音響〜実験〜前衛

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オヴァルで「プロセス」。

実は昔ちゃんと聴いてなくて、最近愛聴しています。
オヴァルことマーカス・ポップといえば例のCDの音飛ばし手法です。
油性ペンでCD盤面に線を引いて音を飛ばしてノイズを出すというやつね。

本作も「オヴァルプロセス」というのは方法の名前で音楽の名前ではないとか、
音楽と言うよりは哲学である、とか何とかそんな議論もありましが……

実際のところそんなことはどうでもいい、と思います。

本作ではヴーヴォーという音はノイズだけれど、一応調性はあると思うし、
何よりも角のとれた優しい音なので音量を小さくして聴いてたりすると落ち着いたりします。
寝れない時にはいいんじゃないでしょうか。

というわけで、もちろん真っ当な「音楽」を期待されるとそれは違うと思いますが、
音響としては傑作だと思います。

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シカゴ系ということで、去年取り上げようと思ったまま忘れていたアルバム。

アクティヴィティーズ・オブ・ダストのメンバーは以下の通り。

Doug Scharin , Drums, Loops, Keys, Bass Percussion
Jeff Parker , Guitar
Bill Laswell , Bass
Barnie Warrell , Clavinet, Rhodes, Synth

HIMのダグ・シャーリン、Tortoiseのジェフ・パーカーと
NY前衛のビル・ラズウェル、Pファンクのバーニー・ウォレルと
早い話が90年代のシカゴ音響派と80年代のニューヨーク前衛が合体したメンツ。
意外とありそうでなかったメンツですね。

ダグ・シャーリンのHIMは近年、原田郁子をフィーチャーしてみたり、
ややポップに流れているのが聴きやすくもあり、歯ごたえがないような気もしていました。

しかし、本作は即興演奏と音響操作のバランスにこだわる以前のスタイル。
即興といっても鬼気迫る音のぶつかり合いがあるわけではないんだけれど、

穏やかなようでいて次第に盛り上がって行ったり、
盛り上がっていたと思ったらいつの間にか音数が少なくなっていったり、
音響派ならではの繊細な表情の変化が実に静かなスリルを生んでいます。

特に以前のヒムや、TNT以前のトータス辺りのダブっぽいシカゴ音響派を求めている方には、
ぜひ本作をお勧めします。トータスの新作はそういう感じでもないしね。
近年のシカゴ界隈では最高のアルバムかと思います。

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バトルズはポスト・ロックなインスト・バンド。
本作はもともと2004年に出した2枚のEPを1枚にカップリングしたもの。
だいぶ前に買って聴いたまま、何となくブログで取り上げるタイミングを逸していました。

実は来歴をよく知らないんですが、Discogsを見る限り、
10年以上のキャリアを持った人たちのようです。
派手な展開はない、インストをあえて生演奏でやるところにこだわりがあるわけですが、
相応の経歴があるだけあって、デビュー作といっても演奏は大したもの。

音と音が絡み合うひりひりするようなアンサンブルが随所に聴こえてきてかっこいいんです。
最近、デトロイト・テクノばっかり聴いてた耳にも結構なじんだりして。
トータスは「スタンダーズ」からこういう音楽になってほしかったんだけど。
まあこれはこれで新手のプログレなのかもしれません。

シカゴ音響派を題名にしておいてなんですが、
個人的にはポスト・ロックという括りにはずっと疑問があります。
ポスト・ロックと称してぬるぬると手癖な音を垂れ流す癒し系?な音楽を聴いていると、
何というか「ロックが終わった」という物語(というか感傷)に頼っている気がするんですね。

バトルズの場合、
バンド名がポスト・ロックにしては古典的でちょっとださいところがいいです。
ポスト・ロックにしては無駄に熱い感じもね。
でもポスト・ロックというのもそろそろ死語なんでしょうか。

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エターナルズで「アウト・オブ・プロポーション」。
トータスのジョン・ヘーンドンが参加しています。

帯には「ポスト・ロックを遥かに超えた未来音楽だ!」とある。
ヒップ・ホップ〜トリップ・ホップ以降のビート感覚を取り込んだポスト・ロックの一形態で、
それを遥かに超えてるとは思わないけれど、サウンド全体に漂うクールさは面白い。
歌も歌っているし、ちょっとアラビックだったり、PILなんかに近いのかもしれない。

ドラムはプログラミングらしいけど、淡々としているようで繊細かつ吸い込まれる感じ。
トータスの中ではジョン・ヘーンドンが一番ハード・ボイルドかつクールなビート感覚だと思います。
目立つ人ではないけれど。グレイプ・ドープやらアンティコンなどもそうです。

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クリス・ブロカウで「ワンダリング・アズ・ウォーター」。

クリス・ブロカウはシカゴ音響派としてはプルマン(Pullman)のギタリストとして知りました。
元々はコデイン(Codeine)なんてバンドで90年代には活動していたようです。
http://www.discogs.com/artist/Chris+Brokaw

本作はほぼギター一本による弾き語り、しかもほぼ1日で録ったというから、
そのラフな演奏が分かっていただけるでしょうか。
シンガー・ソングライターというかフォーク・ロックというか、
実にしみじみとした作品、というにはひねりが効いていて、中々の曲者です。

たとえば1曲目、それはリズム合ってないんじゃないの、と思わずつっこみたくなる、
リフレインを見事に反復してくれます。
基本的にはアコギ持って歌ってるだけなんですけどね。
ギターはうまいんだか、粗いんだか、よく分からないけれど、定型でないのはよく分かる。

ミュージシャンとしてはジェフ・バックリィなんかを引き合いに出して紹介されている模様。
水のように彷徨うというタイトル通り、とらえどころのない弾き語りアルバム。

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