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ここ最近全く、生きている気配が無い当ブログだが(^^;)... あまりにヒドイ3Kの記事を見つけたので取りあえず。
<航海長聴取は問題なのか>(3K新聞)
海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、防衛省が、海上保安庁の捜査前にあたごの当直士官だった航海長をヘリコプターで省内に呼び、事故に関する聴取を行っていたことを一部のメディアや政治家が問題視している。だが、組織、とりわけ軍事組織が、早い段階で状況把握することは鉄則である。今後、事故後の対応をめぐり、一方では「情報公開の遅れ」を批判されている防衛省・自衛隊が、いかなる初動態勢を整備すべきなのか、二律背反の“宿題”を突きつけられた格好だ。 (野口裕之)
防衛省が航海長をヘリで東京都新宿区の省内に呼んだのは、事故から約6時間後の19日午前10時すぎ。約2時間にわたり聴取し、再びヘリであたごに戻した。
艦橋において、事故前の態勢を掌握していた前任の当直責任者である当直士官に出頭を命じたのは、組織である以上、自然である。しかも、この当直士官はたまたま、航海長であった。「航行、信号、見張り、操舵(そうだ)、気象およびこれらに係る物件の整備に関する業務を所掌」(自衛艦乗員服務規則)する航海長の責任・専門性を考えれば、その人選は、二重の意味で適正であった。艦長は艦(ふね)から絶対に離れてはならないし、ナンバー2の副長は、事故前の艦内事情に当直士官=航海長ほど精通していないためだ。
医療事故でも、警察当局の捜査とは別に、病院側が担当の医師・看護師らに事情を聴く。隠蔽(いんぺい)するための「口封じ」を目的とした悪質な場合もあるだろうが、通常は組織としての対応・対策を決定するために行われる。例えば、新聞記者が交通事故を起こせば、新聞社のしかるべき幹部が、本人に状況を確認しようと努力するはずだ。
航海長への聴取が問題となることは、日本が「普通の国」でないことに起因する。実はこちらの方が格段に深刻だ。海上事故に関して、自衛隊には裁判権が与えられておらず、とりわけ民間との事故では事実上、海保に捜査権を委ねることが慣例化しているからだ。
だが、軍事法廷を廃止したベルギー軍や、制度は法律上で担保されているものの、現実には軍事法廷が設置されていないドイツ軍など一部の国軍を除き、軍隊における捜査・裁判権の独立は国際的な常識だ。
米海軍の場合、事件規模に比例し、階級・権限を考慮して任命される指揮官が調査を統率する。調査後、予備審理で軍事法廷が必要か否かが、指揮官により判断される。必要とされる場合、文官が就任する海軍長官直属である法務総監隷下(れいか)の法務官が裁判の準備・進行を務める。この時点で、司法の独立性が担保されるのだ。
部隊と司法とのスムーズな連携により、イージス艦衝突事故に見られるような「情報の錯綜(さくそう)や遅れは極限まで回避できる」(米軍筋)という。
今回、防衛省・自衛隊は捜査に当たる海保への妨害を避けようと努力はした。だが、海保の聴取後の深夜、携帯電話などで短時間、話を聴くなど事実上の制約があったこともあり、結果として不完全な情報を社会に公表してしまった。情報公開の遅れもまた、防衛省・海自を取り巻く情報収集の限界に、一部は起因している。
自民党の伊吹文明幹事長は27日昼の政府・与党協議会で、石破茂防衛相の情報公開の遅れについて「海上保安庁が司法的権限を持って捜査中であることが世の中にわかっていない」と述べた。石破氏を擁護したのだろうが、司法警察が事実上の国軍を取り調べる、国際的にはほぼ考えられない構図を、国民も政治家も奇異に思っていない証左である。
憲法に軍事法廷など「特別裁判所」の設置禁止条項がある限り、防衛省・自衛隊は将来にわたり、こうした批判を受け続けるはずだ。しかも、「今回の事件を受けて、拡大されなければならない防衛省・自衛隊の権限は逆にますます、封じられるだろう」(元海上幕僚長)。軍事法廷のない自衛隊は、世界有数の装備を有する「警察」の道を歩み続けるのだろうか…。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080227/plc0802272220011-n2.htm
→まあ、しかしあのイージス艦の事故は本当にお粗末だった。あのテポドンを発射から着弾近くまで完全に捕らえる事が出来る程のレーダーを備えながら、目の前漁船と衝突してしまうという体たらくであり、基本中の基本である船の運転がおろそかになっていたという大失態である。おいおい。と思うし。中国や韓国など周辺諸国からも自衛隊は最新の装備をそろえているが肝心の隊員の士気が相当緩んでいるなと判断される可能性もあるだろう。おまけに内部での情報隠しも暴露されてしまった。これは相当力を入れて改革に取り組まないといけないが、その最中、某トンデモ新聞の論調がこれである。海幕長の聴取云々が悪いのか?等と主張したあげく軍事法廷の設置が云々等と戯言を吐いているが、そもそも、今回問題になっているのは聴取是非ウンウンではなく、それを海保に先立って黙って連絡もせずに行い、それを防衛大臣以下が隠蔽していたと言う事なのである。これは情報隠しであり海保の調査が始まる前に自分達の都合の良いようにしようとしたのではないか?と言われても仕方の無い行為である(たとえそんな意思は無かったと言ってもである)今回の一連の防衛省の対応を見ていると、益々、このトンデモ新聞が言うような軍事法廷の設置など絶対に許してはならないと強く思う。もしこのバカ新聞が主張するような軍事法廷が日本で設置されればまさに今回のような事件が起これば、内部で都合の良いように捜査が行われ内部の論理に従った形で「決着」が図られるだろう。このバカ記者に問いたいがなぜ日本は軍事法廷に対して否定的なのか知っているのか?と言うことである。それはかつて旧軍が2.26事件や5.15事件等で軍部の都合よい判決を下し、結果として軍以外の機関が軍内部の問題に介入できずに国家の中の国家として我が物顔に振舞う結果に繋がる一つの原因を提供してしまったからだ。なので、確かに一般裁判所は軍専門では無い為に司法判断に時間がかかったりもする欠点があるものの、キチンと軍以外の第三者が冷静に判断する余地を残しておくのが、かつての教訓から日本が自らの血を持って得た経験なのである。それを国際社会云々などと言って勝手に軍事法廷等と戯言を言うのは如何なものか?改めてこの新聞のクオリリティの低さが良く解った記事である。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080227/plc0802272220011-n1.htm
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