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 昨日辺りから米国防総省の中国を警戒する為に毎年出している報告書とタイミングを合わせたかのように発表された中国の2008年国防予算案。これを日本のマスコミも報じているが一つだけ疑問な点を。

<中国の国防予算20年連続で2ケタ増>(朝日新聞)


 中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)の姜恩柱報道官は4日、記者会見を開き、08年の国防予算案が4177億元(約6兆600億円)と、前年比17.6%増加したことを明らかにした。国防予算の伸び率は20年連続で2けたとなった。

 増加の理由として報道官は、兵士の待遇向上や物価高にともなう食費の上昇などを挙げた。詳しい内訳は明らかにされないため、「中国脅威論」が根強い米国や周辺国から軍拡路線や不透明性に批判が出そうだ。

 中国の国防費については、武器調達の費用が別の費目で計上されているとの指摘もあり、実際は「公表額の2〜3倍」(米国防総省の報告書)との見方もある。

 予算案は5日に開幕する全人代で審議される。

http://www.asahi.com/international/update/0304/TKY200803040193.html

→この「中国の国防予算20年連続で2ケタ増」というのは間違いではないのだが、普通軍事費の分析に当たっては、名目額ではなく実質額(インフレ分を除いた額)が重要であり、これが実際の軍事費の増減を表すものとなる。そこで問題になるのはこの20年連続でニケタ増というのは名目額であり、実質額においては96年度以降からが実質的増額となっておりそれまでは金額は増えてもインフレで相殺されてしまう為に実質的には増額なしかむしろ減額となっていた。なので本当の意味での国防予算増加は12年連続と書いたほうが良い。それをあえて20年と書くのは中国の軍事費の増額振りを大きく見せようとする観点から書かれているように感じてしまう。右派はよくこうしたセコイマジックを使うのだが朝日なのだからきちんとこうした背景も書いて説明すべきである。そして「公表額の2〜3倍」(米国防総省の報告書)というのもあくまで米国防総省の意見でありそれが本当かどうか解らない。かつてソ連の軍事力で毎年ソ連の軍事力を誇張していた過去があるだけになおさらである。個人的にはもし二倍も三倍も軍事費を使えるのなら、最新型兵器の配備のスピードがもっと高まっても良いと思うのだが実際には言われている程でもない。ちなみに米国の予算もここ数年はイラク、アフガン戦争の影響もあるが年間10%前後の予算増額を記録している。中国の問題は透明性が無いという事なのだが、中国側としてはあの面子を重視する国柄から見て自国の軍事力が他国に比べて劣っているのを比べられるのが嫌なので公表したくない。意外とこの辺りが透明性を向上させない原因かもしれない。

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