今、そこにある映画

傑作も駄作も、ともに見る。ともに、愛する。 変態です。出来れば映画はフィルムで見たい。別ブログ「昔の映画を見ています」もあるでよ

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成島出「八日目の蝉」

 新文芸坐にて。
 赤ん坊を誘拐する女・永作博美。
 赤ん坊を盗られた女・森口遥子。
 その夫(にして、永作と不倫)田中哲司。こいつが全ての原因の、いい加減なヤツ。ま、菅直人みたいな(笑)。
 その赤ん坊が成長した後は、アルバイトに明け暮れる大学生・井上真央になる。彼女は、ダメ男の実父への不満から、逆父親幻想ゆえに、年上の塾講師・劇団ひとりと、腐れ縁。ま、前原セージみたいなヤツか(笑)。
 フリーライター・小池栄子が、真央に、取材と称して近づく。
 以上の主要登場人物のだれひとりとして、感情移入することが出来ない。みんな、バカ。
 いや、バカはバカなりに愛敬があるのが、娯楽映画の鉄則なのだが。結果的に、しゃれにならないレヴェルなんだよね。ま、井上真央は、ふつうのバカなんだけどね。上から目線の感想だけど(笑)。
 余貴美子は、いつもうまいが、今回は、やや残念。ソフト・レズビアニズムの、カルト新興宗教の関西弁の女教祖役。関西弁で、当たりきたりなことを、大げさに言う役なのだが、なんか、振り切れていない。なんだか、足踏みしているような演技。
 小池栄子も、いつもうまいが、今回は、やや残念。それもそのはず。
 引きこもりなのに、如才なく取材する、フリーライター。相手の思惑省みず、がんがん責める積極的取材。猫背なのに、前向き。猫背なのに、すっすっすっと、すばやく歩く。
 ちょっと、無理筋でないんかい。とはいいつつ、この失敗気味の演技であっても、小池栄子出演シーンには、ただならぬ緊張感が漂う。あらためて、すごい。 
 あと。いまさら、<ズームアップしつつ、トラックバックする、ヒッチコック・テク>を、キメの、まぢの、ショットで使うのは・・・・(笑)。
 あとですね、井上真央と劇団ひとりのセックスシーンで、真央の乳首映さず、ひとりの乳首が丸写り、って、明らかに、おかしいやろ(笑)。
 成島出、痴漢疑惑のあとの、迷走か。
 あと。永作博美、キメの笑顔連発、むかつくぞ。
 いや、上記、名前の出た俳優さんは、みんな過去に名演しているんだけど、なんだか、役者の無駄遣いな、本作なのでした。
 
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野ダメ政権の船出

 玄関ついたら2分でご飯。
 政権できたら9日で辞任。
 前政権の松本某も、今回のハチ坊のように、同じように辞任している。学習能力がないのか。
 そもそも、<デェージンの視察>なんて、誰の得になるのか、そもそもさ。
 今後の施政の参考に行くのが、視察だろう。
 ところが、<大臣就任のご褒美の小旅行>ぐらいにしか考えていないだろう、奴ら。<修学旅行>で、浮かれて。ハメ外しちゃいました、みたいな。
 地方に物見遊山に出かけて、俺が新大臣だあ、おそれいったかー、おおぜい随行団(含むマスコミの群れ)引き連れて、出迎えた地元民どもが、ははあーッ、といっせいにアタマ、下げ。
 自分を水戸黄門かなんかと、勘違いして、舞い上がったか。
 大臣就任の緊張感もとれ、しかし高揚感は続く。ついつい地方への旅行での開放感もあり、しかも大臣としての初の行脚、みんな、俺様にかしづいてくれるぜ、と。
 実力でなった大臣でもなく、大臣としての覚悟もない。せいぜい、修学旅行に浮かれる中学生か。しかも、半分学級崩壊している学校の。
 
