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大学の教授から面白い話を聞いた。
彼は相撲が大好きで、力士を一人、応援しているそうだ。 タニマチかと思ったら、 “そこまで出来ないよ”と謙遜。 何をそこまで?と疑問に思ったが、話を進めていくに従って、理解が及んだ。 応援とは具体的に何をするかと言うと、力士に “食わせる” こと。 なんだ、そんなこと… と思ったが、それが実は大変らしい。 例えば焼鳥屋にいく。 すると力士は食い続け、あらかたネタを食い尽くす。 足りなくて、すき焼きを。〆にはスナックへ。 そこではビール何本かとボトルをペロリ。 その払いが、相当にかさむらしいのだ。 研究者としては著名でも、所詮彼はサラリーマン、収入は限られる。 一力士の食べる量にも改めて驚かされたが、 聞かされた払いも相当なものだった。 力士の食事を負担するということは、間接的に部屋に対し経済貢献となるということも、その量と額を聞かされると、納得させられる。 友達の力士を連れてきた日には大変だとこぼした。 狼狽する彼の姿が目に浮かぶ。 それでも彼はニコニコしながらイソイソと力士をお店に招待し、豪快に平らげる力士たちを目を細めて見守るのであろう。 相撲のどこがそんなに魅力なのか? と聞いたら、意外なコトバが返ってきた。 力士の柔軟さが魅力なのだそうだ。 思考の柔軟さかと思ったら、文字通り、身体の柔軟さ。 体重のある力士同士が加速をつけてぶつかり合うのだから、当然にその衝撃は凄まじい。 さぞかし怪我だらけかと思いきや、それが意外に少ない。 その秘訣が、身体の柔軟さにあると、彼は続いた。 中でもまたわりは重要で、最初に部屋入りすると、痛みに文字通り泣かされながら、身体を柔軟にする。 そしてそれが、身体を守り、怪我を回避する。 だから強さは柔軟さとイコールなのだ、と。 なるほど、 ストンと落ちた。 実は私、股関節が、異常に固い。 だからその話を聞いて、毎日入浴後に、またわりの如きストレッチを始め、続けている。 すると、如何にストレッチが足りなかったか、体感させられた。 筋肉が温まり、非常に気持ちよい。 また、ストレッチは効果のフィードバックが早い。 既に私も、強さを手に入れつつある。 昨夜もストレッチをしながら、ふと考えた。 物事に対する意識の関わりも、 非常に似ている。 固い思考は破綻しやすい。 硬直化した論理もしかり。 何よりも、捕らわれが強ければ強い程、視野狭窄に陥りやすく、執着が関わりと可能性を狭める。 あらねばならないこそ、自ら可能性を閉ざし、ありたいが、実は選択肢を狭める、と。 だから思考のまたわりも始めてみた。 コツが掴めると、これも非常に気持ちよい。 おすすめです |
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月火木金は最寄り駅の到着時刻がおおよそ23時前後になる。
すると、特に週末に近づく程、遭遇の率が高くなるのが、 “千鳥足” だ。 これがまた、良く似ている。 何を隠そう、パッカーンっと、クリーンヒットを食ってフラつくボクサーに。 そう思った途端、ちょっとオソロシイね。 何せ、相当な衝撃やパンチ力を受けなければ、千鳥足にはならない。 それが、飲むだけで、しかも、美味いものを、だから。 さてさて、パンチの酔いと、酒の酔いは、似て非なるものなのであろうか? 試しに酒酔いをウィキでみてみると、 “「酒酔い」には、アルコールに含まれるエチルアルコールが脳の機能を抑制する事によって引き起こされる酒酔いと、体内でのアルコール代謝の中間生成物であるアセトアルデヒドの作用によって引き起こされる酒酔いとの二種類がある” とのことで、エチルアルコールによる酔いは、 “エチルアルコールを摂取すると、摂取した量に応じ脳の麻痺(抑制)が起こり、酒酔いとなる。脳の麻痺はまず大脳の高位機能の麻痺から始まるため判断力、集中力、抑止力等が低下する。その結果、脳の低位機能(いわゆる本能的と呼ばれる機能)が表層化する事により、軽い興奮状態となり、気が大きくなったり、気分が良くなったりする酒酔い状態” を指し、体内でアルコールを分解する際に生成される有害物質、アセトアルデヒドの酔いは、 “血中に蓄積されると心拍数の増加、嘔吐、皮膚の紅潮などの状態が引き起こされ、酔った状態”を指すようだ。 エチルアルコールとアセトアルデヒドの違いと言えば、前者はさしずめ、 “摂取によって理性が効かない本能剥き出し状態” になり、後者は、 “有害物質の摂取により引き起こされる状態” なのだろう。 物理的にはいずれも過剰摂取は有害であろうし、適正な摂取量や組み合わせた生成の結果百薬の長にもなり、敢えて言うなら、 “気持ちの良い酔い” か、 “気持ちの悪い酔い” か、なのであろう。 次にオソロシイ加撃が引き起こす酔いは、というと、 パンチドランカー症状は、頭部への加撃による “脳震盪” を基因としており、 “脳震盪” は “脳が頭蓋内で強く揺さぶられることを指す。脳震盪により、大脳表面と大脳辺縁系および脳幹部を結ぶ神経の軸が広い範囲で切断などの損傷を受けること” だそうだ。 確かにオソロシイ。 アホな比較に終始してしまったが、こうしてみると、次なる興味が湧いてくる。 人はなぜ、自ら酔いを求めるのであろうか。 この命題は、浅いようで意外に奥が深い。 飲酒喫煙など、人の脳細胞の間引き文化には、相応の歴史と造詣があるからだ。 そしてこれらは、都市化以前の悠久、おそらくはヒトが人となったその時から今に至る。 そしてあらゆる毒物や有益な物質の源には植物が在るのだから。 今感じているところは酔いは、決して悪いものではない。 むしろ人であるための、ホメオスタシスの、有益な手段であり、楽しみの一つなのだ、と。 夜長ツラツラ想いを馳せてみようと思う。 ただし、加撃酔いだけは卒業しましょ。
