今、そこにある映画

傑作も駄作も、ともに見る。ともに、愛する。 変態です。出来れば映画はフィルムで見たい。別ブログ「昔の映画を見ています」もあるでよ

アメリカ・ヨーロッパ映画

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 いまや、アクション映画の時代の顔、ジェイソン・スティサムのしゃかりきアクションもの。ほんとは別の映画を見に行った映画館で、このポスターをチラッと見たら、R−18の張り紙が。えー、アクション映画で18禁とは、どんだけ〜(古っ)、ということで急きょこちらに乗り換えた。
 乗り換えて、正解といえば正解。これ、予想したハードアクション・サスペンスとまったくちゃいまっせ。 なんと本年度最高のバカ映画! 
 もとから超人のスティサム、その心臓をうらやましがられて、なんと暗黒街のボスの弱った心臓と交換させられゃう。代わりに体内に埋め込まれた人工心臓、外付け(!)充電器は、激しいアクションで、壊されて絶えず体に充電していないとすぐ止まってしまう。スティ様、あ変換間違えたが、このバカバカしさは様つけてもいいな、スティ様、絶えず体に直接電流流して、充電しなきゃいけない! かくて高圧電流器で充電しつつ、自分の心臓を追っかけ、大アクション連発!
 もう、笑える笑える。次々のバカバカしい展開に、特に前半は大爆笑の連続。いや、これだけ笑えるアクションは、考えてみたら、全盛期のジャッキー・チェン以来だろう。じゃ、30年ぶりくらいのケッ作か。まあ、後半はさすがに息切れして、笑いも減るが、前半だけで十分お釣りがくるぜ!
 なお、心臓盗っちまったら、さっさとスティ様殺していいのに、何で人工心臓? と、いう当然の疑問は、超人の心臓以外の内臓各種、巨根ちんちんも、ついでに盗っちまおう、という欲の深いボスのせい、と一応説明はついとる。
 冒頭の、18禁の理由だが、ストリップ・バーその他でやたら全裸女性登場。ついには、高圧電流器のないところで、充電の必要に迫られたスティ様、知り合いの心臓医に電話したら、体をこすり合わせれば静電気が発生するから(!)盛大に体をこすり合わせろ、ということで、彼女と公然ファック! 映画はおバカポルノに変身する。その他、敵に対する各種の肉体損傷も数々あり、中国人・韓国人・ヒスパニックの敵チームへのあからさまな差別言辞もあり、敵の現場ボスが全身全顔タトゥーだし。
 いやあ(いまや消滅した)70年代のめちゃくちゃ映画群へのオマージュか、なぜかポルノ俳優の街頭デモがあったり(そのなかに当時の洋ピンにたびたび出ていた名物男優の顔もちらりと見えたりして)安い女体の乱舞といい、最後お定まりのプールのある豪邸での敵のパーティーといい、なんか、爆笑させてくれるだけでなく、和むなあ(笑)。デヴィッド・キャラダインまで出てくるし。
 断言しよう。本年度裏ベストワンだ!

 アメリカの世襲映画。オリジナルは昔DVDだかヴィデオだかで見た記憶があるが、印象に残っているのは、ウォルター・マッソーの仏頂面くらいか。ということは、面白くなかったのかな。本作もまた、それほどのものでもなく、パクリだった「交渉人 真下」のほうがかえって印象が強まったくらい。
 「真下」だって傑作というものではなかったので、これは鉄道に対する、日本人とアメリカ人の、愛の、差、だろうか。実際このトニー・スコット監督作でも地下鉄から離れて、カー・クラッシュのシーンになると生き生きしているもの。警察の現金輸送車が、犯人の要求どおりに身代金を運ぶため、街中を急ぎに急ぎ、次々派手な事故を起こしていく。その挙句、登場人物の一人に「なぜヘリを使わない?」なんて、言わせる自虐ギャクかい。
 犯人役にジョン・トラボルタ、こういう好感度がある大物俳優を使うと、愛嬌は感じられるものの、冷酷な犯人像は作れない。それまでずっと地下鉄中央司令室に座りっぱなしだったデンゼル・ワシントン(やたらと太っているのは役作り?)、クライマックスでは拳銃握り締め、街中を走り回るコテコテ・ヒーローに変身、ってキャラ変わりすぎだろ。ギャラ分の働きはしてもらわなきゃ、最後はやっぱり主役の存在感を、ということなのだろうし、クライマックスは派手などんぱちを、ということなのだろうが、そういうやからに<地味なサスペンス>を作らせるのが間違いの元。

