今、そこにある映画

傑作も駄作も、ともに見る。ともに、愛する。 変態です。出来れば映画はフィルムで見たい。別ブログ「昔の映画を見ています」もあるでよ

アメリカ・ヨーロッパ映画

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索
 いやー、面白い面白い。
 小気味よいアクション快作。ぼく的には、今年一番のアクションもの。
 オススメ。
 メル・ギブソンが<老刑事>に。いや、顔はしわしわだが、アクションは、かっこいい。
 特に後半の、つるべ打ちアクションの、面白いこと。ギブソンはじめ、さまざまな人々のキャラも立っており、あっと驚くアクションをさりげなく、しかしがんがん連打する。
 シブくて、なおかつハデ。ストレートで、なおかつシニカル。イギリス主体な良さが出ている。
 おかしな言い方だが、軽く重厚感があり、なおかつB級感の軽やかさも、ある。
 タイトルは、いかにも銀座シネパトな、三流感が漂い(見たのは、丸の内ルーブル)、あまり食欲はそそらないが、どうして、見たら面白い。原題は、エッジ・オブ・ダークネスと、平凡だが。
 最後の頃なんて、「クスリ」にやられて、ほぼゾンビ状態、体は傾き、足取りは千鳥足のメルギブが、悪の組織をひとりで壊滅するなんざ、イヨッと、声をかけたくなるなあ。
 なんだか、今の日本でも身近になった、カウンターを手に操作するシーンも、考えている。とにかく、特に後半、脚本もよく出来ている。何でも、イギリスの伝説的TVドラマを基にしているらしいが、監督も撮影も新「007カジノ・ロワイヤル」(未見)のそれらしく、こうなるとこの映画も見なくてはイカンな。
 メルギブの娘になる女優は、なにげに可愛いし。ラストは、まさかメルギブの映画で泣けるとは、思わなかったぜ。
 ただ、メルギブ、やたらとジンジャーエールをひとにも自分にも勧めるが、ついにだれもジンジャーエールを飲まないなあ。
 
https://movie.blogmura.com/movie_theater/
★ にほんブログ村・劇場映画鑑賞★

「スーパー8」

 うーん。まあ、あまりたいして期待しないで、今、地元のシネコンでやっている中では、これかなあ(消極的見たい度、と、一番手ごろな上映開始時間>笑)と、見たら、うーん。
 まず。別に本作に限らないが、CGてんこ盛りの、特撮映像を見て、何が楽しいのだろうか、と。
 煙一本、ちろちろ燃える火のひとほむらも、実際に燃やさず、パソコンでパコパコ作ったCGの数々は、やはり、何の興奮もしない。それが、華々しい災害場面であればあるほど、体温が冷えていく。パソコンの画面上のドットの集積にしか過ぎない<偽りのスペクタクル>に、人は、興奮は、しない。少なくとも、ぼくは。
 どんなに素朴なものでも、本物の火を、フィルムに定着させてこそ、興奮するのだ。少なくとも、ぼくは。まあ、そういうフィルム官能者は、かなり減っているとは、自覚はしているのだが。
 それと、もうひとつ。どんなに、お子様たちが危機に襲われようと、ハリウッド映画では、お子様たちから一滴の血も流れないのだ(ヒッチコック・トラウマか)。せいぜい、いい訳めいたかすり傷程度。
 あと、犬ね。犬たちからも、一滴の血も流れないのだ、という、ハリウッド映画のコード。
 あと、女ね。女たちからも、一滴の血も流れないのだ、という、ハリウッド映画のコード。
 お子様、犬(ネコなどのペット)、女。ハリウッド娯楽映画では、けっして、これらから血が流れることはない。もちろん年齢指定/規制映画は、この限りではないが。
 ということは、血を流すのは、大人の男に、ほぼ、限られるわけで。これで、サスペンスの7〜8割は、減じることに。ああ、<政治的正しさ>とやらは、なんと映画からサスペンスを奪っていくことか。
 同じく、この映画の<宇宙人>も、また、政治的コードに忠実で。
 そうだよねー。あらゆる訴訟の場合を想定した、ディザスター映画なんて。この種の映画って、もう、全て、弁護士の管理下におかれてしまったわけでしょう、いわゆるハリウッド映画は。まあ、昔から、ハリウッドは、そうなのかもしれないけれど。
 管理された刺激。もともと、そういう事態に、適用できる体質を備えていたのが、<プロデューサーとしての>スピルバーグ(本作のプロデュース)であり、ルーカスであり。マイケル・ベイであり。
 今回の映画の前の予告で、今年冬公開のCGアニメ映画の、監督がスピルバーグで、製作がピーター・ジャクスンという、いわば<下克上?>な映画も、あったりして。まあ、そうなんだろうなあ。そういう、ツルミなんだろうなあ、という。
 おそらく本作が、<参照>した「ET」の現代版を狙ったのだろうが、「ET」のある種楽天性が欠けていたこともあり、いや、アイドル性も欠けていたか、まあ、比較にならない。なによりも、「ET」にすらあった、懐中電灯の光の乱舞といった、映画的興奮を、徹底的に、欠いている。。
 ダコタの妹、エル・ファニングの、ふてぶてしさは、ダコタよりは、いい。ダコタより、将来性は、あるような可能性。でも、「ET」の、ドリュー・バリモアほどでは。いや、可能性は、あるぞ、エル・ファニ。
 にしても、ダコタは、どうした、最近?
 
