今、そこにある映画

傑作も駄作も、ともに見る。ともに、愛する。 変態です。出来れば映画はフィルムで見たい。別ブログ「昔の映画を見ています」もあるでよ

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 銀座シネパト的なタイトル「復讐走査線」を丸の内ルーブルで見たあと、本家・銀座シネパトにて、本作。ぼくの知る限り、コンフィデンシャルというタイトルは、LA、HKに続く。ま、フンイキ出すための意味のない邦題で。原題は「THE SON OF NO ONE」。ま、どちらもどっちな、凡タイトル。
 無名の新人チャニング・テイタムは、NYの警官。その上司の警部に、レイ・リオッタ、ってとこが銀座シネパト的B級感丸出しだが、刑事で、しかも悪徳。ここは、レイ・リオッタの独壇場でしょう。
 この主人公、若者が、クイーンズの公営住宅での少年時代に、やむにやまれずクズなチンピラ二人を殺している。これを、見逃したのが、アル・パチーノ刑事。アルパチは、少年の死んだ父親と、元同僚の刑事だった、その元同僚に「俺が死んだら息子を頼む」と頼まれていた、だから、元同僚の息子の殺人に同情して、見て見ぬふり。
 しかし、警察が二つの殺人事件を闇に葬ったことに違和感を感じた<ある者>が、この過去の<コンフィデンシャル>を、地元紙の女記者に、匿名で知らせる。女記者は、これを連日紙面化、警察の悪を追及し続ける。
 この女記者がどこかで見た顔だとずうっと思っていたが、ラストのクレジッドで、びっくり。なんと、ジュリエット・ビノシュとは。すっかり油の抜け切った、化粧っ気のない、キャリアウーマンを、ガリガリで本当に油の抜け切ったビノシュが演じている。かつてのセクシー・ヒロイン女優も、ガリガリのノーメイクで、すっかり干物状態。ちっともフィーチャーされず、あっけなく殺されて。うーん。
 一応地元紙ながら、新聞社の編集部に、常に彼女一人のみ。ナニ、この、貧相さ。
 まあ、彼女のハードボイルド感の表現なんだろうが。フランスから呼んだ女優に、この低待遇、としか感じられず。
 <どんでん返しのためのどんでん返し>的に、過去の少年の犯罪を明らかにする者の存在が明らかになっても、そりゃ<どんでん返しのためのどんでん返し>だから、何の感銘もない。
 妙に、人生の悲しみを歌いつつ、でも、結果は、<どんでん返しのためのどんでん返し>だから、感銘もゼロ。若き主人公の妻に、ケイティ・ホームズ、それにアルパチ、レイリオ、ジュリビノだから、なにげに豪華なオールスタア映画(それなりに有名なスタアを短期間使った、省コストな)なんだけど、逆にそれゆえ銀座シネパト的な、貧相感も満載。
 非映画的な小細工連発の「陰謀の代償」は、あまりに、しょぼかった。
 ラストの公営住宅の屋上に、一同揃い踏みの、互いに銃を向け合うガンファイトも、ジョン・ウーの劣化版というもおろか。
 アルパチが「俺も昔は若かった」という、その回想シーン、昔も今も同じしわしわ顔、って、特殊メイクの手の抜きすぎだろ。ギャグか。
 まあ、結局、レイ・リオッタのメタボかつ卑劣な顔やら、体型やらだけで(笑)満足できるB級映画ファンだけが、楽しめる(笑)映画か。アルパチは、オマケで、妙なお徳感か(笑)。
 
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