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同じ電車に乗り続けていると、
いずれの日も似たり寄ったりであることに気付く。 乗客の顔ぶれも、九割方同一、ニューカマーは一割程度というところか。 まあ、そんなことをウォッチしている閑人は、当方ぐらいだろうが。 日本人の特徴は、相変わらず勤勉で、慢性的に寝不足らしい。 とにかく皆さん、良く寝ていらっしゃる。 外国から来た方々はまず、この無防備さに驚くらしい。 島国なんだね。 そして、たまに席が空くと、 突如として勃発するイス取りゲーム。 これも参加メンバーが、だいたい決まっているから面白い。 勝敗当てクイズをしてみようか、と思ったことがあるが、こちらの勝敗にも秩序と法則があるようで、 アホくさくなり止めてしまった。 先日、吊革につかまったらグイグイと迫ってくるオヤジがいた。 どうぞと立ち位置を譲ったら、程なく彼の前に座っていた殿方が下車し、彼が座った。 このイタチごっこも、良く見ると毎朝繰り返されている。 グイグイやる彼は時々怒られてはいるが。 ところで一人だけ、 朝から全開モードの御仁がいる。 オヤジゲーマーだ。 毎朝すごい勢いで、ピコピコやっている。 このオヤジゲーマーが面白い。 引き寄せるのだ、コックリさんを。 すごい勢いで乱打しているから体温が高いのかな、横に座った乗客は、すべからく居眠りを始め、彼に寄りかかる。 しかも、十人中十人が男性。 このオヤジゲーマー、 寄りかかられるのが相当イヤなようで、凄い勢いで反撃する。 だが不思議、 居眠りこく方は、おしなべて学習しない。 なかなかスリリングな攻防だ。 さて、 そんなアホなことを、いつもの光景を展開する電車に乗りながら、 ツラツラ書いてしまった。 と、 ここまで打って、ふと、思った。 さしずめ当方はどの様に見えるのであろう。 聞くまでもないね。 ヒマジン そういえば先日も、 おっ、下車駅に近づきました。 それでは皆様、ご機嫌よう。 |
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人になった時はいつ、なんどきか?
この問いに対しての解答は正に諸説紛々だ。 脳の発達を促した二足歩行の獲得時という研究者も居られるし、コギト・エルゴスムと唱えた時だという哲学者も居られるし、それぞれに面白い。 私は、遺伝的変異によって、脳にブローカー野やウェルニッケ野と命名された言語野が局在した結果、意識活動が発現した時だと、感じている。 物理的に性質が異なるアナログ、音波や電磁波が等価交換され、情報として脳の中で統合される。 この音声言語と聴覚言語の交換は、音声言語等の刺激によってダイレクトな行動誘発を、有無も言わさず促される動物と異なり、考えるいとまと余地を人という種にもたらした。 これが大きい。 刺激の入力によって行動が誘発され、その展開によって行動は規制され、自ずと1つに選択される。 この動物パターンでは、選択する楽しみや逡巡を味わういとまがない。 これも大きい。 もう一つ。 動物の条件反射による行動選択を、快・不快で説明される研究者も居られる。 快は いけ! 不快は 逃げろ! だ。 その点人は、不快であっても、それを自らの意思で選択することが可能となった。 そしてこれが一番大きい。 どんな利他にも利己は必ず存在すると揶揄されがちだが、 名だたるオスカー作品を観ても分かるとおり、利他的選択は、ヒトが生来利己的存在であるが故に、しばし感動と浄化を呼び覚ます。 静は祈りという行為から、動は自己犠牲という行為まで、利他が幅広く文化的に支持されるのは、何故だろう。 おそらくはその情動の発現がヒトになければ、ヒトは何時まで経っても人になれず、種の保存すら果たせないからではあるまいか? もしもそうであるならば、たとえ選択が不快であっても、 利他の選択と実践を、政治や文化の成熟度を計るスケールにしてみたら如何かと考える、 選択と行動の結果、快がもたらされるのだから。 日本という国の行く末を考えれば考える程に、今一度、利他の醸成を。 |
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スーパーライト級12回戦
極めて興味深い対戦が実現した。
IBFスーパーライト級のチャンピオン、
アミールカーンを下し、
パンチの速さとレンジの長さ、
ディフェンス能力と脚の速さに定評がある、
レイモンドピーターソン(30勝16KO1敗1分)
と、WBC暫定チャンプ、
1RKO10度の超短期速攻型フィニッシャー
33勝31KO1敗のルーカス・マティセが激突した。
試合は169㎝の身長のマティセがリーチのビハインドをものともせず、
かすったパンチを全部効かせ、
3ラウンドに豪快に倒してフィニッシュ。
ノンタイトル戦ながら技巧派を倒した。
ダニーガルシアがアミールカーンとの闘いで見せた、
スピードに勝る選手に同時打ちで効かせた手法と異なり、
打ちにいってのノックアウトは圧巻。
次戦ガルシアの気性では真っ向勝負に向かうこと必至で、
パンチの精度によって、勝敗は決することとなる。
パーフェクトレコーダーのダニーガルシア(26勝16KO)が
相打ちに出れば、ワンパンチの威力の差に沈む公算が強い。
クレバーに闘えるか、
否が応でも盛り上がる対戦となろう。
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