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ボクシングの現ムーブメントが大きく振れるような、
そんな偉大なインパクトを魅せたビッグマッチだった。
パッキャオvsマルケス4は、
6ラウンド2分29秒、
マルケスの右カウンター一閃により、パッキャオは10カウントを聞き、
マルケスに凱歌が挙がった。
“ムーブメントが振れる”
と言った理由は三つある。
一つは二人の試合時の体躯。
まるで総合格闘家のそれだ。
二人のビルドアップされた体躯とナチュラルな動き。
そこにボクシングという競技に必要なスピード&パワーを最大限に優先し極めた到達点での倒し合いの攻防は、
これまでのボクシング史上体現できなかったレベルだ。
あれ程のパフォーマンスを披瀝できるのなら、
減量で得る体格的ビハインドとj距離のリスクより、
あえてスピード&パワーを手にする。
それが新たなムーブメントになるか?
二つ目は、ダメージの蓄積だ。
打たれることを想定し我慢する。
その選択肢が選手にある限り、
結果は敗北が待っている。
打たれ強い人間など、いない。
いつそれが出るか?今でるか、次の試合ででるか?その違いだけだ。
この二人には相当のダメージの蓄積がある。
風前の灯の打ち上げ花火に、自分には見えた。
最後は負けるリスクを回避する姿勢より、
打って勝ちにいく姿勢がもたらすもの。
そこが、フロイド・“マネー”・メイウェザー・ジュニアより、
マニー・パッキャオが愛される理由だ。
その姿勢は負けてもファンに愛される。
打ちにいく姿勢。
これこそ今のムーブメントにおける、
チャンピオンの必須の条件であろう。
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ボクシング
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8年間余り、
年に数回、ボクサー村田諒太選手の試合を見てきた。
ここ2年は、適応力とその成熟度を確認しに行ったと言っても過言ではない。
タッチゲームから有効なクリーンヒットへ。
時代の変遷の中、
ドンピシャ!
ロンドンでは世界の頂点を極めるであろうという予見があった。
何より自分のボクシングを洗練し高め昇華する姿勢とこだわり、結果としてのスタイルが好きだ。
だから、
「彼は金メダルを取る」
と会う関係者毎に宣言すると、
相手は一瞬
“まさか”
という表情をした。
ボクサーの寿命は延びた。
中・重量級では全盛期は30過ぎに訪れる。
そして彼には類稀なる
“適応力”
というタレントがある。
攻防兼備を求められるボクシングという競技の中で、
限られたスタイルの洗練を極めたら、
彼にかなう者はいないだろう。
ロンドンで結果を出し、今はそのおつりで日本では、
様々な役割が求められる。
しかし、肝心なボクシングのフィールドで、
彼の姿を見なくなったのは寂しい。
選挙の広報も重要であろう、
あ、ロンドン金の村田選手だ!
ボクシングを知らない人たちは興味を持つ。
しかしその人たちがボクシングという競技に興味を持つか?
答えはNONだ。
では、その人たちに、何があれば、
ボクシングという競技に興味を持つか?
それこそ、村田諒太選手の、ボクシングという競技に投じる姿で、だ。
是非は別として、
ヤワラチャンや吉田選手も、
メダル獲得後、長きに渡り与えられたマスコットの立場を演じながらも、
決して現役のアスリートというリングからは離れなかった。
勿論勝ったり、負けたりしながら、だ。
ボクシングの世界でも金メダリストはその後、
例外なくアマ・プロの世界で、負けたり、勝ったりを経験している。
そしてそれが最上の啓蒙活動だ。
一ファンとして彼の、
リングでのパフォーマンスを見たい。
金を取ったことで注目した数多の人達に、
ボクシングという競技の魅力と奥深さを魅せる為にも。
指導者としての留学は40代で充分であろう。
ぼくが願う道は非常にメンタリティが求められる道ではあるけれども、
最も彼の傑出したタレントを、世に広く知らしめ、彼本人にとっても昇華に値する選択だと、ぼくは信じているが。
何より伸びしろと可能性がタップリあるのだから。
あくまで一ファンの戯言だけど。
もう一度、
リングの上でボクシングに殉じる、村田諒太選手が見たい。
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日本バンタム級5位、
前WBCインターバンタム級チャンプの椎野大輝選手(三迫)のボクシング教室へ参加。
椎野選手はボクシングの殿堂、後楽園ホールで行われる12月10日月曜日
のダイヤモンドグローブに登場、
元日本チャンプの菊井徹平選手(花形)と対戦する。
減量期に入っても仕事をしっかり遂行するプロボクサーの姿勢に、
応援団も熱が入り。
当日は渡邊も一市民としてしっかり応援させていただきます。
ガンバレ大輝!!
