今、そこにある映画

傑作も駄作も、ともに見る。ともに、愛する。 変態です。出来れば映画はフィルムで見たい。別ブログ「昔の映画を見ています」もあるでよ

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篠崎誠「東京島」

 ひでー。ごみ?
 「東京島」というより、「夢の島」だよ「夢の島」。
 「夢」があるという奇麗ごと、でも本当にあるのは、ごみの山。
 本年度ワースト1決定!「東京島」
 本年度ワースト1監督決定!篠崎誠
 本年度ワースト1脚本決定!相沢友子
 本年度ワースト1主演女優決定!木村多江

 映画として退屈で、設定に穴の「ない」部分はなく、演技・演出の「質」も、内容にあっていない。
 面白味に欠け、サスペンスに欠け、映画としての常識に欠け、現実に対する常識にも欠け、美点がひとつもない。
 別ブログ「昔の映画を見ています」で最近、羽仁進「午前中の時間割」という馬鹿映画を、スタッフ、キャスト全員でお遍路すべき映画と書いたが、「東京島」は、それ以上。
 監督以下男性スタッフは、全員強制去勢手術。
 企画・脚本・撮影など女性スタッフについては、う〜ん、そうですね、第二次世界大戦後のフランスで、対独「協力」者の自国女性を、髪ザンバラに刈り取って、市中引き回しにしたそうだが、そんなとこかなあ。
 一応、ネタバレになるけど、こんな映画だ。
 ま、こんなごみ映画に、ネタバレもくそもないけど、日本と中国の中間辺りにあるらしい無人島に、日本人、中国人、フィリピン人、イラン人ら、数十名の男女が、流れ着くわけよ。
 宣伝では、女性は、木村多江ひとり、ということになっているけんどもよ、だまされちゃいけませんよ(笑)。あっと驚く(笑)どんでん返し(笑)として、フィリピン人、イラン人など、どんどん、どんどん、女も、流れてくるのよ。
 あのね。海流の関係だか、難破したり、ほかの近所の島から集団脱走して、こんなに、何組も、何組もの、人たちが、流れ着くのよ。そもそもこんな<海上交通の要所>が、無人島、なんて、ありうるの?
 数十人もの男女が、とりあえず餓死もせずに暮らせて、海流も、海上交通に絶好。手漕ぎボートでも、流れ着くようなとこよ。
 しかも、虎視眈々と日本海征服をたくらむ中国軍と、とりあえずどんな小島でも自分のモノだと無理難題の韓国・台湾があって、かつての帝国海軍の時代は、この辺りを我が物顔でブイブイ言わせたわが日本(今は、見る影もないけど)、そういう国々の真ん中にあって、<知られざる絶海の孤島>なんて、ありうるの。
 しかも、不法投棄業者が、定期的に産業廃棄物を捨てに来てるのよ。まず、確実にこの島は、地図に、載っているね。
 地図に載っている、ということは、必ず、それは、どこかの国に、属しているのよ。たとえば、それは日本に属しているとして、必ず中国・韓国・台湾も、オレのモンだと、竹島や尖閣みたいに嘘八百並べて、<介入>ないし、侵略しているだろう。誰もが注目している海域にあるのだ。
 たとえ定住者はいなくても、定期的な<監視の対象>で、あるはずなのだ。
 そして、女だ。
 当初は、二十名近くの若い男たちに対して、女は木村多江ただ一人、という設定。いくら木村多江が女としての魅力がないとは言え(いや、女優としてはうまいよ、木村多江、でも、なんていうか、フェロモンが、決定的にない)、こんな<無人島>で、ほかに娯楽がないんだろ、ひとり<オット>を選べば、ほかの性欲真っ盛りの男子が、まったく手を出さない、というわけには、行かないだろう。
 実際の夫は、木村多江が殺したので、消滅。で、次のオットは、かなり暴力的な暴君で、みんなを従えていた。だから、ここで、ほかの男が手を出さない、というのは、まあ、わかる。でも、その夫が何者かに殺されて、次にくじ引き(!)で選ばれた二代目オットは、記憶喪失の、おだやかな青年。
 誰も、木村多江に手を出さないというのは、いかに女としての魅力がないにしても、納得がいかない。ことに中国人たちの男もいるのだ。
 こんな<無人島>で、おだやかな民主主義があり、女はたった一人でも、安全に暮らしていける、なんて、ふつう考えないだろ。性欲真っ盛りの中国人男子たちもいることだし。ふつう、<絶対無法地帯>か、<原始共産制>か、どちらかでしょう。こんなお下品な言葉は、ぼくは使いたくないのだが(笑)、こんなシチュで、たった一人の女が、女王様でいる可能性ははるかに低く、ふつう肉奴隷ざんしょ。
 もっとも考えられるのは、一人の絶対的権力者の所有物、ないしは数名の幹部たちの共有財産、でしょ。
 しかも、後に流れてくるイラン人は、あの美人のサヘル・ローズよ。あのサヘル・ローズを、フィリピン人の女たちや、中国人の性欲真っ盛り男子は、ババア呼ばわりよ。無人島の中国男どものなかで全然安全なのよ、ネコまたぎなのよ、サヘル・ローズが。ふつう、あ゛り゛え゛な゛い゛でしょ。
 あたしゃ、おすぎか。 
 で、若いフィリピン女性たちに向かって、中国人男子たちは、はにかみながら、ぼくと付き合ってくれるかな、よ。
 ふつう、押し倒すだろ、青年、<無人島>なんだし、中国人なんだし、性欲真っ盛り男子なんだから。
 そして、食料だ。
 数十名が飢えもせず、安楽に暮らせるとしたら、ここは、もう無人島であることは、ありえない。
 実際、木村多江は、無人島への漂流者というより、南国のリゾートホテルの滞在客といったのりで。若者たちも、近くにコイン・ランドリーやコンビニがあるのか、というくらい、きれいな身だしなみ。
 そして、赤ん坊だ。
 木村多江は、双子を生む。その一人を島に残し、もうひとりを連れ、木村多江は、命からがら島を脱出する。
 十年後、東京で安楽に暮らす木村多江と、10歳の娘。しかし、島に残した男の子は一切気にかけていない。助け出そうともしていない。ふつう、捜索を依頼して、助けるんじゃないの。韓国か。東京島は北か。
 こんな、突っ込みどころ(しか、ない)満載の、しかも、退屈で、つまらない映画。
 良く、作った、篠崎誠。ほめて遣わす。輝くワースト1映画だ。
 良く、出た、出て、場違いな名演技を見せた、木村多江。でも、この演技、無人島の女には、全然見えなかったよ。この演技で、無人島の女、あんた、女優として、おかしいよ、木村多江。演技力の無駄遣いだよ、木村多江。
 
