ここから本文です
星屑シネマ
星の数ほどある、映画や本の話など。

書庫アジア映画

記事検索
検索

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 次のページ ]

イメージ 1

原題は「국제시장(ククチェシジャン)」(国際市場)

韓国では1,410万人を超す観客動員を記録したという大ヒット作品


激動の時代の苦難をコメディタッチで乗り越えながら

ところどころに現代史の有名人を配置するというアプローチは

「フォレスト・ガンプ/一期一会」(1994)を彷彿させる

後味のいい作品


イメージ 2

朝鮮戦争で避難するとき、はぐれてしまった

妹マクスンを探しに行った父は

ドクス(ファン・ジョンミン)に、国際市場にある叔母の店

「コップンの店」で落ち合おうと約束します


プサンに実際にある国際市場は、朝鮮戦争の避難民が開いた

闇市がきっかけだということ


イメージ 3

「コップンの店」に身を寄せていたドクスは

1953年停戦分断で故郷に帰れないことを知り、長男=家長として

優秀な弟の学費を稼ぐために、西ドイツの炭鉱に

親友のダルグ(オ・ダルス)と共に出稼ぎに行きます

60年代前半、西ドイツでは世界中から炭鉱夫をかきあつめていたのです


そこで看護学生(といっても死体を洗ったり、汚物の処理が仕事)の

ヨンジャ(キム・ユンジン)に一目ぼれ


イメージ 4

コメディリリーフは親友のダルクで(笑)

怖〜い看護師長にまさかの手籠めにされたり

何かとドクスの巻き添えになってしまうお人好し


炭鉱事故でヨンジャの本当の愛を知り

1966年に帰国したドクスはヨンジャと結婚します


イメージ 5

海洋大学に合格し、自分の夢を叶えようとしたその矢先

叔母が亡くなり、叔父はコップンの店を売ろうとしていました

コップンの店」は父との待ち合わせ場所

ドクスは、進学を諦めコップンの店を買い取ります


1974年には妹の結婚資金を稼ぐためベトナム戦争へと向かい

ゲリラ戦が繰り広げられる戦場をどうにか生き抜きます


イメージ 6

思えば自己犠牲ばかりの半生

それでも彼は

「つらい時代に生まれ、この苦しみを味わったのが僕たちで本当によかった

 こんな悲しみを辛さを痛みを子供たちが背負うと思うと耐えられない」

と、ヨンジャに手紙を書くのです


イメージ 7

1983年、ドクスはテレビ局主催の朝鮮戦争離散家族を

捜索する番組を知り、妹マクスンの袖の切れ端を手に出演


日本でも私が子どもの頃、こういう番組がありました

行方不明になった人の家族や、中国残留孤児が

テレビや(そういう番組には必ず徳光和夫さんがいるイメージ)

新聞の広告で情報を集めるのです


ドクスは父とマクスンに呼びかけ、ついにアメリカに在住していた

妹との再会を果たします

その翌年、母が亡くなりました


イメージ 8

そして現代、母の法事で父親の幻と抱き合うシーンには

グッときます

ただひたすら、がむしゃらに走ってきた

やっと休憩できた時、こんな老人になっていた


翌朝、ドクスはヨンジャに「船長になるのが夢だった」と

はじめて打ち明けました

するとヨンジャは、私の夢は「素敵な人と結婚すること」と答え

そっと夫の手を握りました


いいなあ・・と思いつつ

老けメイクがバラエティ番組並みに中途半端なのが残念(笑)


イメージ 9

今や日韓のあらゆる問題は、一日に何度もニュースで流れるほど

だけどこの作品が、政治や報道が煽るのではない

韓国の庶民の姿そのもので、家族の肖像であるならば

両国にはまだまだ修復の可能性があると信じたい


いつも犠牲になるのは末端にいる庶民

だけど主人公同様、辛い時代を子どもたち世代に残したくないと

私も思うから




【解説】allcinemaより

TSUNAMI-ツナミ-」のユン・ジェギュン監督が激動の時代を生き抜いたある家族の物語を描き、韓国国内で歴代2位の観客動員を記録した大河ドラマ。主演は「新しき世界」のファン・ジョンミン、共演にキム・ユンジン、オ・ダルス、ユンホ。朝鮮戦争の際、興南撤収作戦の混乱の中で父と妹と離ればなれとなってしまった少年ドクス。母と残された幼い弟妹と共に、避難民として釜山の親戚の家に身を寄せる。やがて成長したドクスは家計を支えるために、西ドイツの炭坑へ出稼ぎに行く。どんなに辛く困難な時でも、家族の存在と、“いつか国際市場で会おう”という父と交わした最後の約束を心の支えにがんばり続けるドクスだったが…。

