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原題は「Enman som heter Ove」(オーヴェという名の男)

アプローチはC.イーストウッドの「グラン・トリノ」(2008

だけど同じ頑固爺の「征伐」でも、国が変われば

ラストの幕の閉じ方もかなり違います


妻に先立たれ、仕事までクビになった59歳のオーヴェ

愛する妻の元に逝くために、首つり自殺

車での一酸化炭素中毒の自殺、猟銃自殺を試みるものの

隣に引っ越してきたおせっかいなイラン人家族のせいで

なかなか死ぬことができません


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次に列車自殺を図ろうとしますが、逆に線路に落ちた人を助けてしまう

放っておいて欲しいのにヒーロー扱いされ記者までやってくる

毒舌クソ爺にもかかわらず、近所の人にも嫌われていないようだし

不本意にも子ども達に懐かれ、野良猫は居候

ついには家を追い出されたゲイの青年まで頼ってくるのです


そんななか、少しづつオーヴェの過去が明らかになっていきます


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母親を亡くし父子家庭の生活、父親の死

ソーニャとの夢のような出会い、結婚、妊娠

そして夫婦でスペイン旅行に行った帰り道、事故にあい

ソーニャは子どもを失ったうえ、車椅子生活になってしまいます


なのにどんな苦難も諦めず、いつも前向きで明るい

素敵な素敵なソーニャ


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そして誰よりも、頑固で偏屈なオーヴェ

(サーブ車へのこだわり 笑)の理解者だったのです

その彼女が癌で死んでしまう


これはスウェーデンだからこそ作れる作品なのでしょう

スウェーデンの社会福祉政策は高水準で

高齢者、社会サービス、医療、こどもの権利、障害者支援等が

整っているそうで、物語の中にもそのようなテーマが

いくつも織り込まれています


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舞台となるのは住宅が集まっているコミュニティー

日本で言えば”団地”ですが、それぞれが一軒家

オーヴェは元自治会長で、かって一緒に自治を立ち上げた

元親友とはいまだに喧嘩中


その親友も全身麻痺で車椅子生活なのですが

自宅で妻が介護しています


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また、この作品が作られた2015年ごろは

減少する労働力のためにと、数多くの難民を受け入れ

無償で住居(作中にあるような団地)を支給し
生活に必要な物資(冬用の靴、メガネ、ベビーカーなど)

大人1人当たり1日約900円の生活費

医療費は無料か、低価格という手厚い支援を行ってきたそうです


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なのでオーヴェからも、なんだかんだ言いながら

物を貸したり、子どもを預かったり、車の運転を教えたり

差別のようなものは感じられません


しかし現在はあまりにも急増した難民によって

さすがのスウェーデンでも反難民・反移民勢力が躍進し

難民に対する国民の目はかなり厳しくなっているそうです


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隣人のイラン人妻によって、本来のやさしさを取り戻していくオーヴェ

ずっと抱えていた怒りが収まり、再び友情を見つけたとき

赤い靴を履いたソーニャが迎えにきてくれました


葬儀に集まった会場いっぱいの人々

彼が元自治会長として懸命にやってきたことに

みんな感謝していたのです


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だけどたった5年前の映画なのに、ここに描かれているのは

もはや”古き良き時代”


