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1999年8月1日
菅谷 昭 講演録 「チェルノブイリで子供たちに何が起きたのか」 小児甲状腺がんの現状 http://www.kisnet.or.jp/net/sugenoya.htm 抜粋 次はですねこの表は、簡単なんですけども、普通子供の定義というのは、 14歳まで子供としております。15歳超えますと大人に入れております。この場合は18歳までですね、手術受けた少年少女、1012例のうち事故当時、彼等は何才だったかを見たのがこの図です。見ていただきますと、事故当時、ガンの手術を受けた子供の5歳までですね、半分なんですよね。特にそれでもすごいのは1歳未満のがかなり高いですよね。正常の、普通の甲状腺の中に放射性ヨードが取り込まれますと、小さければ小さいほど甲状腺がやられるっていうことは認められているんです。 それは私自身それを専門としてやってますと、そういうことははっきりしているものですから、そういうことは聞いてたんですけども、今回こういった具体的な事実を見ますと本当に小さければ小さいほど最初に甲状腺をやられてガンができてるということで、ある意味ではですね、私が学問的に学んだことが証明されているという状況であります。ですから事故が起こった場合には最初に小さいチビちゃんほど、早く初期対策をするってことが、大事じゃないかと思っております。 幼ければ幼いほど、甲状腺がやられやすいという話は、 きっと日本でも関係者は皆知っていたのだろう。 次にこの図は事故の後じゃあその後ガンはどうなってるのって言われます。放射性ヨードっていうのは、半減期がだいたい8日間位ですから、そうすると大体放射性ヨードの影響っていうのは6ヶ月位で無くなってしまうんです。だからそれ以後は、少なくても甲状腺ガンは理論的にはあまりでないわけです。 これ見てますと、事故の後ですね、甲状腺ガンになっているのは5人、ようするに1%だけなんです。ですから、あれだけ手術した子供たちの99%が全部事故の前にあるいは事故の時に生まれているということがわかりまして、事故後はほとんどガンが出てないということが分かるわけです。まあそういうことを言いますと、やはり事故当時のときに初期対策っということが、考えられるわけであります。 こういうデータをですね、デミチク教授が出しましたら、世界に向けて、そしたらIAEAっていう国際原子力機関ですね、日本の偉い先生がトップを占めてやった調査委員会を、いやいや甲状腺ガンなんて増えてないよ。多分ベラルーシの国自身が子供のガンが多いんだよとそういうことが言われまして、あのデータを信用してくれなかったわけですよね。 そこでまあ、デミチク先生は、それではじゃあもっと頻度として人口、例えば10万人の大人に対して1年間にガンがどの位出るかということを出したら、非常に客観的になります。 そこでですね、ベラルーシ共和国における黄色いラインですけども、人口10万人の子供について1年間に何人の甲状腺ガンが出るかということを調べたわけです。 世界的には 10万人の子供に年間0.1、日本もそうですが、0.1か0.2位です。そこで黄色いライン見て下さい。そうしますと、86年事故当時ですね0.1なんですよね。だから世界水準と同じなわけですよ。要するにに100万人の子供に1人か2人で非常に稀なんです。小児の甲状腺ガンっていうのは。だから事故前っていうのは、ほとんど世界水準なわけです。 それが、だんだん、だんだんに増えていきまして、95年には4.0ということで、10万人に4.0ですけども、要するに0.1のものが4.0に40倍になったということです。これはもう異常ですよね。これはベラルーシ共和国全体を平均した場合こうなんです。 日本でも同じようなことが起きた時、「日本の子供はがんが多いんだよ」って言う人が出てくるのだろうか。 |
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