スーダン日記

ご無沙汰しております。

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人間模様(南部系)

前回の続きで、南部系のCさんにインタビュー。彼らの現実に同行してくれた同僚と悲しくなる。

南部スーダン・バリ族Cさん(36)
イメージ 1Cさんの両親は中央エカトリア州のイエイ付近の村で、1970年頃内戦の激化に伴い、ハルツームに上京。
 
ハルツーム在住の南部系の人は、最初はばらばらに居住していたが、政府の方針により、居住区が建設され、ここ(オムドルマン西地区)には1995年に移って来た。
 
政府のインフラ整備は酷く、水道は井戸だが塩分が多い様で、子供の健康に悪影響がないか心配している(写真下、欧米系NGOが支援)。
イメージ 2電気に到っては、住民投票を目前にした昨年やっと引かれた(それまで、首都圏の一角でありながら、電気なしの生活)。
 
南部独立を控え、一家(18名)のうち、仕事を持っている2名だけを残し、来週早々にも南部へ移動する予定(引っ越し準備のまっ最中)。
 
南部独立後は、ハルツームでは南部系の人に危害が加えれられる事を心配している。弟は、警察に勤めているが、南部系ということで、7月に解雇される。
 
し 「南部に帰ると言うが、どうやって帰るのか?仕事はあるのか?」
C 「コスティ(ハルツームの南方約250キロ)まで自力で行くと、南北政府の支援により、南部行きの支援が得られる。出身村はイエイの近くだが、家族は都会にしか住んだことがないので、ジュバの親戚の家に行き、そこで仕事を探すことにする。」
 
イメージ 3し 「この居住区の人は皆南部へ帰るのか?」
C 「おそらく、90%以上の人が、家を売り、引っ越し資金をねん出して、南部へ帰ると聞いている。」
 
し 「南部独立は賛成か、反対か?」
C 「こうした事態が生じる事が予想されたので、自分としては、統一の方が良いと思っていたが、戦争が終わるならば、独立も仕方ないと思う。どちらに投票しても周りの人との間で生じる軋轢が心配だったので、結局住民投票には行かなかった。」

南部系のごく普通の家族だが、この家族の今後のことを考えると胸が痛い。集合写真を撮るときに、「これが『家族で撮った最後の写真』にならなければいいが、、、」と思いながらシャッターを切った。
自分なりには、スーダンの人たちの暮らしにアンテナを張って来たつもりだが、事務所の現地スタッフのような身近な人の家族から見えるスーダンのことを知ろうとしてなかったと反省。
貧しい暮らしをしていても、笑顔で迎えてくれ、精一杯のもてなしをしてくれた彼らに心から感謝。

閉じる コメント(3)

非常に重い話ですね。

2011/6/14(火) 午後 2:06 [ - ]

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ハルツーム近郊に住む南部人がそんな待遇をうけていたなんてショックです。南部出身者と北部出身者が結婚した場合もたいへんだときいていますが、どうなのでしょうか?
ハイペースな調査でたいへんだとおもいますが、頑張って下さい!

2011/6/14(火) 午後 6:24 [ あび ]

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山田さん、あびさん。一週間の放置すみません。
南北の結婚のケースって僕はあまり聞いたことがないですね。
今回はへとへどになりながら、日本に戻ってきました。
歳を感じます。今年節目ですし。。。

2011/6/21(火) 午前 2:32 しっしー


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しっしー
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