ペンシルバニアでの再出発

今年は裏庭畑を拡大。裏庭の芝剥しに励んでいます

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就職カウンセラーに会って一安心したら、やたらとブログ記事が書きたくなってきた。

やはり自分の心理状態や大切な出来事を日本語で書きとめておくのは、
私にとって大切な生活の一部になっている。
皆さんからのコメントもとてもおおきな励みになっている。


さて、環境に関しての仕事をネットで探していると、
地元に「持続可能なコミュニティの連合会」というものがあることを知った。

これは、私が住んでいる地方で、環境に関する活動をしているNGOやグリーンビジネス、
テーマごとに勉強会を開いているグループなどが会員になっているネットワーク団体のようである。

地元で何かしたいと思っていた私は、早速運営委員会の人に連絡をし、
定期会議を傍聴させてもらうことにした。
そこで学生を対象とするインターシップも行っているようなので、
ちょっと年はくっているが、見習いインターシップができないか、と思ったのである。

会議は、自宅から車で5分という近いロケーション。
「理想的ではないか!」と期待に胸を躍らして行くと、
出迎えてくれたのは、長髪で着古したジーンズとトレーナーを着た70歳ぐらいの男性。

会議場所は、「自然を家に採り入れた」と書けば聞こえがよいが、
ちょっと一風変わった、山小屋のような一軒家。
運営委員会の一人がヨガと太極拳をこの家で教えているそうだ。
瞑想ルームもあった。

運営委員会のメンバーは、1人が欠席して5人。
一人の男性が私と同じ40代のように見受けられたが、あとは70歳ぐらいの退職者のようだった。
皆個性的で、着古した服を着ている。私を出迎えてくれたSさんは、会議をしながら
ボールに入ったサラダ(豆と米が主食の菜食主義者だそうだ)の昼食を食べ始めた。

人間は第一印象が大切、とはよく言ったものである。
私は「この人たち、ちょっと世の中からは変わっていると思われているんじゃないかなあ」
という第一印象を持った。
ソローの森の生活を実践している人たちなのかしら、とも感じたのである。

でも人間は第一印象や見かけだけで決め付けるものではない。
私の環境団体に関する既成イメージが間違っていたのかもしれないし、
あまり性急に物事を決めてかかってはいけない。

気を取り直して、会議に参加した。
世の中の環境に関する関心が高まるにつれ、この団体の活動も
多岐にわたり、かなりいろいろな活動を行っていることがわかった。
運営委員会の一人ひとりが、自分の担当の分野の活動報告をする。
サラダを食べていたおじさんは、permacultureの専門家で、農業やに総体的な人間の生き方
に関する講演を地元の人などにしているらしい。

見るからにまじめそうな別の男性は、エネルギーグループの担当で、
地元の建築家や区役所の環境担当員などと協力して、エコハウスのプロジェクトを手がけている。

話を聞いていると、人の見かけは気にならなくなってくる。
その人の情熱、人間性、などがにじみ出てくるからである。

彼らは「時代の先端をいっているエコ生活を提唱しているかっこいいプロ」という感じではない。
失礼だが、「人とはちょっと変わっているけれど、自分の信念を貫いている人」という印象を受ける。
だが、彼らの話を聞いていると、どの活動も私たちの環境や生き方を変えるためには、
必要なものばかりなのだ。

考え直してみれば、自分の中の「エコ」のイメージが、マスコミやその他の最近のトレンドに
影響されたゆがんだものだったのかもしれない。

本来の環境に優しい生活とは、もっと地味で、傍目からみればかっこ悪い部分がある。
多くの人を関与させるためには、「魅力的な」「かっこいい」部分は必要であろうが、
本当に必要な活動は、何なのかということを考えさせられる時間であった。

この連合会のエネルギーグループが主催するエコハウスの話し合いに参加してみることにした。
このエコハウスは最新技術を利用して、外部エネルギーに依存しないだけでなく、
「総体的な生活の質」を改善し「自然と共存する」ものだそうだ。

予算が厳しい状況のようなので、手作りクッキー持参で明日参加してみよう。

閉じる コメント(12)

物事の真髄というのは、華やかなところにばかりあるものではないですね。一見日の目にあたらないかのような活動体や場所、人の中に本物を感じること、あります
今、私の仕事と生活に与えられている教育というテーマの中で文部科学省の話より、喫茶店のマスターや農家の主人のほうが人間のあるべき姿を付いているように思えるからです。教育も環境も同じだと思います
本当のことがわかっている人はもっと別のところに居ると思います。立ち上がってさがしていること・・すばらしいと思います
多くの出会いは自分を成長させてくれますね
このブログとの出会いが嬉しくて長くなってしまいました

