|
(参考サイト)
中東・イスラーム諸国の民主化 http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~dbmedm06/index.html 抜粋 現在のシリアの政治体制は新家産制的権威主義に分類できる。この体制は、1970年11月のハーフィズ・アサド前大統領による実権掌握(矯正運動)をもって確立し、2000年7月のバッシャール・アサド大統領就任(ジュムルーキーヤ[世襲共和制]の確立)を経て、今日に至っている。 シリアの政治体制における最大の特徴は「目に見える権力」と「隠された権力」という二つの権力が存在する「権力の二層構造」を持つ点にある。 「目に見える権力」は、三権分立の法治国家としての体裁をとる現下のシリアの政治体制のもとで合法的に行使される「公法的」権力を意味し、内閣、人民議会など、いわゆる「名目的権力装置」によって担われている。この権力はシリアに「民主的」、「多元的」な外見を付与し、権威主義を隠蔽するために行使されているに過ぎず、何の実体もない。 これに対し、「隠された権力」こそがシリアの「唯一にして真の権力」であり、「公的生活や公的活動の背後で社会的・政治的諸状況のすべての枝葉末節に密かに浸透している」。この権力はムハーバラート(諜報機関、治安維持警察、武装治安組織の総称)や軍といった「真の権力装置」によって「非公的」に担われている。 法治国家の体裁をとる今日のシリアにおいて、ムハーバラートと軍の政治への介入は通常法の枠組みのなかで行われるのではなく、戒厳令がイスラエルとの戦争状態を理由に1962年12月22日立法第51号[非常事態令]として発令し、1963年3月 8日の「バアス革命」直後の軍事令第2号[1963年3月8日]によって継続が確認)によって例外的に認められているに過ぎない。 非常事態令が撤廃されたが事態は沈静化しませんでした。 今、日本で、人権擁護法案とか成立させようとしていますが、 今の政府は、日本をシリアのようにしようとしているのかもしれません。 こうしたなかで、「真の権力装置」による合法的な権力行使を可能としているのが支配政党であるアラブ社会主義バアス党である。 バアス党は人民議会において過半数の議席を占め、主要閣僚ポストを独占することで「名目的権力装置」を統括する一方、「バアス党は社会と国家を指導する党である」という憲法第8条の規定に依拠し、超法規的な措置を通じて自らの政治目的を達成できる。 またムハーバラートや軍の幹部に党内の責任ある地位を与えることで、「隠された権力」の「合法的」な行使にも寄与している。 両権力装置の頂点には大統領が君臨する。 憲法に「バアス党は社会と国家を指導する党である」と、 一党独裁を規定するとは恐ろしい国である。 この第8条は、削除を決めたようですが。 ハーフィズ・アサド前大統領は「名目的権力装置」において、大将、軍・武装部隊総司令官、バアス党民族指導部書記長、同シリア地域指導部書記長、進歩国民戦線中央指導部書記長を兼務し、権力のピラミッドの頂点を制度的に確保してきた。 またバッシャール・アサド大統領も父の公職のうち民族指導部書記長職以外を継承している。 しかし彼らの絶対的な指導力はこれらの「公的」な「地位」のみによって付与されているのではなく、ムハーバラートや軍の幹部との個人的関係(地縁・血縁関係、信頼関係、さらには「恐畏」の念(「恐れ」と「畏れ」が相半ばした念)に基づく個人的関係)を通じて得られる「非公的」な「立場」によって与えられている。 シリアとリビアでは、国家の構造が全く異なるようです。 2国とも、同じように「民主化運動」の括りにされがちですが。。 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用





