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団塊の世代を中心に、好評?らしいが、ぼくには1ミリも、共感できなかった。
ただ、映画はていねいな作りだし、主演の妻夫木聡、松山ケンイチ、ともに好演。脇役の男たちも、みな好演。 女優陣は、まあ、いてもいなくてもいい、しどころのない役を、手探りで演じる不安定さがあり、これは、たぶん演出のせいか? 韓英恵なんて、本来もっとうまいはずなのに、なんとなくしどころのない感じで。ま、もっとも、この映画では、女性は、単なる彩りだからね。<政治の季節>というのは、そういうこと。 原作(未読)は川本三郎で、朝日新聞入社>週刊朝日配属>朝日ジャーナル>モンダイの事件により退社>映画評論家に、という、そのキャリアを、妻夫木聡が、なぞっていく。 どちらかというと、赤塚不二夫似(笑)の川本を、妻夫木聡、そりゃ美化しすぎだろうと思うところだが、なんと意外なことに、かの妻夫木クン、ところどころで川本三郎のフンイキをうまくかもし出しているから、役者とはたいしたもんだ。 物語は<漠然と、ジャーナリストを夢見る男>妻夫木と、<ちゃらちゃらと、革命家を夢見る男>松山の、ちゃらい男たち、女たちの、ちゃらい野合が、武器奪取を狙い、自衛隊朝霞駐屯基地における、自衛隊員殺害に、至る。こんな、ちゃらい男たち、女たちの、ちゃらい夢望(むぼう)が、一人の人間を、通り魔殺人同然に、殺してしまう結果に。 うすっぺらい、ぺらっぺら左翼革命家(気取り)を、松山ケンイチが、ちゃらちゃらと快演。あまりにぺらっぺらオトコなので、これに感動してるようじゃ、馬鹿だろ、団塊世代。松山ケンイチは、ぺらい革命家気取りのオトコを、ちゃらい詐欺師に過ぎない、という演技演出。うまいなあ。 演技、演出は、一定水準なのだが、脚本が、ひどすぎる。 ここから、ネタバレ。ゴミ映画に、ネタバレを拒否することは、出来ないのだ。
この映画が、脚本的に、いかにバカ映画かというと。 週刊朝日の表紙アイドルが、「ダスティン・ホフマンの『真夜中のカーボーイ』見た? ダスティン・ホフマンが最後に泣くところがよかった」と、妻夫木にいう。 さらに、松山ケンイチが、「ダスティン・ホフマンの『真夜中のカーボーイ」見たか? ダスティン・ホフマンが最後に泣くところがよかった」と、妻夫木にいう。 二度も同じことをいわせて、ラストで、妻夫木が、泣く。 バッカじゃなかろうか。妻夫木、ダスティン・ホフマン気取りか。いや、この脚本、芸なさ過ぎだろ。 「泣いたところがよかった」「よかった」で、で、最後に、泣かせる。本当に、芸が、ない。 これに、団塊の世代やら、原作者が、泣いた、というのを、なにかの記事で読んだ気がするが、その、非映画的感性は、まったくもって、信じがたいものがある。 ちゃらい革命家ごっこ、実はせこい詐欺師体質、そこに批評性が読み取れるが、それに進んでだまされる、ちゃらい自称ジャーナリスト体質については、批評されたのか。うーん、疑問。妻夫木の、甘ーい笑顔で、チャラにされてるような。 ちゃらちゃらが、チャラに。馬鹿馬鹿しい。 ところで、新聞社の、中間管理職に、またしても、あがた森魚。そのフンイキが、いかにも、ダメな朝日で。うーん、困った。
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