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「JIN-仁‐」

 昨秋放映のTBSの連続TVドラマ。DVDにて。平川雄一郎らの演出。
 放映時にも、ちょこちょこ、見ていたのだが、裏の「坂の上の雲」を見たり、まあ、日曜の9時台は、ふつう、家にいませんわな。というわけで、すごく、面白そーだなー、と、思いつつ、ちゃんと見れなかったのだ。
 今回、改めて、通して見て、やっぱり、面白いわ。
 もともと、原作・村上もとかは、「龍−ロン−」という、戦時中の映画界、そして、そこから広がる圧倒的世界を構築して、面白かった人だ。今回も、面白い。
 なぜか江戸時代にタイムスリップした医者・大沢たかおの、圧倒的清潔感。
 彼の居候先の武家娘・綾瀬はるかの、きりりとした、お嬢様感。目を見開いて、ボーゼンとしているさまが、天然ではまるのが、素晴らしい。
 これ以上のはまり役はないだろう坂本龍馬の、絶品・内野聖陽。坂本龍馬は、司馬遼以後は、野人にして聖人、朴訥にして思慮深く、破天荒にして、世界のピースをぴたりと当てはめるトリックスタア、という絶対的日本人好みのキャラが定着しているが、120パーセントはまったのが、内野だ。いや、素晴らしい。
 緒方洪庵・武田鉄矢は、若い頃は、気持ち悪いやっちゃなア、と閉口したキャラなのだが、この年になって、カンロクと愛嬌ありつつ、すごくハマッている。なんと、快なる役者になったことか。
 一人二役で、現代の女と、江戸時代の花魁を演じた、中谷美紀も、素晴らしい。
 その他、脇役・ちょい役に至るまで、みんな、良い。奇跡のドラマ。
 まあ、最終回では、かなりの大風呂敷を広げすぎた、伏線の数々をまったく回収せず、かなりグダグダで終わったのが、瑕ではあるが。それにしても、これだけ、大風呂敷を、快く広げてくれた、のは、快挙、ではないか。
 なお、冒頭<現代にタイムスリップした謎のけが人>は、龍馬の声だが、繰り返し現われる包帯に覆われた顔の、目の部分は、大沢たかおその人だと、思われる。このけが人の頭から、胎児様の腫瘍が摘出されているが、絶えず頭痛に襲われる大沢たかお(南方仁)こそが、その、有力候補では、ないてか。
 まあ、とにかくく、ずぶずぶの快作娯楽ドラマではある。
 
