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「陸上応援日記」で大学駅伝2009夏号の紹介がありました。早速、買ってきました。 大学1年生ランナー達の紹介がしてありました。写真も沢山載ってました。 表紙は上野君(駒沢大)と村澤君(東海大)の二人の注目ランナーが飾っていました。 この二人は以降のページにも沢山登場します。 さて、表紙の写真ですが思わぬシーンが載ってました。 二人を見比べるとゼッケンから関東インカレ5000m決勝の写真であることが判ります。 表情を見ると眼の見開き状態から上野君が中盤、村澤君が後半の山場を迎えた付近で しょう。上野君の見開いた眼に比べて村澤君の眼は細く、疲労のピークを迎えつつ あるようです。 注目ポイントは村澤君の右手です。 手の平が上(空の方向)を向いています。 これでかなり苦しい状態であることが判ります。 私が以前、中学生や高校生を指導していた時、 「苦しくなったら手の平を開き、上に向けなさい」 と指導してましたが、まさにそのシーンの写真がそこにありました。 何故、手の平を上に向けるのか? それには、ちゃんとした理由あります。 その理由を紹介しましょう。 呼吸方法には胸式呼吸と腹式呼吸の二通りがあります。 多くの酸素を取り入れ、多くの二酸化炭素を排出する観点から、 ランニングに適した方は腹式呼吸です。 腹式呼吸は横隔膜を収縮させて胸腔の下壁を下方に引き下げて 胸腔を拡張させる呼吸方法です。 手の平を開いて(上に向けると)やると構造的に胸腔を拡張させやすくなり、 より多くの酸素を取り入れる事が可能になると言うことです。 一流アスリートの村澤君のシーンだと説得力も増しますね。 さて、写真に戻りますが村澤君は口を開いて多くの酸素を取り込む走りをします。 中のページではもっと口を開いたシーンもあります。 多くの酸素を摂取出来るということは呼吸循環機能が優れていることの 表われでもあります。 前の「ウォーミング・アップ」に出てくるデッド・ポイント(dead point)と、 それ以降に迎えるセカンド・ウインド(second wind)の周期バランスがいい選手 だと思います。 横隔膜(おうかくまく):哺乳類に存在する呼吸運動をつかさどる器官のこと。
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