高齢化の進展による社会保障費の増大と労働人口の減少

移民による人口問題や経済問題の解決策の失敗は

どこの先進国も抱える問題だけれど


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争おうとする姿勢を示すだけでなく

平和を目指すための話し合いを皆でもっとしてほしい

そんな思いを感じ取れると思います




【解説】allcinemaより

フレドリック・バックマンの同名ベストセラーを映画化したスウェーデン製ハートウォーミング・コメディ・ドラマ。愛する妻に先立たれ、長年勤めた職場もクビになった孤独な不機嫌オヤジが、近所に越してきた移民家族に振り回されながらも、彼らとの思いがけない交流によって再び生きる希望を見出していく姿をユーモラスなタッチで綴る。主演は「アフター・ウェディング」のロルフ・ラッスゴード。監督は「青空の背後」のハンネス・ホルム。
 最愛の妻ソーニャを病で亡くし、長年勤めてきた仕事も突然のクビを宣告されてしまった59歳の孤独な男オーヴェ。すっかり絶望し、首を吊って自殺を図ろうとした矢先、向いに大騒ぎをしながらパルヴァネ一家が引っ越してきた。自殺を邪魔されておかんむりのオーヴェだったが、陽気な主婦パルヴァネは、そんなことお構いなしにオーヴェを積極的に頼るようになっていく。何度も自殺を邪魔された上、遠慮のないパルヴァネに最初は苛立ちを隠せないオーヴェだったが…。

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エド・ウッド(1994)

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「他人の夢を撮ってどうなる?夢の為なら戦え」 



「アメリカで最低の映画監督」と呼ばれたエド・ウッド

しかし没後、深夜テレビ映画枠で繰り返し放送されたことにより

カルト的な人気を得たそうです(いるよね、クソマニアって)


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タイトルもいいかげんな「原子の花嫁」「怪物の花嫁」

ドラキュラモノなのに、巨大タコやUFOが登場する

「外宇宙からの墓泥棒」


すべてとっさの思い付きと、その場の閃きだけで

エドは映画を作ってしまうのです


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そんなエドのファンを名乗る映画監督は、ティム・バートンだけでなく
ジョン・ウォーターズ、デヴィッド・リンチ、サム・ライミ
そしてクエンティン・タランティーノ
やはりカルト的な人気のある監督ばかり(笑)


なので本作も面白いか、面白くないか別にして
純粋で一途なクソ映画愛だけを描いているのです

ただ、私はバートン作品が苦手なわけではないのですが

なぜかタルコフスキー以上に睡魔に襲われる癖がありまして(笑)

1本見るのに3日はかかってしまうのです

(私的に退屈なのでしょうな)


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エド・ウッド(ジョニー・デップ)は、映画を作る熱意だけは膨大ですが

資金不足もあり、1カット、1テイクでサクサクと撮影を済ませ

作品の質を高めようとする気持ちは一切ありません


趣味は恋人であるドロレス(サラ・ジェシカ・パーカー)の

下着や洋服を拝借して女装するという

(今では珍しくもありませんが)相当な変わり者


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ある日ドラキュラ俳優ベラ・ルゴシ(マーティン・ランド―)と知り合い

彼の名声を活用して新たな映画製作に乗り出します

そんなエドに協力する優しきオカマのバニー(ビル・マーレイ)に

制作補佐のクリズウェル(ジェフリー・ジョーンズ)


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そして(製作費を出したのに)あれこれの注文でエドを爆発させてしまう

教会の牧師(G.D.スプラドリン)


注目すべきはやはり、アル中から、モルヒネメタドン中毒へと転じた

典型的なハリウッド俳優ルゴシ

(マーティン・ランド―が助演男優賞を受賞)


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かっての大スターの末路を最後まで温かく見送る・・・

ことはエドには(金欠で)できませんでしたが


それでもブルース・リーの「死亡遊戯」(1978)のみたいに(笑)

クライマックスのワンシーンとあとはそっくりさんだけで

ルゴシの遺作を作ることに成功します


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エドは映画を作るプロセス(トラブル)が

何より好きだったのでしょう


バーで知り合ったロレッタ(ジュリエット・ランドー)は

たった300ドルの出資でヒロインの座を手に入れます


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そのため恋人ドロレスは役を降ろされ、仲も破局

だけどキャシー(パトリシア・アークェット)との出会いで

幸せを掴めたはずなのに


結局はエドも映画が売れないことから、アルコールに溺れ

ポルノ作品で身銭を稼いだものの早死にしたそうですが


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資金集めの難しさ、キャスティング、俳優の我儘

出演者やスタッフの不仲、出資者の横暴、批評、興行成績・・・

等々は、今も昔も映画監督を悩ませる問題なのでしょう


それでも映画作りは楽しいし、やめられない

そのことをバートンはダメ映画を作ったダメ監督の姿を通じて

感るのです


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あうか、あわないかは別として()