2007/11/16(金) 午前 9:36 [ wat*s*iwa_h*h* ]

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いつも前向きに考えられているブログですね、次の記事が楽しみです。

2007/11/16(金) 午後 4:36 [ ろく ]

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Watashiwa_hahaさん、本当に多くの出会いは大切だと思いました。一人でじっくり考えることももちろん必要だけど、今住んでいるアメリカのこの土地で地元の人から学ぶことを実践していこうと思いました。言葉や文化が違っても、共通する人間性はたくさんあるし、いろいろな生き方に触れて学ぶことは楽しいです。まだまだ私は未熟者だと感じた1日でした。

2007/11/17(土) 午前 4:57 sko*06

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ぶんぶくさん、ありがとうございます。世の中、理不尽なこと、腹の立つこと、嫌なこともいっぱいありますが、前向きに考えなければあまりにもしんどい。エコハウスの話し合い、良かったですよ〜。なるべく早く記事にしますね。

2007/11/17(土) 午前 5:02 sko*06

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おお、何だか急にギアが入った感じがしていいですね!確かに行動する事でしか、事態は変わっていきませんものね。私は動き方を誤ったのか、かなり誤解を招く事が多く、賛同してくれている人までもが自制するようにと仰る始末・・・・(私のような生き方を、理解するというのが無理がある訳で、仕方が無いのですが・・・・)ところで、私は明日、何だか変な宗教?みたいな活動に参加してきます。農業も教えてもらっている人なので、顔を立ててということなのですが・・・・こちらは、相変わらず道草の多い人生です。とほほ。

2007/11/17(土) 午後 9:45 [ P&B ]

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P&Bさん、いやいやこれも、道草の一つかもしれません。仕事に結びつくようには感じられなかったので。でもどうせ道草するなら、何かを学ぼうと。。なんだか変な宗教みたいな活動も、何か面白い発見があるかもしれませんよ。それにしても、私たちぐらいの年齢になると、若いときにはわからなかった、お年寄りの知恵や頑固さの裏側にあるものみたいなものが理解できるようになってきたように感じられます。

2007/11/19(月) 午前 2:32 sko*06

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人との出会いって本当に不思議なものですね。Chiharuさんの記事からはいつも、自分にも出来ることはないかなぁと前向きに考えさせられることが多いです。エコと言えば確かにメディアの影響もあって、かっこよく聞こえるのですが、実際実行するとなると、『無駄をつくらない』という考えからすれば、今あるものを大切にするということから地味なものになりますよね。私はまだまだだなぁと、考えの甘さにちょっと恥ずかしくもなりました。翌日参加されたという内容も、気になります。

2007/11/21(水) 午前 10:04 tamamim

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Tamamimさん、国は違っても、草の根運動や市民運動をしている人には共通点がみられます。私は、地味でもこつこつと自分が大切だと思うことに関して何らかの行動をしている人に人間的魅力を感じます。口先だけの人間にならないように気をつけなければ、と思いました。

2007/11/22(木) 午前 7:33 sko*06

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僕は人を見る目がないので、第一印象で判断して失敗することが多いです。エコはマスコミによって作られた固定概念がありますね。企業が儲けるためのエコと、本当のエコは違うはずです。いつもながらの前向きの姿勢、さすがです。

2007/11/24(土) 午後 0:21 Blackmore

私の好きなcordwood houseつくっている人たちと共通します。確かにこういう活動
をしている人たちって、ちょっと微妙な人が多くて、私は夫に反対されて仲間に
は入れませんでした。活動自体は素敵なのですが、簡単に言ってしまうとヒッピー
という宗教で妙な儀式が入ってきてしまうので。。。ベジタリアンにならないと
気まずかったり。口先だけで終わりたくない、とは思っても際どいですよね。

2007/11/29(木) 午前 10:47 Chee

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Blackmoreさん、レスが遅くなりごめんなさいね。本当のエコが主流になるには、価値観の大革命でもやらなければ無理でしょう。あとは、石油の価格が10倍にでもなれば、自然と皆エコ生活をせざるを得なくなる。その日も遠くないのでは、と思っています。私は、そのとき生き延びれるように準備しているだけです。

2007/11/30(金) 午前 0:25 sko*06

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Cheeさん、私はヒッピーの定義を知りませんが、一般アメリカ人とはちょっと違うな、と感じさせる人たちであることは確かです。運営委員の一人のおじさんは、70年代から菜食主義者で、日本食にも興味があり、味噌や納豆の作り方も知っているという人。ただ、皆それぞれの個性を認め合って、違ってて当たり前というように接しているので、同じように菜食主義にならないと気まずいというという雰囲気はありませんでした。私はもうちょっと関わってみようと思っています。

2007/11/30(金) 午前 0:32 sko*06

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