初恋のきた道(1999)

イメージ 1

原題は「我的父親母親

英語のタイトルは「THEROAD HOME

それにしてもこの邦題は素晴らしい

配給会社にも映画を知ってる人間がちゃんといるんじゃない(笑)


チャン・ツィイーのデビュー作で、ファンも多いこの作品

そのほとんどは男性ファンばかりだと思います(笑)

だってチャン・ツィイーのドアップばかり

イメージ 2

とはいえ現在がモノトーンで、過去が色鮮やかなカラーという映像は

過去だけが生きている時間のようで、老母の心情を

より効果的に見せることに成功しているでしょう


中国の華北にある三合屯という寒村

「私」ルオ(スン・ホンレイ)は父親の訃報を受け

葬式をするために町から帰ってきます


イメージ 3

村長は”昔のしきたり”通り

死んだ父親を担いで連れ戻したいという母親を

今ではやっている者は誰もいないのだから

トラクターで運ぶよう説得してくれと言います


しかし頑なにそれを拒む母親

おまけに棺桶にかける布も自分で織ると言い張ります

我がままで困ったババアだ・・と誰もが思うわけですが


イメージ 4

ルオは父親の書斎で両親が結婚した頃の写真を見つけます

ふたりの結婚は当時、村中の話題になったそうです


町からやってきたチャンユー先生に恋してしまうチャオディ

村から出たことのない文盲の少女にとって

都会からやってきたエリート先生は憧れだったのでしょう


イメージ 5

先生のためにお弁当を作り

学校の前を通るために遠くの井戸まで水を汲みに行き

学校が終わる時間には先生を待ち伏せします


もうこれは完璧なストーカーなのですが(笑)

チャオディはただ遠くから先生を見つめるだけ

先生もチャオディの気持ちに気が付き

会話はほとんどないものの、ふたりは両想いに


イメージ 6

そして先生がチャオディの家に

きのこの餃子を食べにくると約束した日


(右派だった)先生は町に連れ戻されてしまいます

その日から先生を待ち続けるチャオディ


イメージ 7

イーモウ監督は、文化大革命のとき

下放(地方の農村に若者が徴農されること)された経験があるそうで


これはもう100%イーモウ監督の

妄想の世界ではないかと思うのですが(笑)


イメージ 8

それでも後半は引き込まれました

チャオディが先生に餃子を届けようと転んで、砕けた高価でもない器を

「買ったほうが安いのに」母親は修理屋に直してもらいます

娘を案じる母親の気持ち


そして先生が帰ってくると約束した日

チャオディは吹雪の中待ち続け大熱を出してしまいます


イメージ 9

それでも先生を探しに行くチャオディ

母親はついに「先生を町から連れてきてくれ」と村長に頼むのです


そこで私たちは、老母がどうしてそんなにも

父親を担いで運ぶことにこだわるのか

どうしてそんなにも布を織りたいのか

理解することになります


イメージ 10

ルオは村長に担ぎ手を雇いたいと報告し

(中国人はまず必ずお金の話を先にする)

だけど葬儀の日にやってきたのは100人以上の先生の教え子たちでした

村へと向かう棺桶を担いだ長い長い行列


町に帰る前、建て替えの決まった古い校舎に子どもたちを集め

一度だけ授業を開くルオ

そこだけが再びカラーになります

息子が教壇に立つ姿に亡き夫をだぶらせる老母


イメージ 11

女性は自分の意思を決して曲げない(笑)

私も自分の頑固になってきた母親を理解して

もっと親孝行してあげよう思いました




【解説】allcinemaより

 都会からやってきた若い教師ルオ・チャンユーに恋して、その想いを伝えようとする18歳の少女チャオ・ディ。文盲のディは手作りの料理の数々にその想いを込めて彼の弁当を作った。やがてその気持ちに彼も気づき、いつしか二人の心は通じ合う。しかし、時代の波「文革」が押し寄せ二人は離れ離れに。少女は町へと続く一本道で愛する人を待ち続けるが……。「紅いコーリャン」のチャン・イーモウ監督、「グリーン・デスティニー」のチャン・ツィイー主演のラブ・ストーリー。