PS,WBC世界バンタム級7位、日本バンタム級チャンプの岩佐選手が、
日本タイトルを返上し、東洋、世界とターゲットを絞った。
超激戦区のバンタムウェイト戦線においては、元インター王者の椎野選手の、
当面のターゲットはこの、日本タイトルとなるであろう。
類稀なパンチ力を誇る椎野選手の闘い振りが注目される。
10日は、世界ライト級戦線で世界筆頭たる存在感を敵地で魅せた、
荒川仁人(八王子中屋)と対戦経験のある2人、
日本2位の近藤選手(日東)やS・フェザーの大村選手(三迫)も登場。
充実し白熱した興行となること必至。
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試合後、ロビーのエストラーダ陣営の周りにはファンの姿は皆無。
それに対して、荒川仁人の前には写真撮影を求めるメキシカンの長蛇の列と数多の賞賛の声が。 その後、エストラーダは病院に直行。 右眼の眼窩底骨折と鼻骨骨折によるもの。 ちなみに右眼窩底骨折はバッティングではありえず、 パンチでしかありえないもの。
従って試合ストップの起因は、 バッティングではなく、荒川仁人の左ストレートによる有効なヒッティングによるもの。 なお、バッティングによる減点対象は、すぐに止まった“左”の眉下の出血。
実はまだWBCは、
エストラーダの勝利を、他の試合は発信済みにも関わらず、
サイトで発信していない。
そしてメキシコのあるファンが荒川仁人に寄せたコメント 「胸を張ってほしい。貴方は勝者だ。 全てのメキシコ人がこんな裁定を下す人間では ないことを伝えて欲しい」 スマートに見えてその実、クラッシャーの荒川は、 本場メキシコでも対戦相手を病院送りにし、その実力を誇示。 エストラーダは負傷を癒すために半年以上の時間が必要となった。 ちなみに5ラウンド、エストラーダは荒川のフルショットを受け、
手をリングにつき、追撃でロープに座ったが、
レフリーはエストラーダの両の手を取って、
立ち上がらせた。
“東洋のスナイパー”
荒川仁人の名が、
皮肉にもエストラーダを奨学生に持つテレメックスの配信のお陰で、
全世界に披瀝され、強烈に印象付けた。
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WBC世界ライト級挑戦者決定戦
& WBC世界ライト級シルバータイトルマッチ。 メキシコシティで行われた 同級1位 荒川仁人 対 同級2位 ダニエル・エストラーダ の対戦の判定は、 バッティングによる続行不可能という不可解なレフリーストップにより、エストラーダの勝利に終わった。 試合序盤はほぼイーブンの、クリーンな刺し合いの展開が続く。
中盤、交錯時、エストラーダは
“左”眉下をカット。
レフリーはバッティングが原因として、
荒川仁人から減点を取る。
それに対し陣営と荒川はパンチによるカットを主張するも認められない。
後半は、荒川が効かされて追い込まれるラウンドがあると思いきや、
エストラーダが右フックを被弾してダウン寸前に追い込まれるといった、
攻防が入れ替わるスリリングな展開に。
荒川の左ストレートを度々被弾したエストラーダの
“右”目は完全にふさがり、
10ラウンド開始時はエストラーダが続行不能と手を振り立ち上がらない。
ここでレフリーは不可解にも試合を中断、
エストラーダ陣営と協議。
すわ、荒川のTKO勝利と色めき立ったが、
中断後試合が再開。
逆に狙いすぎの荒川がエストラーダのパンチをまともに食い、ピンチに。
9ラウンドは完全に荒川が打ち勝ち、特に左フックをまともに浴びせ、
エストラーダはダウン寸前。
ここで仕留め切れなかった荒川が後々悔やまれることに。
10ラウンド途中、エストラーダはレフリーになにかを申し出、
試合はそのまま中断。
ドクターチェックの後、試合はジ・エンド。
“左”カットの部位はまだしも出血も止まっており、
“右”はパンチで塞がったのが衆目にも明らかなのにも関わらず、
レフリーは右目がバッティングにより塞がったことによる、
エストラーダのTKO勝利を宣言。
顔が腫れあがったエストラーダが歓喜し
マイク&アピールをすると、
なんとエストラーダの地元はブーイングの嵐を浴びせる。
かつて帝拳の佐々木選手がメキシコで不可解な負傷TKOでウンベルト・ソトに敗れたパターンと
まったく同じケースでの敗戦となった。
採点となれば手数でエストラーダの優位は否めず、
やはりアウェイでは、KO勝利しか勝利の道は開かれない。
敵地での挑戦は、荒川仁人の惜敗という結果で幕は閉じた。
仁人よ、ナイスファイト!
君のボクシングは、世界に通じる。
一生よ、
君の渾身の抗議をぼくは一生忘れない。
泣けたよ、ありがとう。渡邊
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