今、そこにある映画

傑作も駄作も、ともに見る。ともに、愛する。 変態です。出来れば映画はフィルムで見たい。別ブログ「昔の映画を見ています」もあるでよ

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「あきれた日常」

 京橋にて。「EUフィルムデーズ2011」特集。09年、ベルギー=オランダ。
 前に感想を書いた「雨夜 香港コンフィデンシャル」の、ついでに見た映画だが、思わぬ拾い物の快作。もう一回上映があるが、こちらはおすすめ。フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督。
 大人になった作家が、自分の少年時代の家族のエピソードを回顧するつくり。
 少年時代の主人公が可愛らしくて、ナイス。大人になって苦労を知ると、いささかぎすぎすしたタイプに成長するんだが。
 少年の家庭は、祖母、アル中の父、父の兄弟3人(少年にとっては叔父)。つまり、人生・結婚生活に失敗して、そろいもそろって実家に舞い戻った、むくつけき4人兄弟(ひとりコブ付き)を、世話しなきゃならんばあちゃんが、あまりにかわいそう。
 しかし、少年にとって、父含む4人の、むさくるしい男たちが、良くも悪くも最強の家族になるわけで。
 この4人のダメップリもハンパないが、映画としては、素晴らしい描写がさくさく進む。
 この町の酒場の店主が企画する、フルヌードで、フルチンのままの自転車レース(画面には十数人のチンコが)、ビール飲み大会、そして、少年の叔父が考えた、酒飲み版ツール・ド・フランスの、馬鹿馬鹿しさ。ぼくもお酒は結構飲むほうだが、こういう酒の飲み方では、もう、人生終わりよ(笑)。
 千葉泰樹「生きている画像」が酒飲み讃歌なら、本作は酒飲み惨禍。
 ヒュルーニンゲン監督の、人間を描くたしかさ。これぞヒュルーマニズムか。「雨夜」の監督に、爪の垢を煎じて飲ませたいほど。
 いや、実際、映画的緊張感もありつつ、人間の幸不幸、対人関係の幸不幸、その描写のたしかさ。
 4人兄弟の妹の、ダメンズ・ウォーカーぶり、その妹の4人の兄たちのさらなるダメンズぶり、不幸な妹に追い討ちをかける兄たちの小学生感覚。身近にいたら、この上なくいやだけど、映画で見る限りは・・・・やっぱり、嫌だけど(笑)。
 しかし、男兄弟4人だけでなく、無残な結婚生活(夫に殴られたアザと、もちろんコブつき)から逃げてきた娘まで、引き受ける、少年の祖母。つらいだろうが、ある意味最強だなあ。

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