イメージ 1

映画のストーーリーも、主人公の人格も
なんの捻りもない、わかりやすさ100%のど真ん中ストレート
だけどこれがジャストミート、場外ホームランなんだな


まずは冒頭のパキスタンの美しい山岳地帯で
ハイジのごとく子羊と戯れる女の子
シャヒーダーの愛らしさにノックアウト

イメージ 2

母親は口がきけないシャヒーダーを連れて

インドのデリーにある、どんな願いも叶うというイスラム寺院

ニザームッディーン廟に願掛けにやってきました


しかしその帰り道、動き出した列車に置き去りにされ

シャヒーダーはひとりインドに取り残されてしまいます

貨物列車を乗り継いでいった先で偶然に出会ったのは

ヒンドゥー教ハヌマーン神の熱烈な信者、パワンでした


イメージ 3

圧倒的陽気で、お祭りみたいなダンスシーン
悲しんでる暇はございません(笑)


バカがつくくらいお人好しで正直者のパワンは
婚約者ラスィカー(小林幸子似)の家に
ムンニー(シャヒーダー)を預かってもらい
彼女の両親を探そうとします

イメージ 4

匂いに誘われ近所の家で鶏肉を食べるムンニー
そして街中のモスクでサラート(礼拝)を行う彼女に
パワンは彼女がムスリムであると気が付きます
そしてクリケットの試合の応援で、パキスタン人だとわかりました

インドとパキスタンは、宗教も文化も違い
長い間、対立してきた歴史をもちます
インド人にとってパキスタン人は「異教徒」で「敵国の人間」

イメージ 5

ムンニーを、パキスタンに戻そうとするものの
喋れないためにビザの申請もできません
密入国させようと仲介を訪れれば、売春宿に売られそうになり
パワンは自らの手でムンニーを両親に送り届ける決意をします


しかしパワンの決して信仰に逆らうことが許せない

しかも「嘘が付けない」性格が災いし

パキスタンではスパイと間違えられ

さまざまなトラブルに巻き込まれてしまいます


イメージ 6

それでも「迷子の女の子を助けたい」というパワンの想いは

国境を越えて人々の心を動かし

パワンはムスリムの寛大さを知り

パキスタンの人々はパワンの誠実さに尽くそうとします


最初はモスクに足を踏み入れることすら嫌がっていたパワン
だけどニカブ(女性の全身を覆う黒いベール)で
逃亡するハメにまでなるとは(笑)

イメージ 7


実は多くの人間は、憎しみあうことにいいかげん
飽き飽きしているのです
お互いの文化や宗教は尊重し、認め合うべきのもの
国や宗教が違っても、人間の優しさは共通なのだから


ムンニーは無事に家に帰ることができました
今度はパワンをインドに帰すため
大勢のパキスタン人が国境に集まります
その中にはムンニーの姿もありました

イメージ 8

ネタバレしようが、しまいが
最初から完璧にオチはわかります(笑)
ここで喋れない少女が喋るんだな、と


彼女が喋るのは「おじさん」「ラーマ万歳!」のたったふたこと
でもその短い言葉に

ものすごく、ものすごく

ものすごい大きな愛が詰まっていて


イメージ 9

思わず世界規模で平和まで祈ってしまうのです(笑)

やっぱりインド映画のパワーってすごい

明るくて前向きな気持ちになれます


政治家や権力者は憎しみや競争ばかり作ろうとするけれど

映画は愛と平和を作ることができる


イメージ 10

劇場が明るくなると、涙ぐむ女性の姿が多数

単純だからこそ素直に泣ける感動作


ただ、やっぱり長いですね

うっかりコーヒーなんかを飲みすぎないよう

そこは気を使いました(笑)




【解説】シネマトゥディより

インド人の青年が、迷子のパキスタン人の少女を親元に送り届けるため旅に出る姿を描いた人間ドラマ。『ダバング大胆不敵』などのサルマーン・カーンが主演を務め、およそ5,000人のオーディションから選ばれた子役のハルシャーリー・マルホートラ、『きっと、うまくいく』などのカリーナ・カプール、『女神は二度微笑む』などのナワーズッディーン・シッディーキーらが共演。『タイガー~伝説のスパイ~』でサルマーンと組んだカビール・カーンがメガホンを取った。

