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さて、ヨーロッパでもエネルギー消費量の4割は 建物に使われているという。 北国のスウェーデンでは冷房は必要ないが、 断熱費がエネルギー使用の半分を占めている。 ペンシルバニアとの大きな違いは、 家の作りがしっかりしている点と、暖房が再生可能なエネルギーでまかなわれている所だろう。 90年代になって世界の石油価格は安くなったが、 それで大きく石油浪費の道を歩んだアメリカと違い、 スウェーデン政府は、二酸化炭素税を導入し、石油消費を抑え、 化石燃料依存から脱皮する道を取ったところが大きく違う。 まず、生産と輸送で7割が無駄になってしまうという従来の火力発電から、 消費地に近い所で生産する地域暖房(district heating)が広まった。 自分の住む市町村で、発電するのである。 発電所で発電された熱は、温水にして住宅に送り地域暖房にする、 燃料は、最初は石油が使われてきたが、最近では再生可能な資源として、 木質ペレットをが使われている。 木質ペレットは、おが屑や鉋屑などの製材廃材や林地残材、古紙といった木質系の副産物、 廃棄物を粉砕、圧縮し、成型した固形燃料のこと。 つまり通常では、捨てられるものの再利用。 可燃性ごみも燃料として使われている。 この地域暖房につながっていない一戸建ての場合、石油ボイラーを ペレットボイラーに交換するように推奨されている。 いくら環境に対して意識の高いスウェーデン人とはいえ、先立つものはコスト。 単なるエコロジーだからという理由では普及しない。 スウェーデンでは、石油タンク(暖房用)をペレット貯蔵タンクに交換すると助成金が支給され、 交換費用は2-3年で元が取れるほどだという。 スウェーデンの家庭部門における石油燃料の占める割合は、 70年代の石油ショック時には80%であったが、現在では10%にまで減っている。 スウェーデンの家は快適で暖かい。 「スウェーデンは寒くて大変だったでしょう」ということをよく言われるが、 家の中は快適で、断熱効果が高い作りになっている。 寒い国であるスウェーデンでは、 特に、70年代の石油危機のときに、断熱材が非常に厚くなり、3重窓が標準となった。 スウェーデンでは 築100年の家も珍しくないが、家を改築するときに、 エネルギー効率を2倍以上にするのが普通だという。 だから、古い家でも快適で暖かい。 (下のグラフはスウェーデンハウスのHPから) このグラフでは、アメリカの家の耐久性は、75年になっているが、 最近立てられた家は、見かけは立派だが、 作りがちゃちでとても75年も持つとは思えない。 省エネや耐久性を考えると、スウェーデンの家が
懐かしい。 |
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しかし日本の家が27年で壊されるとは、情けないです。新しい物好きなのと、中古を嫌うのと、奇をてらった変な自宅で満足する人が多いからでしょうかね?欧米のように普遍性のある家で、地域社会と一緒に美しくエージングするというのが理想です。しかしスウェーデンやペンシルベニアの冬は大変でしょうね。我が東京のボロアパートは暖かく、1月に床暖房を数回するだけで、冬は快適です(夏は暑い!)。
2008/11/24(月) 午前 8:12
Blackmoreさん、世の中家だけでなく、なんでも製品寿命が短くなってきていますね。こちらで購入する家電などは、保証期間が過ぎると大体壊れるようにできています。東京のアパートは暖かそうですね。床暖房は温水ですか?オンドルみたいで気持ちよさそう。
2008/11/24(月) 午後 10:38
日本の家も、昔は築100年とか、ありましたよね〜
最近の方が、地震に強いとか、いろいろ設計を工夫されて、
長持ちさせるように作られていると思うのですが。。。
それに日本の梅雨とか、じめじめした湿度とか、
気候によるところもあるのかしら???
最近、戸建てに引っ越してきて思うのは
マンションはなんて、快適な住まいだったのか♪ということです〜
熱効率もよく、通気性もよかったと、懐かしく思います(^^;)
真剣に、壊れない電化製品、耐久性のある家などを作ると
企業が儲からないから、ある程度で、壊れるように作っているのでは?