「96時間」

 シリアスドラマで名を成したリーアム・ニーソンがアクション映画に参戦。007かランボーか、はたまた「ボーン」シリーズのマット・ディモンか、という安置・映陣愚な、もとい、アンチ・エイジングな超人的ノンストップ・アクション。お気楽に楽しめる、消夏/消化映画。きっちり二時間楽しませてくれるのだから、ありがたい。「アマルフィ」と違って、誘拐サスペンスに必然性てなモノもあるし。「アマルフィ」と違って、最新映像技術の必然性もあるし。「アマルフィ」と違って、ロケ地フランスのマイナス面にもきっちり目を向けているし。「アマルフィ」と違って、ちゃんと人は殺されるし。
 しかし、非処女だと、薬漬けにされて、タコ部屋で労働者相手の売春、処女で上物だと、豪華ヨットで中東の金持ち王族とベッドインて、わかりやすい価値基準だなあ。もっとも、レイプされることに違いはないが。
 ちょっと、イッコだけ突っ込むと、ニーソン、娘の外国行きには異常な難色を示す。そんなに、フランスより、アメリカが安全なのか。なのに、娘の歌手志望は大賛成。直前に女性人気歌手の警備をアルバイトして、その際、その歌手に訪れる危難を数々救っているにもかかわらず。歌手業、結構危険じゃん。

「ノウイング」

 宇宙科学専攻のMIT教授ニコラス・ケイジが、この50年間の大惨事を予言した少女の暗号予告を解読する・・・・。
 う〜ん、この結末に持っていくかあ、というところで、ずっこけた。たとえて言えば、全体の9割がメイン・ティッシュで、最後の1割がデザートとすると、そのデザートの食材があまりにゴージャスなため、それまでのメインの貧弱さが、悪目立ちするという。最後の最後に、それまでからはまったく予想も付かない大花火をぶち上げた三池崇史「デッド・オア・アライブ」という例もあるが、あれは突きぬけた爆笑を誘うがゆえに効果的であり、そこへ行くまでもなかなかがんばってもいたのだ。羊頭狗肉という言葉があるが、これじゃ鯨頭ししゃも肉だ、いや、最後がすごいから逆か、ししゃも頭鯨肉。
 このゴージャス食材を使うなら、メインとデザートの割合は、9:1じゃなくて、6:4か7:3くらいにしないと。あと、宮崎駿程度の繊細さと大胆さが必要だな。
 大体この映画、「光る目」などの50年代B級SF、ニコラス・ケイジもいっぱい出ているどかんどかんアクション、それに「未知との遭遇」を切り張りしたようなお話で。最後あそこへ持っていかなければ、そこそこ地味な映画として、だれの頭からも分相応に忘れ去られたものを。だいいち、深夜の森の木立の中にたたずむ、怪しい看視者たち、って、スピルバーグもそこそこうまい描写が、ぜんぜんいけてないからなあ。

 どこかの評で、アレンの今度の新作はペドロ・アルモドバル調、エリック・ロメール風だ、というのを読んで、おお、この三人の映画が好きなわしは、見ねば、と思ったしだい。で、見ましたが。
 う〜ん、アルモドバル調っても、スペインでスペイン人使って恋愛モノを撮れば、誰でも似たようになるよね、て程度。ロメール風というのも、複数の男女が恋愛関係になったり、友情やら、片思いやら、いろいろなパターンのペア関係をとっかえひっかえすれば、どうしたってロメールになるわな、という程度で。
 で、わたしはこの映画、途中で何度も退屈になりましたね。これはロメール風の恋愛模様ではなくて、ずばり流行の言葉で言えば、肉食系男女のマン・ハント合戦。実際に恋人がいても(いなくても)ロメール映画の登場人物たちには恋に恋するかわいらしさがあった。ところが「恋バル」は、恋というより肉食獣の食うか食われるかの戦いめいている。そういう意味でのマン・ハント。
 この「恋バル」を見たおかげで、ああロメール映画って、草食系男女の話なんだなと再確認。アルモドバルだって、「恋バル」よりはるかにお下劣なシーンでも、何か品のようなものがあった。アレン、下手なものに手を出したなって感じ。
 「マッチポイント」、「タロットカード殺人事件」に引き続き、スカーレット・ヨハンソン、美味。

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