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ありがとう、オマーン
オマーンという国をご存じだろうか。 アラビア半島の東南端(下の茶色部分) に位置し、アラビア海(インド洋)に面している国。 近隣が アラブ首長国連邦、サウジアラビア、海を面してイランと隣接している。 http://e-food.jp/map/img/countrymap/detail_oman.gif
http://e-food.jp/map/nation/oman.html http://enjoy.sekaiisan-yay.jp/images/photo/200906/20090625_00a.jpg http://enjoy.sekaiisan-yay.jp/archives/2009/07/post-152.php この日本から遠く離れた国が、今年3月、わが国に起こった 東北大震災の被災地 南相馬(みなみそうま)市の企業に支援の手を差し伸べた。 南相馬市は、福島県の太平洋側にある市で、 大地震直後の津波で壊滅的な被害を受けた市である。 この2つの場所にあった 1つのエピソードである。 オマーン国の王族系企業 被災地企業に浄水器26億円分発注 2011.06.26 NEWSポスト http://www.news-postseven.com/archives/20110626_23780.html 大津波にあって海岸沿いは全滅し、原発からは10数キロ〜40キロ圏内にある南相馬市1件。一部は強制避難させられ、一部は屋内退避(震災当初)。また、一部は30キロ圏内で放射能は怖いが、生活は自由。『がんばらない』著者で諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏が、この町の現在を報告する。 * * * 6月10日、僕は、南相馬に講演に行った。町では、地元の企業である「落合工機」に中東のオマーンから、約26億円の浄水器の大量発注があったという元気なニュースで沸いていた。その会社の斉藤秀美社長に話を聞いた。 オマーンとの取引は、昨年の12月からだったという。「オマーンの王族系企業からの依頼だったのですが、最初は雲をつかむような話で、詐欺にひっかかってはいけない――と疑っていたのです」と斉藤社長は笑う。 実は、その話をまとめたのは、中東の農業支援をしているNGOが母体の企業、J-action。ここと事業組合を設立し、中東向けに移動式の小型浄水器24台を作るというのが事の始まりだった。アフリカやアラブの耕作不適格地の土壌改良をし、浄水を提供できるのは、なんてやりがいがある仕事だろうと思ったらしい。 しかし、3.11の大震災で落合工機は大打撃を受けた。従業員の家は津波で流され、原発事故による屋内退避で工場は稼働停止。斉藤社長は「会社がつぶれてしまう」となかば諦めかけていた。 そこへ、再びオマーンからの浄水器の発注である。しかも700台の浄水器と14台の大型浄水器を合わせて、26億円という願ってもいない大きな契約。そしてさらに温かなサプライズの申し出が上乗せされていた。 被災者の役に立つのなら、その新品の浄水器を被災地で使い、その後にオマーンに届ければいいという注文だったのだ。 オマーン1 件の王族系企業は、被災地の企業の連携の中で浄水器1 件を作ってほしいと言ってきた。斉藤社長によれば、南相馬の20社近くの企業に仕事が回る予定だという。お互いに部品を調達し、南相馬の経済が回り出す。 オマーン1 件の企業には、26億円を日本赤十字社を通じて寄付するという方法もあったはずである。しかし、それをしなかったところがえらい。 「オマーンありがとう!」感動広がる 被災地企業に大量の浄水器発注中東のオマーンから被災地に届いた支援に対し、「ありがとう、オマーン2 件!!」とネットで感動が広がっている。福島県南相馬市の金属製品製造業「落合工機」に700台の浄水器と14台の大型浄水器、総額26億円の発注が来たからだ。しかも完成した浄水器は日本の被災地で使い、その後オマーンに届ければいいという契約だ。 これだけの数の浄水器を作るには南相馬市2 件だけで20社近い会社の力を借りることになるため、南相馬市全体の経済復興が期待できる。浄水器は現在、2台完成し、断水で困っている岩手県花巻市などで使われている。 浄水器は被災地で使った後にオマーンに従業員数が16人の落合工機は2010年12月にNGOのJ-ACTION、日本錬水と組み中東への浄水器開発・販売事業を開始。オマーン、UAEから浄水器の受注を始めていたが、11年3月11日の大震災と原発事故の影響で工場は稼働停止になってしまった。途方に暮れていたところへ、3月下旬にオマーンの王族系企業から改めて浄水器の発注があった。