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「コクリコ坂から」

 たまたま、映画を見れるぞ、というときに、時間的にこれがベストということで、思わず見ちまったぜ(笑)。
 劇中、当時のTVから、坂本九「上を向いて歩こう」が流れる。同時期に見た、成島出「八日目の蝉」では、同じく「見上げてごらん夜の星を」を、登場人物が歌う。
 おりしも、311震災の後、サントリーCMでは、この2曲をフィーチャーして、大勢のタレントが歌ったものだ。時代は、永六輔・中村八大・坂本九の、689トリオ、再びか。
 民間応援ソングとしての、坂本九。政官は、クズな民主党政権で、当てにならんからなあ。
 誰しもが思うように、東京オリンピック直前のころを舞台にした本作は、まるで吉永小百合主演の日活青春モノのような趣き。
 ヒロイン(声・長澤まさみ)、そのボーイフレンド(声・岡田准一)は、ほとんど、吉永小百合・浜田光夫コンビの、暗め版といったところか。
 ジブリは、これまでは、わりと大作、ないし大作風の映画を作ってきた。その合間合間に、力を抜いた小品風の青春映画なんかを作ってきたわけだ。
 つまり、専属のアニメーターを多人数抱え込んだ中小企業として、大作だけでは、組織が持たない。コンスタントに作品を作って、社員を養わなければ、ならない。それが、今までは、小品を作ってきても、本来のジブリは大作のイメージに守られて、何とかしのいできたわけだ。
 小品のはずの、ネコの恩返しとか、農村回帰少女とか、も、何とか、ジブリの、<やや力を抜いた佳作>の位置をキープしていたわけだが。
 本作にいたって、まあ、監督の才能のなさか、<会社存続>のための<プログラム・ピクチャア>ということが、ロコツにばれてしまいましたな。社員を養うための、低予算映画。
 いや、それ自体が、悪かろうはずもなく、組織存続のためには、まあ大作だけでは、喰っていけまへんやろ、アニメーターも遊ばせてるわけにはいきまへんやろ。で、ちゃちゃっと、言い方は悪いかもしれんが、粗製濫造で、そこそこの映画を作って、そこそこ、今年度の営業利益出さな、あきまへん。
 そういうとき、いや、ワシは、そんなん手抜きのような映画、よう作りまへんわ、と宮崎駿。ジャ、手のあいてる兄ちゃんつこおて、そこそこの映画を、文句もイワンと、ちゃちゃっと作っちゃるのは、おらんかいな。
 おりますがなおりますがな、ほれ、宮崎のボンボンが。
 おー、あいとるあいとる。じゃ、ボン、お頼みしまっせ。
 あー、まかしときなはれ、なーに、オヤジが、こりまくって作る何分の一かの予算で、ちゃちゃっと、いてこましたりますわ。
 あー、あんじょう、やってや、たのむで、ボン。
 まかしときいな、鈴木の叔父貴。
 ということで、カントク宮崎吾郎にとっては、何の思い入れもない、1960年代初期の映画が、作られるわけだ。
 そのいちいちが凡にして庸な描写。
 ゆいいつの美点?が、主演の長澤まさみ・岡田准一から、脇に至る声優陣が、元の顔を思い出せないほどの、そっけない声技。あー、ホントに地味。ホントに、オーラなし。
 前作「ゲド戦記」を見ないままいうと、長澤まさみからすら、オーラを消しまくる、監督の特性か。
 
