アルゼンチン音響派

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Kabusachi 8 / The Radio (2006)

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アルゼンチン音響派のギタリスト、フェルナンド・カブサッキで「ザ・レイディオ」。

実はこれ、2枚組で「ザ・フラワー」の方をすでに一回取り上げているのですが、
2枚目の「ザ・レイディオ」をあまりよく聴いていなかったことが判明。最近よく聴いています。

よりアンビエント色が強い「ザ・フラワー」に比べると、
ちょっとダブっぽく低音が聴いているナンバーが多い気がします。
アンビエント〜フォルクローレ〜ダブ〜トリップ・ホップという感じで、
とりとめはないけれど、フュージョンというより地下音楽的な浮遊感が全体に通底している。

スタジオ録音が基本なんだけれど、観客の拍手で終わるようなライヴ録音が混じってたり、
しかもそれが熱狂的なわけでもなく、それがまた磁場を狂わせている。
まあ確かにリズムのクールな曲はあるけれど、激しく切り裂くような音は少なく、
リヴァーヴがかかったような角が取れた音がだらしなく続いていく感触。

閉塞しているわけでもないけれど、どこかにゴールがあるようにも思えない、
それは70年代のジャーマン・ロックやカンタベリー・ロックなんかにも通じるでしょうか。

最近気がついたのは4曲目と7曲目、ちょっとザ・ザ(The The)みたいだと思いました。
たしかにザ・ザもオルタナティヴとしか言いようのない音楽をやっていたわけですが。
体温はザ・ザより遥かに低いようですが。

マット・ジョンソン、最近何やってるんでしょう。

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サンティアゴ(サンチャゴ)・バスケスで「ラーモン」。
アルゼンチン音響派に数えられる才気あふれるパーカッションです。

唯一の日本盤として出ている一枚。
ビリンバウを持って不敵に構えるジャケットからして曲者感満載。
でも中身はもっといかがわしい。

フェラ・クティなんかもリスペクトしているらしいのだが、
2曲目なんかはアフロビートですよ。
ラテン音楽をベースにしてジャズからエレクトロニクスから、
いかがわしく混ぜた上で、こけおどしを取り除くとこういう音楽ができるのか。

もともとラテン音楽というもの自体が、
黒人たちのアフロな感覚と西洋から伝わってきた楽器と原住民の音楽とが、
組み合わさってできたクレオールな音楽であるわけなのだが。
どこかにありそうでどこにもない民俗音楽。

もったいぶったこけおどしがないのが嬉しいし、
ファナ・モリーナなどにありがちな陰鬱な感じもあまりない。
明るいというよりはいかがわしいけど。

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サンチアゴ・バスケスということでコイツは騙されました。

いや、だまされたというのも言葉が悪いですね。
バスケスはバスケスなんですけれど、タイトル通り、ほぼムビラだけの演奏。
ムビラが好きでしょうがない人はともかく、ちょっと思ったものと違っていた…

ジャケットを見て気がつけよ、と思うけれど、HMVで買ったし、、まあ時々ある話。
ムビラとはアフリカ、ジンバブエの伝統楽器。
オルゴールの原型なんだそうですが、ピアノみたいな鉄琴、という感じです。
聴いていると落ち着く、というかよく眠れる。

一説にはトランス効果もあるそうですが…
以下のリンクはムビラ専門サイト「ムビラジャンク」、ググるとすぐ出てくるサイトですが、
説明、参考にしました。ていねいなサイトですね。

http://www.mbirajunction.com/

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プエンテ・セレステで「マナナ・ドミンゴ」。
サンティアゴ・バスケスが率いるアルゼンチン音響派に分類されるグループ。
日本での編集盤「トロピカリズモ・アルヘンティーノ」の解説(土佐光明)によれば、
「世界中の多種多様な音楽の要素を融合させ、コスモポリタン的な音楽を作る」べく、
結成されたそうです。

影響を受けた音楽は、
アジア、アフリカ、オセアニア、ヨーロッパ、アメリカ、
フォルクローレ、タンゴ、ジャズ、クラシック、
ストラヴィンスキー、メシアン、マイルス・デイヴィス、
エルメート・パスコアル、ラルフ・タウナー、
と列挙されていますが、もうここまで来るとわけ分からんですねww

聴いた印象としてはラテン音楽、中でもタンゴの影響が強いように思います。
でも改めてフォルクローレにしてもタンゴにしてもちゃんと聴いていないから、
それらのジャンルの中でこの音楽がどういう位置にいるのかはよく分かりません。
必ずしも音響音響はしていませんが、プロダクションは比較的柔らかくて、
聴き心地よくポップだけれど、ふわふわとおかしな世界に入り込んでいく感覚が面白い。

アルゼンチン音響派と呼ばれる音楽はすべてが音響作品であるわけではなく、
シカゴ音響派と必ずしも同系列に語れるものではないのだけれど、
シカゴ勢がルーツ・ミュージックと比較的距離を置いていたのに比べると、
そっちに片足を突っ込んでいるところがいかがわしくていいと思います。
それでまた伝統的なルーツ・ミュージックとは明らかに違う響きをしているし。

でもやっぱりラテン音楽への無知を痛感するこの頃です。
いや、ラテンと一括りにするあたりが、すでにいかんのでしょうね。。
まずはタンゴとフォルクローレ、、
でも「コンドルは飛んで行く」とか今さら聴きたくないんだけど…ww
メンバーは以下。

Edgardo Cardozo
Luciano Dyzenchauz
Marcelo Moguilevsky
Lucas Nikotian
Santiago Vazquez

サンチャゴ・バスケスは日本盤が出ているソロ作「ラモーン」もいいです。
パーカッション奏者ということもあってか、リズミックな展開があって、
ファナ・モリーナやフロレンシア・ルイスみたいに湿った曲が少ないですね。
その辺りは好き嫌いが分かれそうですね。
特に歌ったりはしないけれど、ゲイビー・ケルペルのソロの感触に近いかな?

Gaby Kerpel / Carnabalito → http://blogs.yahoo.co.jp/skks1979/18833845.html
「トロピカリズモ・アルヘンティーノ」 → http://blogs.yahoo.co.jp/skks1979/16937546.html

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アクセル・クリヒエールのファースト。
まだファナ・モリーナが流行する前、
アルゼンチン音響派の先駆的な一枚ということになります。

もちろん後追いで、最近購入したのですが、これがいい。
近作になればなるほどポップで表現の幅が広がっていて、
それはそれでオシャレなんですが、本作はシンプルな分、力強い。

音楽的にはタンゴを取り込んだファンク。
折衷音楽に特有の薄さはなく、
基本的には気持ちよさを追求した重心の低いグルーヴ感がかっこいい。
アルゼンチン音響派と称される人たちの中では、
この人が一番タンゴなどのルーツ・ミュージックをいかがわしく取り込んでいます。

しかし、よく考えるとタンゴってほとんど意識して聴いてこなかったんですね。
ピアソラぐらいなら聴いたことあるけど、典型的なタンゴではないし。
改めてこういう音楽を聴いていると自分の無知を思い知ります。
それがまた音楽を聴くきっかけになるんですが。

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