で指導技官を務める倉島英二のもとにある日、亡き妻・洋子からの絵手紙が届く。そこには、“故郷の海を訪れ、散骨してほしい”と記されていた。お互いに理解し合っていたと思っていた英二には、妻がなぜ生前に言わずに、このような形で伝えようとしたのかが分からない。英二はその真意を知るためにも、妻の願い通り彼女の故郷・長崎を目指すことに。本当ならば妻と旅行するために準備していた手製の改造キャンピングカーに乗り込み、いざ富山を後にする英二だったが

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わたし出すわ(2009)


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2015年にノーベル生理学・医学賞受賞の大村 智博士

自らが開発した医薬品の利益をもとに
教育への貢献や北里研究所の再建
私費による美術館の建設などなど
数々の貢献業績には驚かされます
本当に心から尊敬できる人物で言葉もありません

大村博士がオーナーだという
「武田乃郷 白山温泉」は美肌効果抜群だとか!
そのうえ、赤ちゃんから妊婦、ご年配まで
入浴を楽しめる低刺激性なのだそうです

博士は幼いころから
「人のためになることをしなさい」と祖母から言われ続け
自分が分かれ道に立った時はそれを基準に考えたそう

こんな偉大な方を、私の映画レビューに登場させるのは
失礼とは重々承知ではありますが(笑)

お金の使い方には
有効な使い道というものが
あるような気がします



この作品のヒロイン、マヤは株の投資などで
どうやら巨額の資産を持っているようです

引っ越し業者や、友人や母親にも
簡単に大金を渡してしまいます

なぜ、そうなったのか
その理由が明らかにされないので
しっくりはきません

もちろん、友人の夢をかなえてあげたいという気持ちも
助けたいと思うのも悪いことではないでしょう
だけれど、さすがに限度がある

これは、綺麗に描いているけれど
ギャンブルのような物語ですね

投資や、宝くじ、パチンコや競馬・・
儲かった人がいる分、賭けに負けた人もいる
欲や恨みも詰まっているお金
人生を狂わせる魔物が住んでいるようです


ひとこと感想は
「マヤみたいなトモダチいたらいいよね」
私は、いらないですけど(笑)



【解説】allcinemaより
 「間宮兄弟」「サウスバウンド」の森田芳光監督が「(ハル)」以来13年ぶりにオリジナル脚本を手掛けた“お金”の使い方がモチーフのヒューマン・ドラマ。東京から突然帰郷し、旧友たちの願いを叶えるため次々と躊躇なく大金を差し出すヒロインの金の出所やその真相の行方と、金を受け取った旧友それぞれの行く末を、お金を前にした人間の本質を浮き彫りにしながらリアルかつユーモラスに綴る。主演は「ラスト サムライ」の小雪。共演に「TANNKA 短歌」の黒谷友香、「パッチギ! LOVE&PEACE」の井坂俊哉。
 ある日、民家数軒の郵便受けにそれぞれ1キロの金塊が投げ込まれていたというニュースが流れる中、山吹摩耶が東京から故郷に帰ってくる。そして、新居の引っ越し作業を終えた業者に心付けを渡すと、その額の大きさに業者を驚かせるのだった。外出し、市電に乗る摩耶。その運転手は摩耶の高校時代の同級生、道上だった。彼はかつて、世界の路面電車めぐりをしたいという夢があった。そんな今では先立つものがない彼に、“そのお金、私が出してあげようか”と言う摩耶。すると後日、道上のもとへ摩耶から小包が届く。そこには、大金と世界の路面電車の資料が入っていた。同級生のひとり、魚住サキの夫が急死し、その通夜で同級生たちと久々に再会した摩耶。やがて道上の時と同じく、彼らの夢や希望を聞き出すと、次々に大金を差し出していくのだが…。

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毎日が夏休み(1994)

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コミックの映画化ということもあり
リアリティのある作品とは言えませんでしたが

人生の失敗はやり直しできる
発想を変えれば新しい道は開ける
そういう希望ある物語でした

出社拒否になってしまった(義理の)父親と
いじめで登校拒否になってしまった娘
父親は「行きたくなければ学校に行かなくてもいい」と
娘に勉強を教えるようになり
ふたりで「何でも屋」まで起業してしまいます



先日友人と買い物に行ったのですけれど
彼女のご主人が部下にパワハラ発言をしてしまい
その部下が会社を辞めてしまったという話を聞きました

懲戒免職にはならなかったけれど
そのことで減給等、重い処分が下されたそうなのです

ふたりのお子さんを私立の学校に通わせているため
家計はすぐに苦しいものになったと言います

私は答えました
「悩んでる暇があったら働いてみたら?
 今まで専業主婦でいれたことを
 ご主人に感謝しなきゃいけないんだよ」



人から見たら裕福で順調に見える家庭でも
何が起こるかわからない
今やリストラや会社の倒産だって
絶対ないとは言い切れない

この作品でも、エリートの夫と有名校に通う娘
理想の家庭だと思っていた母親だけが
ショックで崩壊寸前になってしまいます

しかし父親と娘は
今までの渇いていた関係から、向き合うようになり
お互いが誰よりの理解者となっていくのです
会社だけが、学校だけが、全てではなかった

これはホームドラマなファンタジー

どんな困難にぶつかっても
何度でも這い上がっていく
現代人にはそういう粘り強さが必要なのかも知れませんね



【解説】allcinemaより
大島弓子の同名コミックを「卒業旅行 ニホンから来ました」の金子修介監督が映画化したホーム・コメディ。父、母ともに再婚同士という家庭にすむ女子中学生スギナは、学校でのいじめにより登校拒否に。一方、エリート・サラリーマンの義父も出社拒否に陥っていた。母の心配をよそに、娘の教育に目覚めた義父は娘との時間を作るために“何でも屋・林海寺社”を開業するのだが……。13歳のスギナ役はこれが映画デビューとなる佐伯日菜子が好演。

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