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「……いじめが原因です。いたって本気です。さようなら」
という遺書を残して自殺した福岡県・中2男子生徒(13歳)の事件は、イジメの発端となったのが四十代の男性教師(学年主任・中一当時は担任)の発言だったとかで……波紋を広げている。
自殺した男子生徒の父親に問い詰められた、その教師は、
「からかいやすい、というのはありました」
という返事をしたり、
「一生かけて償います」
と詰め掛けた記者団に話したり。
教師自身にも自分の発言が、男子生徒がイジメに遭う動機なったという認識はあったようだ。
当の教師は部活の面倒見もいいし、ざっくばらんな言動で生徒達にも人気があったらしい。
アタシが中高生時代にも、口が悪く生徒を貶しながらも。ワルい連中のワガママに聞く耳があったり、けっこう生徒に好かれる教師がいたものだが……。あるいは、その教師も同様なタイプなのかも。
ただ教師生活に慣れ過ぎて、生徒達に対する細やかな配慮に欠けるようになっていたのか。
思春期の真っ只中の中学生というのは、個人差はあるにしても――周りの言動に感性がヒリヒリと反応し、まるで起爆装置のついた爆弾のような、危うい精神状態にあるような気がする。
同じ言葉でも受け取る生徒によって千差万別、薬にもなれば毒にもなる。
生徒個々の性格を百パーセント把握して、間違いなく対応するというのが理想だろうけど、これを先生達に求めるのは酷というもの。
生徒達の行き過ぎたイジメ行為にブレーキをかける役割は、教師よりも子供の躾を担う両親に課せられるというのが本当だろう。
マスコミは学年主任・教師の言動を、これでもかと責め立て大騒ぎしているが。男子生徒を自殺に追い込んだ張本人は、日常的にイジメ行為を繰り返していた連中(その親)じゃないのか?
男子生徒が自宅の倉庫で自殺した、今月11日の学校では――
自殺をほのめかす男子生徒に対して、同級生七人が、
「うそだろう、本気なら下腹部を見せろ」
などと言いながら、ズボンを無理やりずり下ろしたりしたという。
連中は学年主任・教師が矢面になっているのをいいことに、口を拭ってすませるつもりなんだろうか。
校長の釈明会見を聞くとイジメという言葉を避けて、プレッシャーという表現で逃げていた。
「すばらしい君たちを前に手を抜いてしまった。乱暴な言葉や甘えがあった」
と生徒達に謝罪し、
「全力で君たちを守る。この言葉にうそはない」
と決意を語っていたが、イジメの真相を本気で究明するつもりはあるのだろうか。
何もかも曖昧にして時の過ぎるのを待つ、そんな保身に走る校長の態度にはイライラする。
でも組織に属して働く身だった小心者のアタシには、校長の苦渋の立場が分からないでもないから哀しくなる。
自殺といえば、
「彼を失い、生きる希望を失った、私からすべてを奪った、JRが憎くて憎くてたまりません」
などという遺書を残して――福知山線脱線事故の犠牲者の同居女性(32歳)が、後追い自殺するという、痛ましい事件が今月十五日に発生している。
脱線事故の犠牲になった男性は、自殺した女性と十二年間も内縁関係にあったとか。
正式に入籍しなかった理由は分からないが、金銭的にはずっと男性に依存して女性は暮らしていたという。
だから、内縁関係を理由にJRからの生活補償が二ヶ月で打ち切られたというのは、彼女にとって大きな痛手になったのは確かだろう。
男との愛に殉じたのか、金銭的に追い詰められた末か、自殺の理由はどちらとも考えられるけれど。まだ三十代前半の女性だし、生きる気力さえあれば先行きの見通しも立ったのでは。
きっと彼女は男との愛がすべてという、生命力の薄い女性だったのだろう。
内縁関係を理由に補償金を打ち切った、JRの対応が冷たいと担当者が責められ、彼らは保身で汲々とした釈明を繰り返していたが……やはり、自分がその立場ならと考えると、アタシは一方的に非難することは出来ない。
もちろん自殺に追い込んだ、諸々の理由を不問にする気は毛頭ない。しかし自殺する人間の気質には、ある意味、特異なものがあったのでは?
同じ行為でも相手次第では、大きなダメージを負わしてしまうことがある。だからこそ人間関係というのは、日頃から細やかに丁寧に配慮しなければと痛感する。
女装子(GID?)のアタシは男扱いされることに、死にたいくらいの屈辱を覚えたことが何度もある。男扱いされて男が自殺なんて、物笑いのタネだろうけど。
このように人間って当事者でない限り、想像もつかない理由で死にたくなるものだ……ということは認識しておきたいものだ。
※女装系読物HP「スカコン・ルーム」でお待ちしてます。
http://www.geocities.jp/skt25com/geocities/index.htm.htm
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生きててほしかったですね。
世の中色んな人が居て良いと思います。
2014/8/16(土) 午後 4:58 [ 樹の子 ]