映画愛に満ち溢れているのには間違いない作品でした


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【解説】KINENOTEより

史上最低の監督と言われた男、エドワード・デイヴィッド・ウッド・ジュニア、通称エド・ウッドの愛すべき、奇想天外な半生を描いた伝記映画。ルドルフ・グレイの評伝『NightmareofEcstasy』(邦訳・早川書房刊『エド・ウッド 史上最低の映画監督』)を、“エドの同類”を自認する「バットマン リターンズ」のティム・バートンの監督で映画化。脚本は「プロブレム・チャイルド うわさの問題児」のコンビ、スコット・アレクサンダーとラリー・カラツェウスキー。製作はバートンと「シザーハンズ」以来の彼の右腕、デニーズ・ディ・ノヴィの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ハードロック・ハイジャック」の監督マイケル・レーマン。撮影は「バットマン リターンズ」のステファン・チャプスキー、音楽は「依頼人」のハワード・ショアが担当。また、往年の怪奇スター、ベラ・ルゴシのマスクを完璧に再現したリック・ベイカーほか3人が、第67回アカデミー賞メイクアップ賞を受賞。主演は「シザーハンズ」「ギルバート・グレイプ」のジョニー・デップ。ルゴシに「ウディ・アレンの重罪と軽罪」のマーティン・ランドーが扮し、アカデミー賞助演男優賞を受賞。ほかに「スリー・リバーズ」のサラ・ジェシカ・パーカー、「ホーリー・ウェディング」のパトリシア・アークェット、「恋はデ・ジャブ」のビル・マーレイらが共演。95年度キネマ旬報外国映画ベストテン第5位。

30歳のエド・ウッド(ジョニー・デップ)は、“オーソン・ウェルズは26歳で「市民ケーン」をとった”を座右の銘に、貧しいながらも映画製作の夢に燃えていた。ある日、性転換した男の話を映画化する、と小耳にはさんだ彼は早速プロデューサーに売り込む。「これは僕のための作品です。僕は女装が趣味だから、人に言えない辛さが分かる」と力説するが、バカ扱いされて追い返された。その帰り道でエドは往年の怪奇スター、ベラ・ルゴシ(マーティン・ランドー)と運命的な出会いを果たす。ベラの出演をエサに監督になった彼は友人のオカマ、バニー(ビル・マーレイ)や恋人ドロレス(サラ・ジェシカ・パーカー)らの協力を得て、監督・脚本・主演した性転換の話「グレンとグレンダ」を完成させた。これを履歴書代わりにいろいろ売り込むがうまく行くはずもなく、自分で資金を集めることに。その間にもエドの元には、頭の足りない巨漢プロレスラーのトー・ジョンソン(ジョージ“ジ・アニマル”スティール)、インチキ予言者クリズウェル(ジェフリー・ジョーンズ)など、一風変わった仲間たちが集まってきた。次回作「原子の花嫁」がクランク・インするが、アンゴラのセーターと女装に執着するエドにあきれたドロレスは怒り爆発し、彼の元を去った。失意のうちにテレビで人気の妖婦ヴァンパイラ(リサ・マリー)に出演のアプローチをするが、けんもほろろ。そんな中、麻薬中毒のベラの病状は悪化する一方で、エドは彼を入院させた。その病院で彼は心優しい女性キャシー(パトリシア・アークェット)と出会うが、彼女は彼の女装癖も受け入れてくれるのだった。一方、エドは心からベラの容体を心配していたが、入院費用が払えず、彼に嘘をついて退院させねばならなかった。「原子の花嫁」が配給会社により「怪物の花嫁」と改題されプレミア試写が行われた。ブーイングの嵐だったが、エドは満足だった。そして数フィートのフィルムを残してベラが死んだ。傷心の彼の前に、バプテスト教会の信者という新たなカモが登場。早速資金を調達した彼は、史上最悪の映画と後世に名を残す「プラン9 フロム・アウタースペース」に着手。ついにヴァンパイラの出演も取り付け、ベラの形見のフィルムや多くの仲間たちと共に意気揚々と撮影に入った。ところが、今回の出資者はあれこれと撮影に口を出し、エドは爆発寸前。お気に入りのアンゴラを着ても心が落ちつかない彼は撮影所を飛び出すが、入ったバーで尊敬するオーソン・ウェルズ(ヴィンセント・ドノフリオ)と遭遇する。彼から「夢のためなら闘え。他人の夢を撮ってどうなる?」と教え諭されたエドは胸を張って撮影所に戻り、自身の納得のいく作品を堂々完成させた。

