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我国最古の石鳥居、「元木の鳥居」建立されてから1000年以上と言われ、国の重要文化財に指定されています。(山形県山形市)
みずみずしい”という言葉がありますが、私たちの体内の水含有率は、新生児では80%以上、大人では60%前後で年齢とともに減っていきます。老化とは、細胞からの水分の減少といえるかも知れません。
人間に限らず、自然界にあるものすべて水がなければ「生」を保つことはできません。農耕民族の我々にとって水は最も重要なものの一つであります。
水の状況によって収獲が左右されることから、水は、私たちに大きな恵みを与えてくれるとともに、生命や財産をも奪う恐ろしい存在でもあるのです。
最近では、台風12号、15号による水害は自然の力をまざまざと見せつけられました。
それゆえ祖先は、水が集まる川に対する感謝や畏怖は、生活に直接かかわるため、信仰という形で古くから私たちに伝えられてきました。川の神様、水の神様である水神として、あるいは水神が姿をかえた竜や蛇、河童などがあり、水神の神使とされたり、神そのものとして崇めてきたのです。
日本神話には、水に関する神として以下のような神が記述されています。
罔象女神(みつはのめのかみ)は『古事記』の神産みの段において、火の神、軻遇突智(かぐつち)、を生んで陰部を火傷し苦しんでいた伊邪那美(いざなみ)がした尿から、和久産巣日神(ワクムスビ)とともに生まれたされ、『日本書紀』の第二の一書では、イザナミが死ぬ間際に埴山媛神(ハニヤマヒメ)と罔象女神を生んだとし、埴山媛神と軻遇突智(カグツチ)の間に稚産霊(ワクムスビ)が生まれたとしている。
灌漑用水の神、井戸の神として信仰され、祈雨、止雨の神得があるとされる。
闇龗神または、淤加美神(おかみのかみ)貴船神社(京都市)のほか、丹生川上神社(奈良県吉野郡)では罔象女神とともに祀られ、全国に「意加美神社」などと称する神社がああります。龗 (おかみ)は龍の古語であり、龍は水や雨を司る神として信仰されていた。 「闇」は谷間を、「高」は山の上を指す言葉である。祈雨(きう)、止雨(しう)、灌漑(かんがい)の神として信仰されています。
闇罔象神(くらみつは) 闇龗神いずれも祈雨(きう)、止雨(しう)、灌漑の神として信仰されている。
天之水分神(あめのみくまり)・国之水分神(くにのみくまり) 分水・分水嶺の神
天之久比奢母智神(あめのくひざもち)・国之久比奢母智神(くにのくひざもち) -- 瓢(ひさご)・灌漑の神
八岐大蛇(八俣大蛇、八俣遠呂智、ヤマタノオロチ) -- もとは肥河(斐伊川)の水神であったと云われています。
我々の祖先は、水・川に対する感謝や畏怖を、信仰という形で古くから私たちに伝えられてきました。川の神様、水の神様である水神として、あるいは水神が姿をかえた竜や大蛇として崇めることはその現われなのです
河川改修・治水事業が進み、ある程度は洪水からの恐怖は少なくなったものの、川が私たちに与えてくれる恩恵はもちろん、恐怖は、現在でも変わらないと考えられます。
戦後GHQの施策で核家族化が進み、山間部の人口流出が進み、山々の保水力が低下し昨今のゲリラ豪雨をかんがえれば、。水神様のような存在を自然のシンボル化と考えれば、川に感謝することや、あるいは畏怖の念を抱くことは、今の私たちが忘れてしまった、とてもたいせつなことなのではないでしょうか。
我国は海に囲まれた国です。
海辺に住む人々は、漁をし、生活の糧としてきました。
海をつかさどる神を海神(わたつみ、わだつみ、うながみ、かいじん)と言います。
「ワタ」は海の古語、「ツ」は「の」、「ミ」は神霊の意です。
日本神話では、海に関する神として以下のような神が記述されています。
大綿津見神・大海神(おおわたつみ)
海神豊玉彦(わたつみとよたまびこ)
神話の山幸彦と海幸彦の段では、火照命又は火須勢理命(海幸彦)の釣針をなくして困っていた火遠理命(山幸彦)が、塩土老翁の助言に従って綿津見大神(豊玉彦)の元を訪れ、綿津見大神の娘である豊玉姫と結婚している。二神の間の子であるウガヤフキアエズはトヨタマヒメの妹である玉依姫に育てられ、後に結婚して神日本磐余彦尊(神倭伊波礼琵古命・かむやまといわれひこ)らを生んでいる。綿津見大神の出自は書かれていないが、一般にはオオワタツミと同一神と考えられている。
底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命(なかつつのおのみこと)、表筒男命(うわつつのおのみこと)の総称を住吉三神といいます。
住吉大社にともに祀られている息長帯姫命(神功皇后)を含めることがある。海の神、航海の神とされています。
住吉は「すみよし」は、元は「すみのえ」と読み、住吉の「吉」は古来では「エ」と読み、、「住吉」は「スミノエ」と読んだが、平安時代の頃から「スミヨシ」と読むようになった。スミノエとは「澄んだ入り江」のことであり、澄江、清江とも書いた。古代における天皇陛下即位の際の重要な祭儀である八十嶋祭の清めの海を表しており、天皇陛下は即位すると住吉(スミノエ)の海で清めの儀式を行ったのである。住吉大社周辺の墨江や住之江という地名は、「スミノエ」の読みに漢字を当てはめたものです。
住吉三神を祀る神社は住吉神社などという社名で、日本全国に約600社あり、三韓征伐に由来する神社が多いです。
船魂は、船中にまつられる船の守護神。住吉大明神・猿田彦神・綿津見神など。春日・八幡・大日・薬師なども数え入れ十二船玉という。男女一対の人形やさいころ二個・五穀・銭一二文・女の髪などを神体とし、帆柱の受け材である筒(つつ)の下部に穴をあけて封じ込める。
亀や魚などは海神の使者であるとも考えられ、それを助けたために、海の底の宮殿へ行くことが出来たという説話が数多く伝えられています。浦島太郎の話などはその代表例です。
海の神々は命のやりとりをする漁業関係者に今もなお、広く信仰されています。
次回に続く・・・・・
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2011年09月26日
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