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『生パンツ強奪事件』の容疑者が昨日逮捕されたという。捕まった男というのは先日当欄で話題にしたばかりの人物――今月二十日に都下・昭島市の小学校校庭で中一少年等に刃物を突き付けて脅し、パンツを脱がせて奪うという非常に特異なヘンタイ犯のことである。
驚いたことに容疑者は小学校の先生(二十六歳)で、勤務態度も真面目で六年生の担任をしているという。いわゆる金八先生もどきの熱血先生で、授業でイジメ問題等を語るうち涙を流すほどの熱血振りが評判だったとか。
ただ、一人住まいのアパートでは近隣の住民から苦情が出るほどの大声で歌ったり叫んだり、奇行が目立つ困った奴だったようだ。
容疑者は生パンツ強奪時に少年の一人から携帯電話も奪っており、事件後に少年にイタズラ電話をかけたりしたのが、逮捕のきっかけになったというから笑ってしまう。
どんな倒錯性癖の人間でも同病相哀れむ、アタシにその容疑者を一方的に非難する資格はないけれど……やはり、まだ人格形成途上の児童達を育む職務に就く者が、こんなヘンタイ事件を起こすなんて、「ホント、ヤバイよッ!!」と突っ込みたくなる。
大人同士が互いに合意の上ならともかく、一方的に倒錯性癖を相手に押し付けるなんて、ヘンタイ人種の風上にも置けないゲス野郎である。
ましてまだ年端も行かぬ子供達に、邪な行為を働く輩が教育関係者だというのが空恐ろしい。
ところが数多(あまた)いる教師の中には自己のヘンタイ性癖を生かそう?とする、趣味と実益を兼ねた不心得者が混ざっているから困ってしまう。偉そうなことは言えないが、世間様に迷惑を及ぼす変態だけは断じて許せない。
世間様に迷惑かけるとか、かけないだとかで……過日、テレビ等で波紋を広げたのが、岩手県奥州市の黒石寺で1000年以上の歴史がある『蘇民祭』の観光ポスターである。
蘇民祭というのは厄払いなどを祈願して、下帯姿の男衆が護符が入った麻袋(蘇民袋)を奪い合う、男臭ムンムンの勇壮な祭らしい(今年は2月13日夜〜14日未明を予定しているとのこと)。
写真三枚組みで構成された問題のポスターは、前面に胸毛に被われた男の上半身(裸体)が大写しになって、そのバックに下帯姿で群れる男達が写っているが……。
JR東日本盛岡支社は、
「ポスターは公共交通機関の利用客に不快感を与えるかもしれない」
という理由で、そのポスターの掲示を断ったというのが騒動の発端である。
どうやらJR側は、『胸毛の密生した男の胸板』、『髭面を突き出して咆哮する男の表情』、『バックに写った下帯姿の男性達の半裸体』等が、見る人に不快な思いをもたらす卑猥画像と判断したようだ。
テレビニュースの街頭インタビューで、蘇民祭ポスターの胸毛を指差した女の子達が、
「無理!無理!」
と嫌悪感をあらわにしていたから、見る人に不快な思いをもたらすというJR側の判断もあながち見当違いとは言えないのかも。
また下帯姿の半裸体の男の群像も一部マニア(男達)には垂涎の的かもしれないが、やはり拒否反応を覚える人々が少なからずいるだろうことも間違いない。
しかし、プロ野球の長嶋選手や大相撲の横綱・朝潮の胸毛がセクシーと女性達に持て囃された時代はもう夢物語か(昭和三十年代なんて大昔の話だけど……)、昨今の女性達にとって男の胸毛というのは憎悪の対象になってしまうものらしいから嘆かわしい。
しかし胸毛なんて生来の体質のせいで生えてるだけ、本人には何の罪も落ち度もないはず――男の胸毛を目にしただけで「無理!無理!」とまる汚物を払うように拒否するなんて、胸毛男は全人格を否定されたようで立つ瀬がないではないか。
彼女達は自分たちの言動(仕打ち)がどれほど残酷で相手を傷つけているか、想像つかないのだろうか、これこそが逆セクハラの典型といえる。
蘇民祭ポスターが男性版卑猥画像とすれば、その女性版ともいえるのが……、
「ブラジャーが透けるほど汗をかいた最後って、いつだろう」
というフレーズでドキドキさせてくれる、日本コカ・コーラの飲料『からだ巡茶』のテレビCMの中で、スケスケ衣装で飛び跳ねる広末涼子の姿かもしれない。
ただ広末涼子のスケスケ衣装に卑猥感が漂っていようとも、世間の反応はムサ苦しい男の胸毛とは段違い、歓迎する人はいても目くじら立てる奴はいないようだ(美女のスケスケ衣装は賞賛の的にしかならないよねッ!)。
そこで卑猥と問題になったのは何かというと、
「ブラジャーが透けるほど汗をかいた最後って、いつだろう」というフレーズの方だとか。
一部の消費者から『不快』との指摘を受けて、
「ブラジャーが透けるほど汗をかいた最後って、いつだろう」
のフレーズが、
「こんなに汗をかいた最後っていつだろう」
というフレーズに差し替えられたというのだ。
「ブラジャーが透けるほど汗をかいた最後って、いつだろう」というフレーズを大っぴらに耳にすることが――恥ずかしいという女性心理は、女装子のアタシでも容易に察しがつく。
たぶんクレームは男性より圧倒的に女性視聴者からの方が多いに違いない。
ただ、「ブラジャーが透けて汗をかいた最後って、いつだろう」というフレーズに卑猥感を覚えて、顔を顰める頭の固い男性も一部存在するかもしれないけれど。ごく健康的な男性なら、このCM画像やフレーズに胸をときめせて喜んでいるはず。
まあ、『男の胸毛』や『ブラジャーが透けて……』が世間様に不愉快な思いを及ぼすかどうかは、個人的見解の差異であり、決して絶対的な尺度ではないはず……。
できたら、そのへんの見解は緩やかであって欲しい。同様に女装子に向ける世間の眼差しも緩やかで優しくあって欲しい。
※女装系読物HP「スカコン・ルーム」でお待ちしてます。
http://www.geocities.jp/skt25com/geocities/index.htm.htm
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