と、勘ぐってしまうときもあります。。。
2008/11/26(水) 午後 1:28
発電用ダムを除く発電方式はすべて最初になんらかの火を燃やして得られる熱エネルギーを、熱としてはそのまま使わずにタービンを回して発電をするわけですよね。熱(温水)は副産物として捨てられてしまいます。そうして出来た電気を高圧線で消費地である都市まで送電ロスをしながら運んできて、各家庭ではまたエアコンや給湯器で熱エネルギーに変換して使っています。これは大変に効率が悪いお話しです。
築15年のSWHである我が家は朝晩に薪ストーブを焚くことにしていますが、外気温が0℃の早朝でも室内は13℃を下回りません。家が大きいせいか、ストーブを焚いても半袖でいられるような暖房効果はありませんが、高気密・高断熱の家は快適です。今のところ日本の住宅メーカーでは新築の注文住宅でも我が家の足元にも及ばないようです。
2008/11/27(木) 午後 7:15 [ boeing787 ]
日本の住宅の断熱はいい加減過ぎます。
だから夏は輻射熱に抗するためにエアコン、冬は放射冷却に抗するために暖房をガンガンにかけないと快適にならない。そして内外温度差で壁内は結露し、すぐに朽ち果てダメになってしまう。
こんなの中学生でも分かることなのですが・・・
住宅メーカーも住んでいる人も無知なものです。
2008/11/27(木) 午後 8:21
まゆママさん、電化製品はたとえ壊れなくても、より機能の優れたもの、デザインの優れたものを求めて買い替えする人が多いですね。大量生産して、新製品を次々と開発しなければ企業としては生き残れないのでしょうが、あまりにもそのサイクルが短いと思います。
2008/11/29(土) 午前 4:00
Winterさん、本当に消費するエネルギーはなるべく近くで発電するほうが効率がいいですよね。日本で最近売っている薪ストーブは触媒がついていたり、クリーンバーンというほとんど煙がでないタイプのようですね。私も今度家を買い換える場合は、SWHで薪ストーブがいいなあ。とりあえず、アメリカの家の隙間風を押さえ、断熱材を増やすことで対処するつもりです。
2008/11/29(土) 午前 4:16
sniperさん、同感です。ウォッシュレットとか、プログラムできるお風呂などのいらない(これはあくまでも私見ですが)物がついているのに、大切な断熱性が軽視されていますね。住宅メーカーの方は無知なのか、故意なのか?いつも疑問に思っています。
2008/11/29(土) 午前 4:42
千春さん、おひさしぶりです。
日本の住宅の脆さにショックです。
家も十年ほど前に建替えたのですが、無知のためと低予算のため断熱性にまで視点がいきませんでした。でもペアガラス標準で、気密性は
格段に上がりました。一階のリビングは熱効率がいいようですが、二階はだめですね。やはり屋根の断熱材かな。
2008/12/3(水) 午後 10:33
Mawariさん、日本は湿気が高いため、通気性は気にしますが、気密性は軽視されがちですね。換気を考えずにただ気密性をあげても、カビや湿気でやられてしまうので、両方のバランスが大切だとか。住宅はとても高価な買い物なので、もっと長持ちするものを提供して欲しいですね。
2008/12/4(木) 午後 1:23
そんなにアメリカの家と差がありますか?
主人の両親の家は、築30年くらいですが、何の問題も無く快適です。窓は外側と内側と完全に別になっていて、内側のは木枠の窓ですし、暖炉じゃなくて、薪ストーブだから、たまたまスウェーデンハウスっぽいつくりなのかもしれません。
私は、日本の家が一番最悪だと思います。防湿性が無い基礎だからです。昔の日本家屋なら、床下の風通しがいいから良かったのでしょうが、今の家は地面に近くて塞がれているのに、湿気がたまり、アリが簡単に飛びつけるような基礎なんですもの。
すぐに腐るの当たり前です。
2008/12/12(金) 午後 2:06
Cheeさん、スウェーデンとアメリカの家は快適さはあまりかわらないかもしれませんが、無駄になっているエネルギーの差は大きいと思います。ちなみに70年以降に建てられたスウェーデンの家の屋根の断熱材は最低50cm(築10年のアメリカの我が家は22.5cm)、外壁は30cm(2重でで建材から熱が逃げないように縦と横に敷き詰めている、我が家は10cm)、床下30cm、窓は3重窓、換気システムは熱交換器がついており、冬の場合、冷たい外気と暖かい室内空気が熱交換をしてから、換気されている。シャワーのお湯がすぐ出る(パイプがしっかり断熱されているため)などなど。日本の家は残念ですが、使い捨て建築ですね。
2008/12/14(日) 午後 0:51
すごい。外壁30cmはすごいですね。
日本の家は、建築的におかしなところだらけなのに、”伝統”で済まされているところが、わけわかりません。
2008/12/15(月) 午前 11:50
スウェーデンの建築は徹底しているのですね。確かに日本の家屋はちゃちいものが多いようにずっと思っていました。昔の蔵などはわかりませんが、最近よくある建売などは最悪みたいですね。。
我が家も今年の5月におうちを建てたのですが、結露を防ぐためにペアガラス、壁は漆喰と工夫はされていますが、断熱材は他社よりは厚いとはいえ、、、スウェーデンと比べると断然少ないです。。
消費者が買い物をするときには何事も幅広い知識が必要だと、改めて思います。
2008/12/17(水) 午前 9:24
Tamamimさん、日本とスウェーデンは気候が違いますから、スウェーデンほどの断熱材の厚さは必要ないと思います。実際、日本にあるスウェーデンハウスの断熱材は、少し薄め、その代わり湿気対策である換気をしっかりしているようですし。私が住んでいるPA州は、冬はかなり寒くなるので、もう少し断熱材が必要だと思いますが。
2008/12/17(水) 午前 10:38