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ウィル・フェレルの「俺たち・・」シリースではなく(笑)

原題は「STAN& OLLIE」(主演2人のファーストネーム)
ャップリンと同じ時代に活躍していお笑いコンビ
ローレル&(オリー)ハーディの晩年を描いた話
日本では極楽コンビ呼ばれていたそうです

お笑いにもそれぞれの時代があって
今では正直笑えるものではありませんでしたが(笑)

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たとえていうなら、ドリフターズばりのアクション古典ギャグ
作中映画は”極楽シリーズ”「極楽ピアノ騒動」(1932)日本未公開)
映画の成功で人気絶頂期を迎えるものの
離婚やらギャンブルでお金に不自由しているふたり

ローレルはギャラの交渉で映画会社のオーナーと喧嘩して他社と契約
一方まだ契約期間の残っているオリーは映画会社に残り
コンビは解散してしまいます

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そして16年後、ふたりは主演映画(ロビンフッド)の資金を確保するため
イギリスに興行ツアーにやってくるのです
しかし彼らはすでに過去の人間で、宿泊先は安ホテル
劇場の観客席はガラガラでした

それでも新作コントを作り練習に励
ドサ周りも厭わず、コツコツとライブ活動を続けていく
やがて再びスポットライトが当たるようになり
お互いの妻をイギリスに呼ぶことになります

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またこの奥さんふたりが個性的で(笑)
第二の主人公といっていいでしょう
こんなにアクの強い人間ばかり集まると
それはそれでバランスがとれるのでしょうか(笑)

そんな劇場は満席、いざ再起というとき
ローレルとオリーの間に再び不穏な空気が流れてしまい
お互いの言動を我慢できずに、最悪の言葉で傷つけてしまいます
そのうえオリーが心臓発作で倒れてしまうのです

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人が羨むほど仲の良かった親友が、夫婦が、親子が
突然仲たがいして口も利かなくなること、周りでもよくありますね
いつも仲良くベッタリ、一緒にいるからこそ見える細かな欠点
どうでもいい些細なことにまでイラつく

これが女同士だと、恨みだけ残して
絆は二度と戻りませんが(怖いよ 笑)

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男は後悔して、ヨリを戻したがる
好い時ばかりを思い出す

ローレルもオリーに心からの謝罪をします
こんな自分を理解して、ついてきてくれて
いつも正論を言ってくれるのはオリーだけ

真面目で、地味で、派手さもなく、奇をてらった演出もないけれど
仲直りしたふたりがベッドで手を繋ぐシーンには
(友情に亀裂した経験のない私でも)胸に詰まるものがありました

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そして、モノクロ映画の合成映像技術の世界を
カラーで分かりやすく伝えてくれた術は
私的には面白かった

単純に「頭いい!」って感嘆できる
アイディアの世界って好きなんですよね(笑)