声が出ないパキスタンの少女シャヒーダー(ハルシャーリー・マルホートラ)は、母親とインドのイスラム寺院に願掛けに行った帰り道ではぐれてしまう。ヒンドゥー教徒のパワン(サルマーン・カーン)は迷子の彼女を預かるが、後に少女がイスラム教徒だと知る。対立する両国の現実を背負いつつも、パワンは国境を越え少女を親元に送り届けようとする。


開くトラックバック(2)

イメージ 1

「許しとは、心の部屋を1つ空けること」


私の涙腺に触れる事無く終ってしまいました

若年性アルツハイー型認知症について考えるきっかけにはなりました

もし自分が、もし愛する家族が認知症になったらどうするか


私の母親なども物忘れが多くなってきて

同じことを何度も繰り返して言います

でも「もう年」ですし、いざとなったら

あらゆる介護サービスも受けれるでしょう


イメージ 2

だけれど若年性アルツハイマーの場合、老人とはわけが違う

厚生労働省:若年性認知症の実態等に関する調査結果の概要及び厚生

によると日本の若年性アルツハイマー患者数は約37,800

多くの介護者が経済的困難になり

家族介護者の約6割が抑うつ状態になるというのです


ここでも発症したヒロインよりも

彼女を介護する夫の方が辛く描かれています


イメージ 3

上司と不倫関係にあったスジン(ソン・イェジン)

しかし彼は駆け落ちの待ち合わせ場所に来ませんでした
絶望した帰り道のファミマで偶然出会ったチョルス(チョン・ウソン)に

自分のコーラを奪われたと勘違いしてしまい一気のみ


偶然にもチョルスは父の会社で働く大工でした

そしてスジンは不愛想だけど仕事の出来る

チョルスのことが好きになってしまいます


イメージ 4

ここからややしばらくラブラブモードが長い()

料理を焦がしてしまうのも、お弁当がW白飯なのも

スジンの物忘れがかえって愛おしい


ただ、チョルスが建築家の試験に合格して

だんだんお洒落なセレブっぽくなっていくのは気に食わない

ここは最後まで薄汚い大工姿でいて欲しかった

イイ男は絶対に汚れた姿の方がセクシーなんだよ()


イメージ 5

さすがに帰り道までわからなくなるようになり

スジンは病院に診察に行きます

そこでの診断は若年性アルツハイマーでした


まず、時間がわからなくなる、場所がわからなくなる

そして人物がわからなくなる

文字で記憶をたどるため、家中に貼られたメモ


イメージ 7

スジンの元不倫相手が部屋にいたとき

チョルスは男を死ぬほど殴ります

もしかして本気で殺すつもりだったのかも知れません


チョルスは介護で疲れていたのだと思います

そのストレスが不倫相手を見たことでブチ切れてしまった

全ての怒りをぶつけてしまったのです


若年性アルツハイマーは進行が早いという

いくら愛していても

重症化していくスジンの姿を受け入れるのは辛い


そしてスジンの記憶がふと戻ったある日

彼女はチョルスに手紙を残し、介護施設に入ります


イメージ 6

この手紙を読むシーンが、やはり一番の見せ場

ありえないほど純粋で揺らぎのない愛情に感動するのです


ただラストのファミマはちょっと作りすぎかな(笑)

わざとらしくなってしまったのが残念


でも見終えたあとは、楽しかったこと、嬉しかったこと

大好きな人たち、大切な思い出をちゃんと覚えておきたい

そんな気持ちが込みあげてきます


たとえアルツハイマーじゃなくても




【解説】allcinemaより

MUSA -武士-」のチョン・ウソンと「ラブストーリー」「四月の雪」のソン・イェジン共演による切ない純愛物語。若年性アルツハイマーという難病に冒され少しずつ記憶を失い、愛する人さえも頭の中から消えていく運命にあるヒロインと、そんな彼女をまっすぐな気持ちで受け止め支え続ける夫との不滅の愛を美しく感動的に描く。
 建設会社の社長の娘スジン。彼女は妻ある男性と不倫の関係にあったが、ついに破局を迎える。その夜、傷心のまま彷徨っていた街で一人の男性チョルスと出会う。その時は気づかなかったが、彼こそスジンの運命の人だった。やがて再会した2人は、ほどなく恋に落ち、幸せの中結婚する。甘い新婚生活に浸る2人だったが、いつの頃からかスジンの物忘れが度を越したものとなっていく。心配になって医者に診てもらったところ、若年性アルツハイマーという思いもよらぬ診断結果を告げられるのだった。


開くトラックバック(2)

