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1999年8月1日
菅谷 昭 講演録 「チェルノブイリで子供たちに何が起きたのか」 小児甲状腺がんの現状 http://www.kisnet.or.jp/net/sugenoya.htm 抜粋 私は、現地で3年半になりますけれども、向こうにいますとですね、チェルノブイリに関する報道は、ちょっとおかしんじゃないかと、日本における。ただ悲しい、切ない、要するに可哀想だ、可哀想だという形でもって、いつも日本の方が上でむこうの現地の子供たちが下にいるっていう感じでいるもんですから、 いやそんなことないんだ、あの子供たち確かに、非常に苦しみ悲しみを背負っているけども、一生懸命生きてるんですよね。そしてその笑顔をいつもつくり、そしてむしろ彼等のほうが遥かに日本の子供たちより生き生きしてます。それはなぜかなあと考える。答えは出ませんけれども、多分ひょっとしたら、彼等はああゆう汚染の中で生きて行かなくちゃいけないと、しかしだからこそ精一杯生きようと、そして命を大切にしていこうっていうそういう思いがあるから日々手術を受けた子供、いつもニコニコして、じっと悲しみに耐えているってそういうようなことがありましてですね、遥かに日本の子供たちより心が豊かなんです。 これから日本でも汚染食品が次々と流通し、全国で内部被曝が進んでいく。 だからこそ、命を大切にしよう、そして、精一杯生きよう、 手術を受けても、悲しみに耐えて、笑顔を作ろう。 そんな心の強い国になっていくのかも知れません。 それから甲状腺ガンのことにつきまして、子供のガンですけども、600人のうち現在亡くなったのは1人だけなんですよね。甲状腺ガンっていうのは、非常にたちのよいガンなんです。 だからこそ余計気の毒なんですよね。ガンを持ったまま生きていくわけですから、そういう中で結婚して子供を産むと、そうしますとやっぱり当然伴侶の一緒にいる方も、ワイフ金かかってしょうがないよなって言って、そういうことだってうまれるといっしょにいるのやだなというふうになったりとか、いろんな問題が出てくるんですよね。 でそのお母さんにしてみれば、自分自身が肺に再発するとか、骨に出るとか、あるいはまた、今言った子供さんへの問題ですけれども、少なくともその自分のガンが子供にうんぬんというのはそれはないと思います。子供さんに関してはまた別の形でセシウム、ストロンチウムを結局摂取してそして低濃度の汚染で生きていくわけですから、 そういうものが蓄積した場合に、本人ならびに子供にどう与えるかこれは本当に残念ですけれども、世界で初めてのことで、これからもフォローしていくしかないんですね。データーがないわけですから、だからこそ、チェルノブイリは終ってないんだなと、僕は思ってますけれどね。 甲状腺がんで命を落とす確率は低いのかも知れない。 だが、精神的な苦痛は、一生付きまとうのかもしれない。 それを子供たちの精神的な大人もそうですけども、サイコロジカルな面もサポートしていかないと、今後ですね、若い女の子が結婚しないとか、子供産まないとかっていう状況が生まれてきますと、あの国が今度逆に衰亡していくっていう状況も考えられるわけです。 それからもう一つ甲状腺ガンが予後がいいって言うことで、私今日本当申し訳ない広河さんに批判的なんですけれども、ああゆうたった一例のものをですね、出して、そしてやるってことは誤解を招くと思うんです。決して悪いって意味じゃないんですけども、あれだけでなくて残りの人は元気でいるんですし、これから夢や希望をもって一生懸命生きて行こうという、そっちの面もスポットをあててあげないとあの国がかわいそうすぎると思うんです。 放射線被曝は暗い面にスポットを当てられがちだが、 それを受け入れ、元気に、そして夢や希望を持って一生懸命生きている人達が大勢いる。 日本でも、暗い部分にスポットが当てられがちですが、 こうなってしまった以上は、これから起こり得る悲劇と向き合いながらも、 夢や希望を持って、被曝の無い国々よりも、より強く、よりたくましく生きていかなければ ならないのではないだろうか、 と、強く思うのでした。 長々とすみませんでした。これで終わりです。 失礼致しました。 |