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これは愛のある「男の映画」
夢を目指す人間にはきっと、今でも共感できるものがあると思います



【解説】allcinemaより

「あなたを抱きしめる日まで」のスティーヴ・クーガンと「シカゴ」のジョン・C・ライリーが、伝説のお笑いコンビ“ローレル&ハーディ”の晩年を演じる伝記ドラマ。すでに過去の人となっていた2人が、英国で新人芸人並みの過酷なホール巡業を行っていた史実を基に、衝突を繰り返しながらも強い絆で結ばれた2人の友情の軌跡をユーモラスかつ哀愁あふれる筆致で綴る。監督は「フィルス」のジョン・S・ベアード。
 1953年。スタン・ローレルとオリバー・ハーディは、“ローレル&ハーディ”としてハリウッドで一時代を築いた伝説のお笑いコンビ。しかしすっかり落ち目となり、2人は再起を期してイギリスでホール・ツアーを敢行することに。ところが用意されたホテルは2流で、小さなホールにもかかわらず客席はガラガラ。かつての栄光には程遠い試練が続く。それでもめげずにイギリス中を巡っていくスタンとオリバー。次第に観客も増え始め、ロンドンでの公演が決まったのを機に、アメリカに残してきたお互いの妻を呼び寄せる。少しずつ明るい兆しが見え始めたかに思われたローレル&ハーディだったが…。

人生、ブラボー!(2011)

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原題の「STARBUCK」とはカナダ牛でも有名な種雄牛のことで

80年代から90年代にかけて、多くの優秀な子牛を誕生させ

さらに45ケ国に685,000本の精液が輸出され

精液販売で得た総収入は、25000万ドル(207億円強)にもなり

生涯を通じてのその高い人気を維持したそうです


その種牛に例えて「スターバック」と名乗るダヴィッド・ウォズニアクは

二十歳の時お金欲しさに693回の精子提供をしました


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そして42歳になったダヴィッド

ケベックにある父親の精肉店で働いていますがロクな仕事はできず

しかも8万ドル借金に困り果て、家の中で大麻の栽培するダメ男で

そのうえ彼女を妊娠させてしまう


そんなある日、弁護士を名乗る男が部屋に現れ

ダヴィッドが提供した精子から

533人の赤ちゃん(スターバック・チルドレン)が産まれ

そのうちの142人から父親に会いたいという

集団訴訟を起こされていると伝えに来ます


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困ったダヴィッドは、友人のアボカットに相談

これは歴史的な裁判になるとアボカットは意欲を見せ

裁判では心神喪失を主張するといいます


手に入れた142人のプロフィールから1枚だけ引いてみるダヴィッド

それは応援するプロサッカーチームの花形選手でした

彼の決めたゴールに大喜びしたダヴィッドは

自分の遺伝子はこんなにスゴいのかと

いきなり父性に目覚めてしまいます


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1枚、また1枚と情報が書かれた書類を取り出し
ひとりひとりに会いに行く

薬物中毒、路上ミュージシャン、俳優の卵、水泳の監視員

ネイリスト、(自称養父になる)障がい者、ツアーガイド

バイの青年ビジュアル系・・・


彼らを見守り、彼らの目指すものを肯定し、応援する

やがて自分が父親だと名乗り出たいという気持ちも芽生えてきます


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しかし集団訴訟がマスコミにバレ、大々的に「変態」と報道され

借金返済の為にも、逆告訴するしかありませんでした

そして勝訴します


未婚で妊娠を望む女性や、不妊治療治療に対する

生殖医療の分野についてはわかりませんが

若い男性がお金欲しさのためだけに

精子提供してしまう危険性は大いにあると思います


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ある意味、時間が余った時に粗品欲しさに献血するのと同じ感覚で

