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うまい、うざい、うっとうしい、の満島ひかり主演作。
新人監督・石井裕也の快作ながら、相変わらずうっとうしい満島ひかりのせいで、星ひとつ減点。て、星取なんて、やってないんだけどね。 彼女ゆえ、快作になっているというのもあるんだけど、その独特のうざさが、常に、見ていて、実にうんざり、なのだ。 彼女のおかげで、先味も、中味も、後味も、ざらつくんだが、でも、映画自体は、たいへん面白いんだよね。パワフル、かつ繊細に押しまくる、人間ドラマ、人間コメディーとして、秀逸なのだ。 倒産しかかった、弱小しじみ加工会社が舞台。しじみ。この、しみじみと、せこい物のみを取り扱う加工場、という着眼点が、まず、せこくて、素晴らしい。 満島ひかりも、実際の身長とかは知らないが、その小顔といい、その奥目?(いや、実際に奥目かどうかは、ともかく、イメージね)といい、小粒感といい、しかし小粒ながら、しじみパワー感?も、感じさせ、しじみ感あふれるイメージに、ぴったりとはまる。 出てくる、おばさんおじさんたち、の顔もよい。こんなにおばさん、おじさんにフィーチャーした映画も、珍しい。特に準主役といっていい、おばさん(稲川実代子さん、というらしい)、ナイスな快演。夜のお茶の間で、「今夜は、見たいTVもないし。時間は、あるし。抱いてくれ」には、大爆笑。 子役も、ナイス。TVニュースで、ままハハだか、ままチチだかに、虐待される幼児のニュースを見て、どうやら「新しいお母さん」になりそうな満島ひかりを、ちらちら横目で見て、びびる、女の子が、たいへん、いとおしくて、おかしい。 新人ながら、うまくて、おかしくて、すばらしい石井裕也演出・脚本だ。 |

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