日本
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1999年8月1日
菅谷 昭 講演録 「チェルノブイリで子供たちに何が起きたのか」 小児甲状腺がんの現状 http://www.kisnet.or.jp/net/sugenoya.htm 抜粋 そういう中でですね、実は先程お見せしました、ベラルーシの西隣がポーランドでございまして、ポーランドの国がそのチェルノブイリの事故の時にとった初期対策っていうのが大変素晴らしいことをしてくれたんですね。 これは私達日本でもたくさん原発ありますけれども万が一の時のそういう対策としてはぜひともやっぱり参考にすべきと思うんですけれども、ポーランドの政府はですね、チェルノブイリの原発事故が86年の4月ですけれども起こりまして、その時の翌日の夜はじめて大気の放射能汚染を確認しまして、 特にベラルーシの国境沿いでは高度に汚染されましてその大気汚染につきまして分析しますとその80%が先程から申し上げてる、放射性ヨードであることがわかった、最初に揮発性の放射性ヨードが出ちゃったんですね、 28日の午前10時までにポーランド全土で大気、土壌、水の汚染を確認しまして、その時点でポーランド政府は、24時間の非常事態体制を発布、これは国で国家で24時間非常時体制をしきまして、 28日の夕刻には初めてタス通信がチェルノブイリ原発で事故が起こった、これは非常に小さく報道されたのですね、状況はわからないわけですね、政府は緊急対策委員会を設置しまして、その時にもう既に国立の放射線予防センターでは18 例の子供の甲状腺被ばく量をチェックしております。しかしモスクワからの信頼できる情報が全く無い訳ですから、 そこで政府はですね最悪の事態を想定して初期予防対策を検討、ここらへんがたいしたものですよね、最悪の事態を想定したんですね。 29日、事故より4日目なんですけども、もう遅いんですけどもね、本当は。正午に厚生省は中央薬剤協会に無機の、無機のヨードカリですね、ヨードの溶液剤の準備を指示しまして、その午後3時には薬剤の配布を指示しまして、すべての病院、保健所、学校、幼稚園等を通して入手できる。これ良かったらしいですね、みんなボランティアとしてものすごい迅速にこれをやったんですね、 協力して。そして実はこういうことは世界で初めて起こったんですから、無機のヨードをどれだけ投与していいかっていうことも、実は我々専門家でもわからないんですね。で彼等はいろいろな資料をもとに専門家と相談して生まれたばかりの子供は15ミリ、5歳までの小児は50ミリ、6歳から大人までは70ミリと決めてですね、その中で投与して特に妊娠授乳中の女性には強制的ですけども内服するよう指示しまして、 5月の2日までには一千万人の子ってことで、ポーランド小児人口の90%以上と700万人の成人が内服しました。一回投与ですね。その後大気汚染の状況が改善したので、再投与はしておりません。 それから、ヨード剤っていうのは、即時性のショックを起こしたりすることがあってアレルギー反応が強い子供さんあるいは大人もいるもんですから、それに対する副作用がどうかということでしたのが、結局重篤な副作用はなくてアレルギー性の皮膚反応ですよね、かゆいものができたり、そういうことがあったんですけれども、あとは重篤な副作用はなかったということでございます。こういうことでですね、ポーランド政府の緊急対策としてヨード、無機のヨードをですね、事故4日目ですけども、子供を中心に投与した。これは本当良かったですよ。 ポーランドはまだ通貨がズロチのままで欧州危機の影響も受けていないし、 放射線被害の対応もボランティアを中心に迅速に行うという素晴らしい国。 あの国には、神様が住んでいるのではないだろうか。 日本政府も、この事例は勿論承知していたことだろう。 もう一つですね、対策として、これも本当、その被害の放射線に対する汚染予防対策ですけれども、5月の15日までは、乳牛に新鮮な牧草を与えることを全国的に禁止するっていうことで、結局この牧草の中に放射性のヨードが舞い降りてますからそれを食べた乳牛のお乳の中に放射性ヨードが含まれるから、そういう意味でもって牧草を与えることを禁止したってことですね。 