|
FJMOVIE年度別ベストテンを、再利用して、歴代ベストテンを、続けます。
詳しいことについては最初の【〜1945年以前・戦前編】を参照ください。では。 1位 「麦秋」 小津安二郎 原節子 笠智衆 佐野周二 杉村春子
原節子の気持ちが良く描けているとは思わないけれど、杉村春子が、とてもいい。のちに日活アクションで主に悪役を演じる、二木本柳が、おだやかなおだやかな男を演じているのも、いい。 【補足】詳しくは、兄弟ブログ<昔の映画を見ています>の特集<小津安二郎映画の正体> を、ごらんあれ。 2位 「めし」 成瀬巳喜男 原節子 上原謙 島崎雪子 杉葉子
東京大阪が逆だけれど、これも小津「淑女は何を忘れたか」市川「あの手この手」川島「女であること」に連なる、<突然の姪の来襲による夫婦のリフレッシュ>ものといえなくもない。成瀬らしくラブコメというには、シニカルだけれど。 【補足】何か、外国映画あたりに、元ネタがあるのかしらん。それとも「淑女は何を」の影響? 3位 「カルメン故郷に帰る」 木下恵介 高峰秀子 小林トシ子 井川邦子 佐野周二 それなりに面白い田園コメディ。 しかし、日本映画初のカラー映画の、主要登場人物のひとり佐野周二を、盲目とする木下恵介の<屈折>。 そして男性教師同士のフォーク・ダンス(それはほとんどチーク・ダンス的ですらある)、女性ストリッパー同士のキス、という木下の<カラー>。 4位 「白痴」 黒澤 明 原節子 森雅之 三船敏郎 久我美子
原節子・久我美子・東山千栄子の女優陣はいいのだが。こんな彼女たちをもっと見たかったと思わせるのだ。ただし、三船、モリマたち男優陣とお話の展開は全く駄目。論外。 【補足】黒沢が、アクション以外の視点で、男を描くととたんに、小学生じみてくるのは、なぜか。やんちゃ坊主の小学生三船と、白痴というより、いろいろな意味でおとなしめな小学生モリマ。 5位 「偽れる盛装」 吉村公三郎 京マチ子 藤田泰子 小林桂樹 菅井一郎 まあ、ええんとちゃいますか。 【補足】堺雅人か。ウェルメイドだが、評価はされすぎだと思う。 6位 「適齢三人娘」 川島雄三 若原雅夫 吉川満子 幾野道子 津島恵子
なんてことない定食コメディの楽しさ。 肩の力を抜いた川島は楽しい。手を抜いた川島はともかく。 7位 「愛妻物語」 新藤兼人 乙羽信子 宇野重吉 大河内伝次郎 滝沢修 【補足】ふつうの出来。評価のされすぎ。 なお、以下については、投票者がおそらくひとりとかで、順位・コメント 、残っておらず。
「どっこい生きている」 今井 正 河原崎長十郎 中村翫右衛門 木村功 岸旗江 【補足】ふつうの出来。評価のされすぎ。 「天使も夢を見る」 川島雄三 鶴田浩二 佐田啓二 河村黎吉 津島恵子 【補足】まあ、そこそこ。 「盗まれた恋」 市川 崑 久慈あさみ 加藤道子 森雅之 川喜多小六 【補足】まあ、そこそこ。 なお、この年のこれ以外の作では、
「おぼろ駕籠」「大江戸五人男」バンツマの快楽 「善魔」三国連太郎のデヴュー作だが、いまいち、しまらない「少年期」ああ、なんという石浜朗少年、デヴュー作の、すがすがしさ。「海の花火」なんという木下的センチメント。 「我が家は楽し」まあ、ふつうのホームコメディ 松竹版「自由学校」佐分利がほのぼの 大映版「自由学校」は、この前、京橋で上映したが、見逃した。求む再上映。 「天使も夢を見る」「適齢三人娘」まあ、そこそこの川島、楽しい。 「舞姫」意外と面白い成瀬。もっと面白い「銀座化粧」。 「武蔵野夫人」溝口だが、あまりに情けないモリマに大爆笑。自殺未遂でなかなか死なずに(笑)まわりドン引きの告白を続ける田中絹代にも、小笑い。 「お遊様」溝口だが、セクシー奥様な田中絹代に小笑い。 「女賊と判官」マキノ、最近感想書きました。 「八つ墓村」松田定次・千恵蔵版だが、見たかどうかは? 「夜来香」「恋人」「盗まれた恋」この時期の市川崑は、記憶に残らず。 監督賞 小津安二郎(「麦秋」)
脚本賞 小津安二郎、野田高梧(「麦秋」) 主演男優賞 阪東妻三郎(「おぼろ駕籠」「大江戸五人男」) 主演女優賞 原節子(「麦秋」「めし」「白痴」) 助演男優賞 二本柳寛(「麦秋」「めし」) 助演女優賞 杉村春子(「麦秋」) 新人賞 石浜朗(「少年期」「海の花火」) これ以外は考えられない、最強の布陣。
特にハラセツ、一年で、小津・黒沢・成瀬に主演してしまうという。まさに、ヴィンテージ・イヤー。 で、これは見たいなあ、というのが、
千葉泰樹「泣きぬれた人形」ひばり、岡田英次 佐分利信「ああ青春」「風雪二十年」ともに、主演も 久松静児「宮城広場」原作川口松太郎、脚本成沢茂昌、監督久松、と絶対?の布陣で、森雅之、乙羽信子、久我美子、どんな話だ。モリマと宮城広場といえば、この時期、新劇役者の中でもスバ抜けてブルジョワなモリマに、新劇といえばめったやたらと多かった共産党系演劇人が、「(共産党)革命がなった時には、森雅之は、宮城前広場で、公開処刑にするっ」と、恫喝したという。時代だなあ。 小林恒夫「花の進軍」東映なのに、高峰秀子・三枝子、原節子、木暮実千代とは、すごい 清水宏は、「その後の蜂の巣の子供達」は見ているが、「桃の花の咲く下で」監督清水、主演笠置シズ子は、ハゲシク見たい。 田中春夫「ひばりのアンコール娘」美空ひばり主演ものだが、カ、カントクが、田中春夫ーお? えー。出演もしているようなので「あの」田中春夫なんだろうが。まあ、詰まんないヴァラエティーなんだろうけど。ハゲシクなく見てみたい。 並木鏡太郎「平手造酒」にはミスマッチそうな山村總だよ。 「デコちゃんの千一夜」短編か。解説に徳川夢声。主演はもちろんデコちゃん。 |

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー