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ちょんまげぷりん

 いやあ、快作なり。
 ほっこり、ほのぼのとして、面白し。まったり、きりり、にこにこ。
 いまや「フィッシュ・ストーリー」「ゴールデン・スランバー」「ジェネラル・ルージュの凱旋」と、快進撃を続ける、中村義洋こそ、日本エンターティンメント界の、<なにげなヒットメーカー>だろう。
 なぜか、180年前の江戸時代のお侍が、タイムスリップ(神隠しにあって)、現代に現われる、という、ベタなお話を、ベタそのままに描いて、面白くて、心洗われる。
 中村義洋映画とは、一服の清涼剤であります。楽しくて、面白い、すっきりのど越しの、清涼サイダー。
 映画の風鈴だよね。
 この映画、男のぼくが見ても、充分楽しい。でも、おそらく、女性が見たら、めちゃくちゃうれしい映画なんじゃないのか。
 錦戸亮えんじる、若侍が、きりりとして、しかも、ほのぼのとして、素晴らしい。いかにも侍、いかにも男、文句のつけようのない、男らしさの具現者。出るべきときには前に出て、しかし、譲るべきときには、謙虚に譲る。まさに、理想のヒーローであり、理想の男。
 それを受ける、現代のふつーの女・ともさかりえも、素晴らしい。現代の女の悩みや、夢、現実を、生き生きと体現する。昔、若い頃の彼女の映画を一本見て(題名失念)、なかなかよかった記憶のみあるが、こんなにうまい彼女を、使いこなせない、日本のエンタメ界も、もったいないよね。
 彼女の子供となる子役も、いいし。中村義洋映画に出る、役者さんは、いつもながら、光り輝くなあ。
 ほっこり映画だけあって、恋愛要素は節度ある抑制が効いているが、これもまた楽しい。
 ラストの落ちも定番ながら、タイムスリップものは、こうでなくちゃ、という納得の終わり方。

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ロボゲイシャ

 井口昇作品をDVDにて。
 う〜ん、これまた、井口風ドタバタモノ?としては、水準作。
 逆に、ギクシャクしていた部分が取れて、完全になめらかになった、おバカ映画。過去の、一筋縄ではなかった井口作品に比べると、まるで一筆書きのなめらかさ。ふつうの、娯楽映画としては、及第点なのだが。
 井口昇も、及第点目指すようになったかあ。
 おめでとう。というべきか。
 取り残された?、井口昇ファンとしては、複雑な心境だなあ。
 彼の後見人的な、松尾スズキ、竹中直人の怪演も、何か、収まるべきところに収まる、物足りなさ。
 竹中直人の同士グループに、お上品かつ迫力のある老婦人。いずれ名のある方のフンイキ、だれだろうと思ったら、クレジットで判明。
 なんと、生田悦子! 意外でした。でも、もっと、見たいような、オーラが。
 若い頃は、そんなにオーラのある方ではなかったのに。このお年頃が、若い頃より、オーラの点で、断然輝いているようにお見受けする。
 ま、もっとも、この映画における立ち位置が、ホントに、掃き溜めにつる、だからかも(笑)。竹中直人の隣に終始いたら、誰でもお上品パワー見せつけちゃえるだろうしねー。
 若い女の子たちは、ま、誰が誰だか、区別が、つかない。井口昇って、たぶん、ノーマルな若い女の子には、興味ないと、思うし。ノーマルじゃない、井口昇のヘンタイ映画も、もっと、見てみたいなあ。最近は、AVも作ってないのかな。スカトロ除く、井口AVってのも、面白いんだよね。
 う〜ん、イマイチ、どころか、イマニ、だなあ。
 もともと、このシリーズのよさっていうのは、中身はたいしたことない事件ばかりなのに、小ネタの連続とノリのよさで、突っ切ることにあった。TVシリーズが特にそうで、映画シリーズも、メインとなる犯罪は、過去の「天国と地獄」やら「砂の器」やら「沈黙の羊」から、ネタいただきのパッチワークみたいなもので。
 そう、いろいろなものにリンクしている、というのは言い方をかえると、<ネットワーク>上での、つぎはぎ作業に過ぎないわけで。
 今回は、なにを、つぎはぎ、リンクしているかというと、過去のTV、映画シリーズの、事件の総ざらい? 過去の犯罪者たち(メインが小泉今日子)の、パッチワーク。つまり、今度は、自分たちの過去シリーズから、小ネタをパクっているのだ。自分を喰う、たこの踊り食い状態?
 だから、目新しい要素というのが、見つけにくい。一見さんお断り状態。
 過去にリンクされていて、がんじがらめ。解放しなければならないヤツら、って、「踊る大捜査戦」のメンバー(スタッフも、キャストも)そのものなのでは。
 小泉今日子が、意外に、大迫力。びっくり。
 でも、一本の映画で、大勢出ているのに、小泉今日子が、一番、迫力、って。
 どうなのよ。
 ふつう、ありえないよ。
 ほかの連中が、全員、だめって、ことでしょ(笑)。 
 ま、最後のユースケ・サンタ(以下省略)では、脱力したけどね。でも、残り全員の反応というのも、いちいち拾って、ジ・エンドでしょう。ユースケ・サンタ(以下省略)放置プレイ。
 もっとも、彼以上に、深津絵里のほうが放置状態かな。
 犯罪者を、釈放したがる政権てのも、へんてこりんだが、やはり民主党政権ならではか。
●追記●クライマックスの舞台が、新湾岸署ではなく、旧湾岸署なのだが。新居のほうに目を向けさせておいて、しかし、それは目くらましで、結局古いほうがメインだった。過去にとらわれている象徴ではないかな。どうせ爆破させるなら、新居のほうを爆発させる度胸?が、欲しかった。結論。踊らず。
 
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