それから 1000ベクレル/リットル以上の汚染ミルクを子供や妊娠授乳中の女性が飲むことを禁止。事故当時国境沿いのポーランドでも数億ベクレル/リットルのミルクがあったそうですから、かなりポーランドでも汚染されたわけですね。 こういう中でもって子供はもちろんのこと、授乳中の場合でもお母さんが汚染ミルクを飲みますと、お乳から口から子供にいくわけですから、そういう意味で禁止して。4歳以下の子供には乳牛のお乳がなくて粉ミルクを飲ませると、まずいですけどもねでも粉ミルクを飲ませて、これも良かったですね、 子供や妊娠授乳中新鮮な葉菜類、葉物の野菜を採らないように。 こういうことを初期に対策したもんですから、もちろん4日目ですけども、遅れてるんですけれども、結果としては現在ポーランドでは小児の甲状腺ガンが増えてないということで、初期にきちんと対策すれば甲状腺のガンに関しては対策がなされると発生しませんけれども、 もちろんそれ以外のセシウム、ストロンチウムそういうものに関しては、まったく別の問題でありまして、ひとつ事故が起きた場合には、そこに住めないわけですから全部退去ですからこの場合はあくまでも、子供の甲状腺のガンの発生に関してはこういう対策をしたら防げるということであります。 まあ、原発のあるような近くのところでは、こういうことしてもしょうがいないでしょうし、逃げるしかないと思います。基本的にはこれはあくまでも離れた地域の問題でして、当地のような場合はどのような対策を立てるのでしょうか、皆さんお考え下さい。 ポーランドでは徹底して放射性物質を含んだ食物を摂取しないように抑え込んだ。 日本では、率先して、「被災地の野菜を食べよう!」と、キャンペーンを実施して、 汚染野菜を各地に撒き散らした。 |
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1999年8月1日
菅谷 昭 講演録 「チェルノブイリで子供たちに何が起きたのか」 小児甲状腺がんの現状 http://www.kisnet.or.jp/net/sugenoya.htm 抜粋 それ以外のですね、一番には白血病とか他の病気に関してはまだまだ結論出すのが時期尚早であるということで、これが今後やっぱりフォローしていかなきゃいけないと思っておりますが、現段階では白血病も思ったほど増えておりません。 ですからそういう意味では広島長崎の場合の被曝とチェルノブイリの場合とはちょっと様子が異なるんでしょうね。 チェルノブイリの事故の後の子供の甲状腺ガンの推移がどうなっているかですけれども先程言いましたように、だんだん増えていますよね、すーっと増えてます。95年には1年間に91例のガンの手術をセンターで行って、それからだんだん減ってきたんです。 96年84例、97年が66例、昨年98年が46例、 今年は私が帰ってくるまでだいたい10例ちょっとですかね、ですから単純計算でいきますと、半年で10例ですから、倍しますと20数例ってことで昨年に比べてやっぱり20名位減っていって、来年さらに4、5名になって2001年には、子供のガンというのは無くなるということで、大変嬉しいんですけれども、 しかし先程から言いましたようにほとんどの子が事故前に生まれているわけですから、2001年っていうのはチェルノブイリの事故の後15周年になりますから、15っていうのはもう大人になりますよね。事故前に生まれた子供っていうのは全てが今度大人になるわけです。そうしますとこれから増えてくるのが、15歳を超えたティーンエイジャーであろうと、それが先程言いました黄色い表で15〜18歳が10倍が増えてきております。 これは大人の方ですけれども大人は、子供は95年から下がってきました、大人は逆に増えてますね。こののが多分今後ヤングジェネレーションが増えてくるだろうと、まあ小さければ小さいほど放射性ヨードの影響を受けやすいということで、 そういうことが早い時期に出てしまって、当時そうですね例えば、事故の時に15歳の子というのは現在28歳になるわけですね、13年経ちますから。だから15歳の子っていうのは1歳の子よりも放射性ヨードの影響が少ないわけですから、遅くなって出て来ている可能性もある。確かにそういう意味ではティーンエイジャーのガンが増えています。 しかし予想された程増えていないというのも事実でございます。 これで終りですかね。ということでですね、前半の方はこれで終りなんですけれども、現段階ではですね、子供の甲状腺ガンっていうのは、減りつつありますけれども、今後はですね、どちらかと言いますと若年齢の方々、若年齢というのは15歳以上のその辺が増えてきて、これに対してどう対応するかということになるわけでございます。 影響があるのは、事故当時に1歳前後の子供たちか。 |
