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利と義の経済学

http://www.sankeibiz.jp/business/news/161221/bsg1612210500002-n2.htm【ビジネスアイコラム】日露から考えるビジネスの「利」と「義」
2016.12.21 05:00

 ■経営哲学の貧困が招く停滞

 ロシアのプーチン大統領と安倍晋三首相の間で、北方領土4島での「共同経済活動」に向け交渉を開始することで合意した。経済交流を通じた「信頼醸成」が北方領土問題解決の地ならしになると、日本側は期待するのだが、要は日本側が提供する「利(経済的利益)」に対して、ロシア側が「義(信義)」で応えるかどうかだ。

 商業上の利益だけを尺度にするなら日本の対露投資はリスクだらけで割が合わない。これまでは投資資金がどこかに蒸発するなど、耳にするのは失敗例ばかりだ。投資企業に報いようとする誠意はロシアにあるのか、根本的な疑問が湧く。

 安倍首相が経済の「利」を提供するなら、プーチン大統領は「義」で応えようとする。でないと「信頼醸成」は不可能だ。首相はプーチン氏との友人関係を深めたというが、プーチン氏は義のマインドをどこまで発露したのか、全く判然としないのだ。

 話は飛ぶようだが、ビジネスなど経済社会も利と義が不可分のはずである。戦後日本の復興を担ってきた経済のリーダーたちは義を優先した上で利を得てきた。今の日本にはその意識が希薄になっている。そのことが、経済の停滞を招いているように思う。

 高度経済成長期に日経連(現在の日本経団連の母体の1つ)会長だった故桜田武氏を例にとろう。1973年の石油危機とともに狂乱物価状態になったとき、労使双方にそれまでの大幅賃上げの自粛を徹底させ、インフレを終息させた。81年、自身が首脳を務める日清紡の株価が値上がりしているときに、証券業界から時価発行増資を強く勧められたが、「他人さまから召し上げたあぶく銭で設備投資や事業拡大を図るなんて、もうこれは正常な経済現象ではない」と拒否した。氏が亡くなった翌年の86年に時価発行制度が始まると、たちまち日本はバブル、それがはじけて「第2の敗戦」とまでいわれる停滞期に入った。

 そこで経済界が選んだのは、会社は株主のものとする米国式の自己資本利益率(ROE)主義だ。従業員、消費者や地域社会も株主と利害を同じくする従来の考え方が大きく後退した。

 まさに経営トップはROEの引き上げに邁進(まいしん)し、賃金を抑える。異次元金融緩和の日銀が年間80兆円もカネを刷っても、銀行は融資を渋り、企業は設備や雇用に利益を回さず、株主資本の蓄積に励む。その結果、20年デフレから抜け出られない。ブラック企業は減らず、社員はサービス残業に追われ、過労死の悲劇は後を絶たない。

 個々の企業が正しいと信じてROEを高めた結果が経済社会の停滞。それはケインズのいう「合成の誤り」そのものだが、もとはといえば、経営哲学の貧困さにある。従業員を含め社会全体の利益を考える義のマインドがいつの間にか、株主利益イデオロギーに押さえ込まれてしまった。

 日露首脳会談から以上のように連想したのは、筆者の思い過ごしだろうか。(産経新聞特別記者 田村秀男)

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    日本の消費不況要因は、この25年間、新自由主義の規制緩和政策が強まり勝者と敗者の間に大きな格差が生まれた。中底辺層の収入が激減し非正規が増大したのが端緒。

    それに合わせたセフティーネットが昔のままで充分で無かった。

    非正規が増大したのにも関わらず、年金制度国民年金は支給充分でないのに過酷に徴収金額が増えて行った。3号年金など問題も放置されたままだった。それでも生活保護の受給は役人の運用で過酷だった。

    昔の中負担、中福祉が、重負担、低福祉に陥ってしまった。

    税の徴収が法人税を半分に減税、所得税も累進課税緩和、超富裕層など配当所得も十分課税させず税収が半分になった。それに合わせて逆進性がある消費税が増税された行った。

    また逆進性のある社会保障費費負担も増大で中底辺層を中心に購買力が大きく削がれ国民全体の消費が落ち込んだ。要するに不況の根本原因は、規制緩和に伴い再配分やセフティーネットを強化すべきを逆噴射の政策失敗を意図的に行った事だった。

    [ sag*hon**ou ]

    2017/1/19(木) 午後 8:19

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    そしてまたまた坂道を転げるように団塊ジュニア氷河期世代の少子化が加速、大きな社会保障費の不安も生まれた。更なる消費不況が起きてしまった。

    次世代の再生産が不可能になる様に、子を産み育てる出来ないように日本は追い込まれています。

    オリックスの社長や経団連会長とか自分の達の責任を棚に上げ、労働者不足は移民で対応すれば良いと言う。

    移民は欧州の例の如く、労働者の雇用機会が失われ所得が低下する。また純粋な日本人の子を産み育てる機会が失われる。

    治安の悪化、テロの危険も増す。日本人が外国人に取って代わられるとなれば国を失う事と同じ、外国人の教育コストもバカにならない。

    悪循環に陥った日本を救うには、子供手当増大などで早急に少子問題を解決して社会保障の不安を取り除くべきが第一です。

    基礎年金費や介護保険費の徴収を累進課税にし最低限の社会保障維持を示す。

    消費税を5%に戻し、法人税収、所得税を昔の割合に戻す。

    行き過ぎた新自由主義政策、株式至上主義を元に戻すべきです。

    [ sag*hon**ou ]

    2017/1/19(木) 午後 8:19

  • 顔アイコン

    田村さんのご指摘は正にその通りだと思います
    日本の経済界は日本に義を持ってほしいです

    [ グレープ ]

    2017/1/21(土) 午前 10:11

田村秀男の国際政治経済学
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