その数は浄水器700台と大型浄水器14台の総額26億円。落合工機の齊藤秀美社長によれば、この発注は大震災で苦しむ日本の被災地を支援したいという思いが背景にあり、しかも、完成した浄水器2 件は被災地で使った後にオマーンに運んで欲しい、という申し出があったのだという。 「これから会社をどうするか悩んでいた時期で、オマーンからの受注を聞いて、これで体を動かせる、製品を作ることができる、嬉しさがこみ上げてきた」 と齊藤社長は打ち明ける。 花巻市の断水地域で一台が活躍もちろんこの大量受注は同社一社では応じきれないため、南相馬市内だけで20社近く、市周辺の被災地にある会社を含めると数十社がからむ大仕事になり、被災地の経済復興にも一役買うことになるという。ただ、工場は本格稼働していない。ポンプとフィルターといった部品を海外から輸入するのだが、それがまだ届いていないことが原因だ。 「海外の部品待ちで、私達としては早く製造に入りたいとうずうずしている状態です」 それでも2台の浄水器2 件は完成、被災地に送られている。1台は岩手県花巻市。震災で陸の孤島になってしまい断水が続いている地域だ。住民は沢の水を使って生活しているが、飲料水としては使えなかった。この沢の水をオマーンから発注された浄水器2 件で浄化、飲料水を住民に提供している。 オマーンのリーダー 部族長・バダーさんhttp://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/images/20110925_7.jpg
http://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/110925.html オマーンの浄水器発注を報道した NHK サキドリから http://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/110925.html 9月20日。浄水器を発注したオマーンの部族長・バダーさんが来日しました。落合工機が工場を再開したと聞き、激励するためにはるばるやってきたのです。工場には、完成したばかりの浄水器が用意されていました。浄水機能については満足したバダーさんでしたが、使い勝手については「もっと太いホースにして、短時間で水が大量に処理出来るようにして欲しい。」と注文。落合工機は「すぐに改良する」と約束しました。そしてバダーさんが気がかりだったのは、25キロ離れた原発事故の影響です。放射線測定器を使いその場で測定すると、1時間当たり0.4から0.5マイクロシーベルト。バダーさんが心配していたより低い値でした。 こうした交流の陰には それまでの隠れた交流の歴史がある。 以下は、2007年 日本がオマーンを訪れ、同国の港湾整備支援について、支援の方向を 協議した記録である。 http://www.ocdi.or.jp/jp/quarterly/quarterly76/76_kaigai04.pdf これまでのオマーンに対するODAは、2005年度までの援助実績で、無償資金協力が10.69億円(交換公文ベース)、技術協力が 135.92億円(JICA経費実績ベース)となっている。 ●2006年 「政府開発援助(ODA)国別データブック 2006年」 オマーン http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/kuni/06_databook/pdfs/04-07.pdf ●2010年 「政府開発援助(ODA)国別データブック 2010年」 オマーン http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/kuni/10_databook/pdfs/04-07.pdf 「必要の友が、真の友」
それは、一方方向では決してない。 こんな有事の際に、あたたかい手を差し伸べてくださった オマーンに、心から感謝の意を表したい。 今回のオマーンがそうであったように、 今までの 我が国がそうであったように、 日本は、正しい指針をもって、 世界のすべての国と 健全な友好を築きたい。 success http://enjoy.sekaiisan-yay.jp/images/photo/200906/20090625_25.jpg http://illustration.artlesskitchen.com/data/flag/japan_b.jpg
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2011年12月04日
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