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1999年8月1日
菅谷 昭 講演録 「チェルノブイリで子供たちに何が起きたのか」 小児甲状腺がんの現状 http://www.kisnet.or.jp/net/sugenoya.htm 抜粋 次はですねこの表は、簡単なんですけども、普通子供の定義というのは、 14歳まで子供としております。15歳超えますと大人に入れております。この場合は18歳までですね、手術受けた少年少女、1012例のうち事故当時、彼等は何才だったかを見たのがこの図です。見ていただきますと、事故当時、ガンの手術を受けた子供の5歳までですね、半分なんですよね。特にそれでもすごいのは1歳未満のがかなり高いですよね。正常の、普通の甲状腺の中に放射性ヨードが取り込まれますと、小さければ小さいほど甲状腺がやられるっていうことは認められているんです。 それは私自身それを専門としてやってますと、そういうことははっきりしているものですから、そういうことは聞いてたんですけども、今回こういった具体的な事実を見ますと本当に小さければ小さいほど最初に甲状腺をやられてガンができてるということで、ある意味ではですね、私が学問的に学んだことが証明されているという状況であります。ですから事故が起こった場合には最初に小さいチビちゃんほど、早く初期対策をするってことが、大事じゃないかと思っております。 幼ければ幼いほど、甲状腺がやられやすいという話は、 きっと日本でも関係者は皆知っていたのだろう。 次にこの図は事故の後じゃあその後ガンはどうなってるのって言われます。放射性ヨードっていうのは、半減期がだいたい8日間位ですから、そうすると大体放射性ヨードの影響っていうのは6ヶ月位で無くなってしまうんです。だからそれ以後は、少なくても甲状腺ガンは理論的にはあまりでないわけです。 これ見てますと、事故の後ですね、甲状腺ガンになっているのは5人、ようするに1%だけなんです。ですから、あれだけ手術した子供たちの99%が全部事故の前にあるいは事故の時に生まれているということがわかりまして、事故後はほとんどガンが出てないということが分かるわけです。まあそういうことを言いますと、やはり事故当時のときに初期対策っということが、考えられるわけであります。 こういうデータをですね、デミチク教授が出しましたら、世界に向けて、そしたらIAEAっていう国際原子力機関ですね、日本の偉い先生がトップを占めてやった調査委員会を、いやいや甲状腺ガンなんて増えてないよ。多分ベラルーシの国自身が子供のガンが多いんだよとそういうことが言われまして、あのデータを信用してくれなかったわけですよね。 そこでまあ、デミチク先生は、それではじゃあもっと頻度として人口、例えば10万人の大人に対して1年間にガンがどの位出るかということを出したら、非常に客観的になります。 そこでですね、ベラルーシ共和国における黄色いラインですけども、人口10万人の子供について1年間に何人の甲状腺ガンが出るかということを調べたわけです。 世界的には 10万人の子供に年間0.1、日本もそうですが、0.1か0.2位です。そこで黄色いライン見て下さい。そうしますと、86年事故当時ですね0.1なんですよね。だから世界水準と同じなわけですよ。要するにに100万人の子供に1人か2人で非常に稀なんです。小児の甲状腺ガンっていうのは。だから事故前っていうのは、ほとんど世界水準なわけです。 それが、だんだん、だんだんに増えていきまして、95年には4.0ということで、10万人に4.0ですけども、要するに0.1のものが4.0に40倍になったということです。これはもう異常ですよね。これはベラルーシ共和国全体を平均した場合こうなんです。 日本でも同じようなことが起きた時、「日本の子供はがんが多いんだよ」って言う人が出てくるのだろうか。 |
