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無理をせず、 |
わが子へ
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ブログだけど、 |
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“わたくし” |
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息子がドラムを奏でる、 “THE HOUSE" 今晩でライブは、 6度目を向かえた。 インディーズデビューを飾っているバンドのベーシストに、 “期待の新人が出てきた” と誉めらたと、 喜び話す息子の表情にはしかし、 これまでにない憂いが、 霞のようにかかっている。 そうだよな。 タイバンの申し込みが断る数入り、 順調な出だしと思えた矢先、 ボクシングマンガ、 “明日のジョー” に出てくる中南米の伊達男、 カーロス・リベラにそっくりな色気を漂わせる、 ハーフのボーカル、 リキ君。 ファッション業界の丁稚見習い修行のため、 今月一杯でバンド離脱を苦渋の決断。 その一件の後、 君たちの音に関わる姿勢は、 確かに変わったね。 来る別れが、 演奏に、 すごみをもたらしている。 いきなり英語のオリジナル曲かまして、 説明しなければ、 アークティックモンキーの曲だとばっかり思ったよ。 悩め、 憂え。 オジジは知っている。 逆境を生かすも殺すも、 己の受け止め方と、 関わり方次第であることを。 あと2回。 君たちの “渾身” しかと、 この親バカならぬ、 バカなオジジは見届けよう。 二者択一を迫られ、 16才で親元を離れ、 都心で一人暮らしという条件を飲み、 悲壮な決意を下し、 音楽をあきらめざるをえなかったリキ君。 君の悔しさ、 痛み。 残る三人の逡巡は、 きっと君たちの “動機” を、 さらに強固なものへ、 補完する。 思い通りいかない現実へのいらだち。 無常な風にさらされ、 それでも乗り越えようとあがき、 自分と現実に渡りをつけようともがく時々。 それこそが、 君らの血肉を、 正にオリジナルなものに、 形作る研磨剤となる。 フィギアスケートで金メダルをとった、 荒川静香の言葉、 「やり残しがないと言える状態までやって、始めて楽しめる」 この幸せな境地を実感するには、 挫折、 苦闘、 再生が必至のプロセスだ。 苦闘した分だけ、 燃焼することに、 価値を見出せると思うよ。 なにを成し得たか、 その結果でなく、 どこまで納得がいけるよう関われたか。 その吟味こそ、 結果を馴染ませ、 受け入れ、 生かすことができるのだから。 苦闘の過程が君らを、 より魅力ある男に研磨するさま。 オジジそれを、 見届けさせていただこうと思う。 己自身を、 省みながら。 |
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ヒトは新しく |



