|
1999年8月1日
菅谷 昭 講演録 「チェルノブイリで子供たちに何が起きたのか」 小児甲状腺がんの現状 http://www.kisnet.or.jp/net/sugenoya.htm 抜粋 ちょうど91年ですから原発後の5年目ですかね、実はベラルーシの共和国では大変原発の事故による子供たちの障害がひどくて、なんとかして日本の皆さんに助けて欲しいというSOSが来てました。 そのとき私は、これは子供の甲状腺の病気増えるなというのが、私が甲状腺の専門をしてましたものですから、放射性ヨードにやられてしまうだろうなと思いまして、観てましたら、その事務局が松本市にあるということで私は大学行きましてすぐ電話を入れまして、もし私が甲状腺専門医ですからお役に立つことがあれば皆さん方のグループに参加しましょうって言いましたら、 実は彼等は現地の視察のときは白血病が多いだろうと、皆さん方ご存知の通り長崎広島の場合には原爆を落とされてから5年位から急激に白血病が増えておりますけども、ですから核災害の一番の被害として最初に白血病が出るだろうということで松本のグループも白血病に対してですね、どうしたらいいかということで出掛けたら、 現地では甲状腺の病気をなんとかしてくれというふうに言われて、彼等は予定が狂っちゃってこれは困った甲状腺専門医をなんとかお願いしようということを帰りの飛行機の中で相談してたんですね。 そこへ私が間髪を入れずに甲状腺専門医ということでもって電話したら向こうは向こうで渡りに船で。これが出会いでした。 初めは菅谷さん以外の人は、長崎広島の原爆の例から、白血病が多いと思っていた。 だが、予想に反して、甲状腺の病気が多発していた。 だから今回は、初めから甲状腺に影響が出るだろうと注目されているのか。 このときにはベラルーシ共和国の中で高度に汚染されている地域とそれからそれに近隣して風の関係で丁度うまくですね、コールドスポットといってはいけませんですけれども汚染をまぬがれたところがございますから、そこの両地区でもって子供たち健診しまして、結果としましてやはり汚染地域では子供の甲状腺にしこりがある、増えているということがわかりました。 この子供たちというのは原発の事故によって、本当に大人の身勝手さっていうんですかね、豊かさを求める科学の粋を映したああゆうものが爆発事故を起こしちゃって、その結果としてなんの本当に罪も、まったく何も知らされない子供たちがこういう状況で手術を受けるということ 大人の身勝手さがこのような事故を引き起こした。 日本でも、将来、子どもたちが病気になり、手術を受けることになり、 原因が、大人の身勝手さだということを知った時、何を思うのだろうか。 病室にきますとこのようにですね、今日は甲状腺ガンのお話を主体にしますけども、このような子供から、もうちょっと大きいですよね14、5歳から、思春期のこういう少年あるいは少女たちがですね、2週間ごとにやっぱり入れ代わり立ち代わり甲状腺の手術のためにガンセンターに来るわけであります。 この国の内規としましてですね、子供のガンはすべてミンスクの首都の甲状腺ガンセンターで行いなさいという司令があるもんですから、全国からここに子供が集まってきてこの一ヶ所でやりますから、裏をかえしますと非常にデーターがしっかりするわけであります。 日本でも、福島県の子供全員に健康手帳を配布したことからも、 データ取りをしっかりしようとする姿勢が見える。 もし万が一、確率は少ないのかも知れないが悪性の甲状腺がんになって子供が最悪の事態になった時、 県にとっては何百万人に1人なのかも知れないが、その子の親にとっては、 かけがえのないたった1人の子供である。 |
全体表示
[ リスト ]





