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『永遠の故郷 薄明』―吉田秀和
またまた、大好きな吉田先生のご本。
雑誌『すばる』に連載されたシリーズの第二弾。
先生の心の奥底に結びついている歌の数々。
前回の『夜』は、ドイツリートが多かったのですが
今回はブラームスやマーラーもありますが
特にプーランクにまつわるお話がとても興味深かったです。
フランスものはあまり歌ったことのないししまるは
いまだに歌詞にかなをふったりしてしまいます(汗
そして、当たり前のことですが、プーランクにおいても
『詩』との出会いは、ある意味運命的なものかもしれません。
「アポリネール」と「エリュアール」
プーランクが造った139曲にも上る曲のなかでも
作曲者自身が自分の墓碑にその名前を刻むことを望んだほど
心を寄せた詩人達でした。
たまたまプーランクの歌曲集(ほぼ全曲!?)をパソコンにおとしていたので
先生の本を読みながら、その音楽も楽しみました。
なんとも不思議な読書の時間。
私の体感していない、パリの様子に心を馳せながら
とても贅沢な楽しみ方ができる本でもありました。
といっても、第二次世界大戦を経てきた曲には
なんともいえない、痛烈な叫びが聞こえてくるものもあります。
先生の丁寧な解説も、いかんせん、フランス語ができない者には
ひじょーにもどかしく、つらいものでもありました。
プーランクの世界を垣間見れた作品
裏表紙のアポリネールの「カリグラム」
フランス語の詩を、日本語のように縦に書いた不思議な世界。
暗号のような、デザイン画のような、、、。
ほんと、不思議です♪
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おはようございます。
吉田秀和さんの『永遠の故郷 薄明』ですか。
プーランクの歌曲については殆ど知りません。アポリネールとエリュアールなどの歌詞に曲が付けられているんですね。
本を読みながら、音楽も楽しむ。羨ましいです。
2009/4/8(水) 午前 8:24 [ しげよあゆみ ]
しげよあゆみ様、思いもかけない楽しみ方できました。
吉田先生の歌へのなんともいえない深い思いが溢れる本ですね。
2009/4/8(水) 午後 11:57 [ ししまるさん ]