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イレヴンス・ドリーム・デイで「エイス」。
8枚目のアルバムだから"Eighth"。
ファーストやセカンド、せいぜい5枚目くらいまではよく見るけど、
8枚目ってなんかもうどうでもよくなってくる頃じゃないですか?
7、10、13みたいに象徴的な数字だったらまた別だけど。
そういえばバンドの名前も「十一番目の夢の日」だし、
なんだかそういう没個性な数字がこの頃の音響派っぽくて面白いです。
シカゴ音響派が喧伝された頃に作られた作品で、
ソニック・ユース以降のギターバンド然としていた気配が一転してスローに。
それは90年代半ばの音楽として必然だったのでしょう。
ニルヴァーナ〜ガービッジというロック/ポップの流れもそうだし、
ダウンテンポ化したヒップホップ/R&Bやトリップホップもそう。
当時はそんなこと考えてなくてシカゴ音響派の量産された一枚ぐらいに思ってました。
これは確かに面白いけれどバンドの持ち味を損なっているとも。
ひたすらミニマルな展開をする2曲目なんかがその典型ですが。
すごく静寂に昂揚しますが、退屈だとも言えなくない。
ただ改めて聴き直してこれは必然的な変化だったし
バンドの持ち味がその中に十分に表現されていることも思いました。
当時はトータスのダグ・マッカムのベースや女性のサイド・ボーカルに気を取られてましたが、
リック・リゾーのギターとボーカルがこのバンドの肝なんですよね。
そもそもそれまでの7枚をよく聴きもせずにバンドの持ち味なんて分かるはずもなし。
よほど熱心に追いかけてないとそれ以前のアルバムは入手難でしたから。
8枚目、という意味を15年近く経ってから噛みしめてます。
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