https://movie.blogmura.com/movie_theater/
★ にほんブログ村★
 

「ブラック・スワン」

 評判につられてみたら、全然面白くない。
 しかも、ブライアン・デ・パルマの出来損ないじゃないか。
 母親(いや、全然おもかげないないけど、バーバラ・ハーシー??)との関係といい、ラストといい、逆「キャリー」か。
 デ・パルマのワクワク感、チープ&ゴージャスな爆発感もない。いや、デ・パルマの爆発感って、ちょっとなさけないとこもあるんだけどね。
 まず、バレエ・シーンが凡庸。何のどきどきもなし。いや、そつなく踊っているんだろうけど、踊りにバロック感がないよな。なんだよ、バロック感て。クラシックなはずのバレエに、パンクな感じ(て、なんだそれ)を持ち込もうとしたのかもしれないけど、ことごとく、中途半端。
 おそらく、ハリウッド式の<そつのない編集>に、負けたのだと思う。あるいは、才能がなかったのか。
 ヒロイン、ナタリー・ポートマンの本番ダンスシーンに、彼女の呼吸音が印象的。もちろんステージを見ている観客には絶対聞こえない音が聞こえるリアル。なんだけど、この映画のバロック感?には、合わない気がするぞ。
 <芸のない夢落ち>、そりゃ今さらだろ。