イメージ 1


評価はわかれているようですが
私は好きです

いつものウォン・カーウェイの映画


映画は美しくないと映画でない

ノスタルジーに誘う色彩マジック

女性の顔が最も美しく見える角度を知り尽くしている


手遅れになるまで思いをじっと閉じ込めてしまう

決して交わらない主人公たち

心に切なさの破片が刺さります


詠春拳(えいしゅんけん)を世界に広めたブルース・リーの師

葉問(イップマン)の物語


イメージ 2

1936年、中国

北の宗師(グランド・マスター)ゴン・パオセンは引退を決意

一番弟子のマーサン(マックス・チャン)を跡継ぎにしようとしますが

野望を抱くマーサンに怒り、佛山から追い出します

そして武術界の未来を担えるのは南の宗師イップ・マン(トニー・レオン)

適任だと自分の引退試合の相手に指名します


それを不服に思った奥義六十四手をただ一人受け継ぐ

ゴンの娘ルオメイ(チャン・ツィイー)

イップ・マンを金楼に呼び出し勝負するのです


イメージ 3

同じ高みを目指すふたり

熾烈な闘いで交わす視線

重なりそうな唇、感じる呼吸


イップ・マンに勝ち東北に旅立つルオメイ

しかしその時の戦いは、いつまでも甘く切なく甦るのでした


日中戦争が勃発し、日本軍が佛山に侵攻

イップ・マンは貧窮に苦しむようになり

愛娘の餓死という悲劇に襲われます

やがて香港に渡り道場を開くことになります


イメージ 4


マーサンは日本側につき
マーサンの人格を問題視したゴンは彼を破門します

しかしそれによって逆上したマーサンによって殺害されてしまうのです


その日からルオメイは結婚を捨て、女であることを捨て

父の復讐のためだけに生きるようになります


イメージ 5

途中日本軍に追われる八極拳の宗師
カミソリ(チャン・チェン モデルは劉雲樵)

助けるところでルオメイといい感じになるのかな

と思ったらそうでもなく()

バトルシーンもかなりかっこいいけど

ストーリーには関係ない()

しかしこのカミソリ役のチャン・チェンは相当な修練をしたらしく

実際の八極拳の大会では優勝までしたそうです


イメージ 6

ここでのイップ・マンはヒーローではありません

ルオメイへの思いは歴史に翻弄され時期を逸い

家族さえ守れず、故郷に置いてきて失ってしまう

そんな挫折した人間なのです


ルオメイもそうです

マーサンへの復讐も、イップ・マンへの告白も

すでに失ってしまったものに対するもの

彼女の中には虚しさしか残らなかったのです


イメージ 7

ついにはアヘンに逃避するしかありませんでした

すべてが見果てぬ夢となることを願っているかのように


運命の人と結ばれることができなかったとき

破滅にしか向かえない人間の弱さ


ウォン・カーウェイ作品が好きな人なら満足できると思います


イメージ 8


【解説】allcinemaより

「花様年華」「2046」のウォン・カーウァイ監督が、ブルース・リーの師匠としても知られる伝説の武術家・葉問(イップ・マン)の波瀾の人生を圧倒的な映像美とともに描く歴史カンフー・アクション大作。それぞれの流派を極めた長“宗師(グランド・マスター)”たちが、中国拳法の南北統一を巡って繰り広げる激しい抗争の行方と、そんな彼らが戦争という大きな時代の波に翻弄されていく愛と宿命の物語を壮大なスケールで描き出す。主演は「ラスト、コーション」「レッドクリフ」のトニー・レオン、共演にチャン・ツィイー、チャン・チェン、マックス・チャン。
 1930年代の中国。北の八卦掌の宗師、宮宝森(ゴン・パオセン)は引退を決意し、生涯をかけた南北統一の使命を託す後継者を探す。第一候補は一番弟子の馬三(マーサン)。一方、パオセンの娘で奥義六十四手をただ一人受け継ぐ宮若梅(ゴン・ルオメイ)も、父の反対を押して後継争いに名乗りを上げる。そんな中、パオセンが指名したのは、南の詠春拳の宗師で人格的にも優れた葉問(イップ・マン)だった。納得のいかないマーサンは、師であるパオセンへの恨みを募らせる。一方、諦めきれないルオメイも、イップ・マンを秘かに呼び出し、みごと八卦掌奥義六十四手で勝利を収めるのだったが…。


開くトラックバック(1)

全8ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]

[ 次のページ ]

ベベ
ベベ
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事