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1999年8月1日
菅谷 昭 講演録 「チェルノブイリで子供たちに何が起きたのか」 小児甲状腺がんの現状 http://www.kisnet.or.jp/net/sugenoya.htm 抜粋 甲状腺のガンができるというのは、理論的には放射性ヨードが、体に取り込まれてそこから出るところの放射線によって遺伝子に傷がついてガンが出来るんであろうと考えるわけです。 放射性ヨードというのは、もっと言いますと、無機のヨードです。ワカメとか昆布とかいったところにありますけれども、ああゆう海のもの。ヨードはですね、甲状腺ホルモンの合成の場合の素材になるわけです。一番元になるわけです。 今回の場合は結局その放射性ヨードが大量に取り込まれただろうということで推測するんですけども、その汚染マップで5月10日のやつでございますけれども。こういうマップがあったんですよね、最初の時から、それが事故後10周年のときに初めて公にされたんですけども、そういう意味では、やはりどんな場合でも情報の公開をきちんとしないといけないなと思うんですけども、 旧ソ連では、事故後10年経ってから汚染マップが公開された。 それに比べたら、日本は良心的なのか。。 これを見てもらいますと、子供の甲状腺ガン、先程言いましたように86年から98年に600例ですけども、ありますね。この子供たちが先程言いましたように全てが、ミンスクの甲状腺ガンセンターで手術を受けなきゃいけないもんですから、どこから紹介されたかを見たのがこのマップであります。そうするとここにチェルノブイリありますよね、ゴメリ州とブレスト州、とくにゴメリ値が半分近くですね。わかりますよね。 ですから四人のうち三人がこの高汚染地域から紹介されてミンスクで手術を受ける。しかしたいへんなんですよ。ここをこう行くときに。300Kmか400km、この場合は500Kmありますかね。ここを子供たちがみんな来るんですよね、お母さん、お父さんにつれられて、夜行列車で、しかも日本のような素晴らしい列車じゃなくて立ち通しで来ることもあるということです。 お金がかかりますからね、ですからそういう意味でいったら、大変今の経済不況がすべてチェルノブイリの子供たちの不幸せになっているのも事実でございます。 国の全員が一つのところで手術を受けるのに、交通費は支給されなかった。 今後、日本で同じようなことがあった時、やはり病気の子供を持った家族が負担するのだろうか。 今おわかりいただきましたように、高濃度の汚染地域からの子供が75%位占めてる。特に一番は高濃度のたくさんの半数近くいるところのゴメリ州ですね。ここもまたいくつかのブロックになって村になってますけれども、これを見てこのブロックから何人来てるかというふうにみましたのがこのマップなんですけども、 ここにチェルノブイリありますよね。当然ここが一番高度に汚染されてるわけですよね。じゃあここが一番多いかっていうとそうではなくて、ゴメリ州がここが一番多いんですね。ここが一番多いです。どうしてかっていうことで聞きましたら、 これも情報公開と関連ありますけども、大変残念なことは、旧ソ連邦のときっていうのは一番大事な行事っていうのはメーデーでございます。5月1日。で事故が4月26日ですね。ですから、全部ふせられましたよね。情報がなかった。 子供たちはそういう黒い雨の降る中でメーデーのパレードを練習させられた。これはもう大人の勝手以外何ものでもないですけれども、そういう中でもって汚染されてしまった。 ゴメリにあちこちからみんな呼び寄せられて、パレードの練習をしたということで、まあこの時に参加したお母さんがですね、今、あの当時はメーデーは人命に先行するんですよ、と言われたのが、今でも私の頭の中に残っております。 国家には、人命にも優先する事項がある。 日本にも人命に優先することがあるのかもしれない。 原発の利権だったり、福島県の税収、農家の生活、流通業の生活、 それらを優先することによって、汚染食品が全国に流通しているのかもしれない。 |




