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1999年8月1日

菅谷 昭  講演録 「チェルノブイリで子供たちに何が起きたのか」 小児甲状腺がんの現状
http://www.kisnet.or.jp/net/sugenoya.htm

抜粋




変わった点と申しますと、私が先程ですね、外の景色が丸見えだと言いましたよね。こういうことを私が日本に帰ってきますとあちこちでお呼びいただいてお話するんです、そうすると会場にKGBの方がいらっしゃるようでして彼等はあるとき突然、ブラインドを作るようになったんですね。でこのブラインドを作ってくれたものですから、
ああ良かったなと思って中が見えなくなって良かったなと思ったんですけども、なかなか降ろさないんですよね、せっかく作っても。よく考えましたらですね、この国の人達はやっぱり電力を非常に節電しようとしてるんですね。とてもいいことだと思うんです。ですから、手術場に電気があってもなかなか点けてくれないんです、天井にあっても。その分だけ太陽光線を外から入れて、できるだけ電気を使わないということをしております。



海外では、節電の姿勢が日本よりもとても強い。




それからまた、もう一つの問題はですね、甲状腺の手術を受けたときに現在みんな子供たちはとってしまうもんですから、そうしますとホルモンがなくなってしまいますから、甲状腺ホルモンというのは大変大事なホルモンで、ないと死にますから、

ということで、現在は甲状腺ホルモンの製剤が出来ております。これは非常に安いんですけれども、日本ではどこでもいつもフリーに手に入るんですけども、残念ながらあの国はですね、ミンスクでは首都ですからあそこでは手に入るんですけども、他の所では、要するにゴメリとかですね、他の地区ではなかなか手に入らなくてですね、子供たちはけっこうあちらから紹介されてるんですけども、薬が手に入らないとどうするかと言いますと、一日三錠飲むところを二錠にするとか一錠半にして減らして飲むわけですね。ですけども結局それが長く続きますと甲状腺機能が低下して具合が悪くなってしまうということで、

私はミンスクでですね、薬を購入してこれをまたお願いしてゴメリの方に運んでもらったりしておりますけども、これも日本だったら簡単に手に入るもので、今回の帰国の間に薬屋さんとお願いしてなんとか手に入らないか考えておるところでありますけども、これは本当大事な問題で今後ですね、

もっとあの国が良くなってくれればいいんでしょうけれども、現段階ではこういう薬が手に入らないというのが大きな問題であります。



甲状腺の手術をして、取り除いてしまうと、一生、ホルモンを接種し続けなければならない。




ここでですね、チェルノブイリの事故の前後でベラルーシ共和国における甲状腺ガンの数を出してあります。1974年〜1985年の事故前、86年からですから、事故前の12年間で、何人大人子供です。事故後の同じ年数12年でもって何人かを出してます。そうしますと子供見てもらいますと、子供は事故前が12年が8例だったのが事故後が600例と非常に増えてますね。大人の方は3〜4倍近くになってます。

言いたいことは、子供が明らかに非常にガンが増えているということがわかります。これはベラルーシ全体でございます。





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