自分の血液によって助かる命があるのかも知れないけれど

それが誰か知らないし、知ろうとも思わない


ダヴィッドも母親を憧れのイタリア旅行に連れて行ってあげたい

そのために手早く簡単にお小遣いが稼いだだけだった

その先に産まれる命のことなんて考えても見ない

提供精子問題は実際に多々あるでしょう


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父親がお店の相続分のお金を作って

ダヴィッドに渡すエピソードには心温まります

ダヴィッドは父親の存在がいかに大きいものかに気が付きます

そして142人のスターバック・チルドレン にも父親が必要なのです


映画はコメディでハッピーエンド

彼女の出産を祝いに、病院にやってきた大勢の子ども達

ダヴィッドは父親だと名乗り、ひとりずつにハグしていきました


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しかし実際に自分が見ず知らずの男から提供された試験管ベイビーだと

知った時のショックは計り知れないものだったでしょう

実話ベースということですが、このように異母兄弟姉妹が交流を深め

遺伝子上の父親も父親と認めたのなら、それは凄いことだと思います




【解説】allcinemaより

若い頃にバイト気分で行った精子提供のせいである日突然、142人もの子どもたちから身元開示の裁判を起こされたダメダメ独身男の混乱と心の成長を笑いと感動で綴るカナダ発のハートウォーミング・コメディ。各地の映画祭で評判を呼び、ハリウッドでの英語リメイクも実現。主演はコメディアンや俳優としてのみならずマルチに活躍するカナダの才人、パトリック・ユアール。監督は「大いなる休暇」の脚本で知られ、監督としてはこれが2作目のケン・スコット。
 父親の精肉店を手伝う42歳の独身男、ダヴィッド。気ままでだらしない生活を送る彼は、膨らんだ借金の取り立てに追われ、妊娠が判明した恋人にも愛想を尽かされる始末。そんなある日、彼がかつて行っていた精子提供のバイトによって533人もの子どもが生まれていたことが判明、そのうちの142人から身元開示の裁判を起こされてしまう。友人の弁護士に泣きつき、なんとか逃げ切ろうとするダヴィッド。ところが、その子どもたちの中に彼が応援するサッカー・チームのスター選手の名前を発見した彼は、急に自分の遺伝子上の子どもたちに興味を持ち始める。そして自分が父親であることを隠して彼らへの逆訪問を開始してしまうダヴィッドだったが…。


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「お前、本当にそれでも人間なのか?」



ヨーロッパ中の映画賞を片っ端から受賞したというドイツ映画

ちょうど「ラ・ラ・ランド」の大ヒット中に劇場予告をやっていたので

タイトルと簡単なあらすじは、何となく記憶にある方も多いと思います


しかし実際に見たら全く笑えないというか

どこが面白いかさえわからない

その理由のひとつが、寒い「オヤジギャグ」


なんと「オヤジギャグ」は世界共通にあるそうで(笑)

韓国語でも「アジェ(おじさん)ギャグ」

英語では「Daddy’sJoke」と言うそうです


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ヴィンフリートは小学校の音楽教師で

出っ歯の入れ歯やカツラを被って、意味のないイタズラをするのが大好き

妻には離婚され、ボロボロの家に愛犬と暮らし

ウザいだけのギャグを飛ばしています


そんなある日、愛犬が死んでしまう

寂しくなったヴィンフリートは、ルーマニアの首都ブカレストで働く
38歳の娘イネスに会いにいきます

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イネスはドイツ大手の石油採掘会社で働くエリート社員
お父さんが突然やってきたのは超迷惑だけれどしょうがない
パーティに連れていくものの、使えない「オヤジギャグ」にイラつき
ついには仕事の失敗を全てお父さんのせいにしてブチ切れます

そこでお父さん、しょんぼりと家に帰ったかと思いきや
そうではなく(笑)
「トニ・エルドマン」という怪しいビジネスマン変装し
イネスの行く場所にことごとく出没するのです