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 蒼井優主演「洋菓子店コアンドル」も快調だった、深川栄洋の宮崎あおい助演作。
 本作も、なかなか快である。
 ほんのワンショットのみ出演のチョイ役に至るまで、快演。この監督の、役者の演技を引き出す演出力の確かさ。「ほんとに断酒できる人は、そのタイミングで、宣言しないから」の患者氏には、酒飲みとしては、ついつい爆笑。
 ただし、例外がある。主演の桜井翔が、微妙。というか、ひとり演技陣の足を引っ張っている。これは、最終的に監督の責任といっていい。
 宮崎あおい、絶品。桜井と夫婦役だが、こんなに夫婦で<演技格差>があっていいのか(笑)、というくらい。いちいちの、<顔のたたずまい>こそが絶品という、あおい=蒼井の、快。
 友人役・原田泰造、もっと映画に出て欲しいぞ。その顔、声、演技、全てが快。
 要潤おおこんなにいいヤツだったか、柄本明最近の数ある出演作でもベスト、池脇千鶴相変わらずいい地味だけど(笑)、吉瀬美智子快調、新人らしい浅倉あきも快、ンな中にあって、主演だけがダメ。
 基本的にヘタ、という、素人演技なのに、<非常に難度の高い、演技力を要する、微妙な演技に挑戦>というチャレンジャー、もちろん、失敗している。
 なんだろう、感情が豊かな、よく泣きじゃくるキャラが、仕事に目覚めて、自らの感情の吐露を封印、いっけん無感情なままプロフェッショナルにこなしていく、という役柄。
 それを桜井は、ゆっくり、ボーっと演じているのだが、ただの、ゆっくり、ボーっ、にしか、見えない。プロフェッショナルにも、センシティヴにも、見えない。
 主演が、演技力あったら、この作品は、とても、素晴らしかったに違いない。
 かつて鈴木清順が、「あなたの映画はつじつまが合わないことが多いようだが」と言われて、「つじつまを合わせるのは役者の仕事だ」と応えた。
 どんなに<ご無理ご無体>な清順映画であっても、主演スタアが圧倒的な存在感があれば、<つじつまは合う>というのだ。まあ、清順も無茶だが、ある意味真実。この映画も、桜井が<演技力>か<存在感>があれば、それなりに感動できたのだ。
 ジャニーズでなくても、もっと存在感のある役者がやれば、というところか。
 
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 飯田橋ギンレイホールにて。大森立嗣「まほろ駅前多田便利軒」との2本立て。 
 同時上映「まほろ駅前多田便利軒」には、大森監督の兄弟・大森南朋、父・麿赤兒も出演。
 本作は、青森で100年続く大森食堂の、大森家4代の歴史を描くもの。大森が、大盛な二本立てであった。大森家の話だから、監督に大森が選ばれたのか? 何か、安易に選ばれたようにしか思えないのも、本作の不徳のいたすところか。
 安易な、安いヴィデオ撮りの、見るに耐えない映像は、さておき? かつての<青春映画の旗手>も、薄いドラマ作るようになっちゃったナーと。
 オリエンタル・ラジオの<アゴヒゲのほうのちゃらいヤツ>が、明治時代の、屋台から始めて、店を構える大盛食堂一代目。オリエンタル・ラジオの<メガネのほうのちゃらいヤツ>が、現代の四代目を継ぐかどうか悩む青年。
 ちゃらいアゴヒゲのほうは、明治の青年というのは、やや難役だったようで、というか、もともと演技力がないのか、顔つきや台詞が、間がもたない感じ。たびたび、間があく演技。
 ちゃらいメガネのほうは、現代のちゃらい青年をそれなりに好演。これから、脇役で演技もありの可能性。カンニング竹山、宮迫、ほか多数の、本業お笑い、副業シリアスものの演技、で、いけるんとちゃう。

 ちょっとした、ギミック。
 以下、ネタバレ
 
 
 一代目の、ヒゲ面の親友は、何かと一代目の面倒を見る、馬買い。
 四代目の、これまたヒゲ面の親友は、稼業の馬を、オートバイ・サーカスに、乗り換えた男。これも、四代目を好アシスト。
 さらに。
 一代目の連れ子が、四代目の祖母。
 これが、まったくおざなりな演出で、うまく、活かされない。さりげない演出とも、違うのだ。
 大盛一樹、やっつけ仕事だなー。
 この一代目連れ子の養女はじめ、青森弁ネィティブの出演者は、好演。
 
 なお、本作のラスト・クレジットには、めったに見られない光景が(笑)。ふつう、このての地方発・地方密着映画には、ありがちなことだが、地元の撮影協力の会社・個人・団体の名前が列挙される。本作では、さらに何人も何人もの前・元を含めた政治家の名前(全部、肩書きつき)も列挙。それもすごいが、<安倍洋子(安倍晋太郎令夫人)>の、肩書きにも、びっくり。
 いや、別に政治家が協力するのは、いいけどさ、何で肩書きをつけるかという。なお、聞いたことがない有象無象の政治家の名前は覚えていないのだが、令夫人の肩書きがあまりに衝撃的だったので、安倍洋子さんのみ目に焼きついてしまいました(笑)。
 映画の中身より、衝撃的なクレジット。そこがこの映画のキモか。
 
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