「あきれた日常」

 京橋にて。「EUフィルムデーズ2011」特集。09年、ベルギー=オランダ。
 前に感想を書いた「雨夜 香港コンフィデンシャル」の、ついでに見た映画だが、思わぬ拾い物の快作。もう一回上映があるが、こちらはおすすめ。フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督。
 大人になった作家が、自分の少年時代の家族のエピソードを回顧するつくり。
 少年時代の主人公が可愛らしくて、ナイス。大人になって苦労を知ると、いささかぎすぎすしたタイプに成長するんだが。
 少年の家庭は、祖母、アル中の父、父の兄弟3人(少年にとっては叔父)。つまり、人生・結婚生活に失敗して、そろいもそろって実家に舞い戻った、むくつけき4人兄弟(ひとりコブ付き)を、世話しなきゃならんばあちゃんが、あまりにかわいそう。
 しかし、少年にとって、父含む4人の、むさくるしい男たちが、良くも悪くも最強の家族になるわけで。
 この4人のダメップリもハンパないが、映画としては、素晴らしい描写がさくさく進む。
 この町の酒場の店主が企画する、フルヌードで、フルチンのままの自転車レース(画面には十数人のチンコが)、ビール飲み大会、そして、少年の叔父が考えた、酒飲み版ツール・ド・フランスの、馬鹿馬鹿しさ。ぼくもお酒は結構飲むほうだが、こういう酒の飲み方では、もう、人生終わりよ(笑)。
 千葉泰樹「生きている画像」が酒飲み讃歌なら、本作は酒飲み惨禍。
 ヒュルーニンゲン監督の、人間を描くたしかさ。これぞヒュルーマニズムか。「雨夜」の監督に、爪の垢を煎じて飲ませたいほど。
 いや、実際、映画的緊張感もありつつ、人間の幸不幸、対人関係の幸不幸、その描写のたしかさ。
 4人兄弟の妹の、ダメンズ・ウォーカーぶり、その妹の4人の兄たちのさらなるダメンズぶり、不幸な妹に追い討ちをかける兄たちの小学生感覚。身近にいたら、この上なくいやだけど、映画で見る限りは・・・・やっぱり、嫌だけど(笑)。
 しかし、男兄弟4人だけでなく、無残な結婚生活(夫に殴られたアザと、もちろんコブつき)から逃げてきた娘まで、引き受ける、少年の祖母。つらいだろうが、ある意味最強だなあ。
 京橋にて。「EUフィルムデーズ2011」特集。10年、ラトビア=中国。
 香港を舞台にして、桃井かおりが、広東語、日本語、英語を駆使して主演した映画、なのだが。
 マリス・マルティンソンス監督。原題は「AMAYA」のみ、副題の、有名映画のパクリみたいなのは、邦題として追加したものか。「雨夜」は、ヒロイン桃井の名前、って言うか、日本人の感覚では雨も夜も女の子の名前としてはなじまないが、そこはラトビア人監督の<外国人らしい日本趣味>か。その由来は映画のなかでふれられている。
 香港の中国人クリーニング屋主人(演じている役者は、香港映画で見た覚えがある)と結婚して、25年、すっかり地元になじんでいるが、人生とも夫とも倦怠期の日本人女性・雨夜。そこへ、この地に放浪してきた、ラトビア人の男。ラトビアでは有名なミュージシャンが演じているらしい。たしかに、その面構えは、人気スタアのオーラあり。その放浪者と、桃井かおり、その夫、その雇い主(にして、桃井に思いを寄せる)中国人マッサージ師、そのマッサージ教室に通う女の子(超かわいいアイドル女優顔、いや、こういう子が好みなんだよなあ>笑)、ラトビア人男の元カノが、からむ群像劇、なのだが。
 終映後、常連さんらしいふたりが、感想を言っていた。 
「何でつまらないのかな。ストーリーが面白くないのかな」
「フンイキ映画だからでしょ」
 いや、フンイキ映画にだって、いいのがあるよ。
 つまり、この映画は、下手なの。
 多岐にわたる登場人物が変わるたび、シーンが変わるたび、映画の流れ、感情の流れが、いちいちリセットされて、ゼロになってしまう。
 脚本が下手なのだと思う。演出が下手なのだと思う。90分なり120分なりの間、一定の感情、一定の流れ、一定の風合いを、持続させることが出来ないシロウト監督が、作った映画。それだけ。
 香港の都会で出会った、桃井、ラトビア人、ぼくの超好みの女の子が、田舎の漁村で顔を合わせる。その漁村は、桃井の息子が住む村(しかし、その息子は映画に出てこない)、女の子の両親が住む村(しかしその両親は出てこない)、ラトビア人男は「この村が君たちゆかりの村だとは、知らなかった。偶然来たんだ」という。なんじゃそりゃ。
 メロドラマの原則に従い、みんながみんなと絡み合っている。三年前、ロンドンで別れた元カノと、香港で偶然再会する。その元カノの現在の夫は、超かわいい女の子の元上司。
 なのに、シーンの流れ、感情の流れは、ことごとく、分断、分節、リセットされる。
 心がない、菅直人とか岡田が作った映画かと。
 ラストは、まあ、こういう<フンイキ映画>を作る人らしく、時制が冒頭に戻りつつ、現在であるという、<いかにもおしゃれな展開>なのだが、もう誰が見ても、お前、バカだろう、という意味のなさ。最初と最後のシーンが同じ、なんて、おしゃれだなあ、というその一点で、同じにして、でも、それ、何の意味もないという。
 桃井かおりの美点のひとつに、ぼやきみたいなつぶやきがあり、まさにつぶやき女優だと思うが、ベッドで眠れぬままの独り言長台詞(いや、いくら眠れないからといって、ベッドで、こんなに長いひとりごというやつ、いねーよ、という)はじめ、そのわずかな美質も活かしてもらえなかった。
 超かわいい女の子と、香港の、床がすけすけスケルトンのロープウェイのみ、見もの。ただし、このロープウェイ、演出がひどいと、それほどよく見えないというのも、残念。
 6/8もう一回上映があるが、見なくていいと思う駄作。ただし、あまりにつまらなすぎて、人気もなくて、今後見られる可能性は少ないという意味で、貴重かも。
 
https://movie.blogmura.com/movie_theater/
★ にほんブログ村★

.
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
昔の映画
昔の映画
男性 / B型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

検索 検索

Yahoo!からのお知らせ

標準グループ

登録されていません

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事