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イネスは会社の同僚と恋愛関係のようだけど
そのことさえ楽しいように思えない
✖✖したケーキを食べるという異様なセックス)

採掘現場についていけば、ドイツ本社の社員と
ルーマニアで働く従業員との生活の格差に驚き
しかもルーマニア人をその場で簡単にクビにするドイツ人

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ちょっと昔までアメリカやヨーロッパの大手企業は
アフリカの資源(石油や金やダイヤモンドなど)の採掘権をもち
利益を得ていたそうです
それが国際的な諸事情からアフリカから搾取できなくなり

今度は東ヨーロッパにある資源を採掘するようになったそうです
しかし、利益のほとんどは強い国がすべて持って行ってしまう
ここでも石油はルーマニアのもので、従業員もルーマニア人なのに
儲けはドイツのものなのです
これがヨーロッパの格差

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スラム街では裸足の子ども達
採掘場のトイレも水洗ではありません
なのに娘はBMWに乗り、高価な料理にシャンパン
高級クラブで遊び、コカインを吸う

トニ・エルドマンは地元の言葉もしゃべれない
だけど貧しい人たちの中に溶け込み、家にまで
イースターのパーティに参加して、人々のやさしさに触れます

そこでイネスが歌わされる

ホイットニー・ヒューストンの「GreatestLove Of All」は感動的


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お父さんにとって娘は、やっぱり可愛い娘
幼い頃にはこんなギャグにも大喜びした時があったのです
大好きなやさしいお父さんだったのです
そして今、そのお父さんが「自分を愛すること」を教えているのです

ヌードパーティはドイツでは普通かどうかわかりませんが(笑)
(でも秘書役の女の子はめちゃくちゃ可愛い)
そこでもお父さんは、着ぐるみでやって来て
娘の気まずい雰囲気を和ませてくれるのです

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親にとっての望みは
子どもが幸せになってくれること

だからといって、特に何も変わらず(笑)
ハリウッド映画のような感動的なラストは待っていません
おばあちゃんの葬儀ではひさしぶりに家族や親せきが集まり
やがて父も娘もそれぞれの生活、仕事に戻っていくだけなのです

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この「笑えないコメディ」が高く評価されたのは
EUが構成する、社会的、文化的、経済的な裏側と
グローバル化がもたらす問題を、親子の確執に置き換えて
うまく描くことができているからでしょう

そして、そのことをドイツが映画化しているということ

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ゴーン氏のことではないですが(笑)

この作品をきっかけに(利益を従業員に配分せずに)
「お金持ちばかりがお金を儲ける仕組み」が正しいのかどうか
私たち日本人も、考えてみていいのではないかと思います



【解説】allcinemaより
アカデミー賞外国語映画賞ノミネートをはじめ2016年度の映画賞レースを席巻した異色のコメディ・ドラマ。仕事一筋のキャリアウーマンが、悪ふざけが好きな父の突然の訪問に当惑し、神出鬼没な父の奇っ怪なイタズラの数々にイライラさせられながらも、いつしか忘れていた心の潤いを取り戻していくさまを個性あふれる筆致で描き出していく。主演はペーター・ジモニシェックとザンドラ・ヒュラー。監督は「恋愛社会学のススメ」のマーレン・アデ。
 ドイツに暮らす悪ふざけが大好きな初老の男性ヴィンフリートは、ルーマニアのブカレストでコンサルタント会社に勤める娘イネスのもとをサプライズ訪問する。大きな仕事を任され、忙しく働くイネスは、連絡もなくいきなり現われた父を持て余し、ぎくしゃくしたまま数日間をどうにかやり過ごす。ようやく帰国してくれたとホッとしたのも束の間、父は変なカツラを被って“トニ・エルドマン”という別人を名乗って再登場。そして、イネスの行く先々に神出鬼没に現われては、バカバカしい悪ふざけを繰り返して彼女の神経を逆なでしてしまうのだったが…。



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