GARAGE MATSUNAGA

強く惹かれる一瞬にすけてみえる自分のかたち

本日の推薦盤(JAZZ)

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甘い。

ただただ,甘い。
そしてそれがたまらなく良いのだ。

ジャケットのなかからこちらをジッと見つめる印象的なそのルックス。
(CDショップでその瞳に見つめられたその瞬間に恋に落ちてしまいました(笑))

そしてその印象を微塵も損なわない甘い甘い歌声。

ライナーには彼女が大好きだったビリー・ホリデーの曲を歌う本格的トリビュートアルバムとある。
(本格的なはずなのに、タイトルにミスが(BILLYは本来BILLIEとすべきなのに))
たしかに歌唱法等は似ている。
けれどビリーのもつ苦みはここにはかけらもありません。


しかしそれで良いのです。

いや。
だからこそ良いのです。

ついつい人は苦みやら深みと言ったものばかりをありがたがる傾向にありますが、
甘いという事もそれはそれでとても素晴らしいのです。

大好きな曲をメロウにスウィートに歌うプリシラ(名前すらスウィートだなあ(笑))

その歌声を

子供が日曜の朝に,ホットケーキの香りを
小さな鼻のあなを大きくプクリと膨らませて胸一杯に吸い込むように。

そんなふうにして楽しみたい一枚なのです。


是非あなたも日曜の朝のような甘くやわらかな心地よさに包まれてみてはいかがですか。

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世の中には“幻の名盤”と呼ばれるアルバムが数多く存在する。

それらは一部のコアなファンの間で高値で取引され一般のリスナーの手に(耳に)入る事はなかなかない。

いかに名盤かということを噂に聞かされ、
かき立てられ沸点に達した想像力は、
ついに心の奥深くへと根を張り執念へと姿を変える。

何が何でも手に入れたい!!という衝動に取り付かれてしまったうぶなファンは思考力を失い、
ついには恐ろしい高値でそれを手に入れようしてしまう。

しかし!!

ここで落ち着いて考えて欲しい

それらのアルバムには“幻”になってしまう理由が必ずあるはずだ。
その理由を考えずにうぶなリスナーが飛びつくと痛い目を見ることがある。

しかし、と同時に“幻”と呼び、追い求めたくなる理由もそこにはあるのも間違いのない事実。
その誘因力はどこから発生するのか,
それを体感したくて音の探訪者たちは幻を探し続けてしまうのだ。

そうやって皆が必死になって追い求めた“幻の名盤”が最近どんどんとCD化されている。

これはたぶん冷え込みきったCD販売数をなんとかすべくレコード会社が一部のコアなファンの購入意欲を刺激すべく始めた事なのだろう。

何も大枚をはたかずとも簡単に“幻”を手に入れる事が出来る機会が増えたのだ。
これはじつに喜ばしい事だ。

たしかにアナログ盤で聴いてこそなどとおっしゃるファンも多いだろうが
今は随分CDも進化してきていて、
従来のCDプレイヤーで聴け、これまでより高音質になったSHM-CDの登場など音質の向上につとめてくれているおかげでかなり納得のいく心地いいサウンドになりつつある。

全く知らなかった名盤に出逢う喜びに浸れるのだから、
是非この機会を逃さぬよう、たまにはCDショップを覗いてみて欲しい。

今回紹介するミリー・ヴァーノンのこのアルバムもこれまで“幻”だった一枚だが、
こうして聴く事ができるようになった。

かつて作家 向田邦子さんも愛聴していたというこのアルバム。

星空からこぼれ落ちるような彼女の声が
スピーカーを振るわせると同時に部屋の中は何とも言えぬ柔らかな空気に包み込まれる。

音楽が与えてくれるまさに至福の一時。

聴き込めば聴き込む程味わいが深く,大切な人に聴かせたくなる。
そんな一枚です。

是非、あなたにも。

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そこそこのジャズ通でない限り“フリージャズ”が好き〜!
なんていう人はそうはないだろう。

コードやリズムなんかのルールから逸脱してこそ...
いや、しなければ
“真の自由”は得られない!

とばかりに鳴り響く音の洪水。

これは音楽史的に見れば重要でも一般のリスナーにはちょっと縁がない種類の音楽だろう。
そんなフリージャズの旗頭とも言うべき存在が今回紹介するオーネット・コールマン。

初めて彼の“フリージャズ”というアルバムを聴いたときはなにがなんだかさっぱりわからなかった。

ともかく難解きわまりない感じがした。

が、
頭で理解しよう!しよう!と力まずに素直に聴いてみると、
オーネットの吹くフレーズがとても美しい事に気がついた。

彼はルールや枠組みから逸脱する事に縛られず、
今までのルールや枠組みをも内包する形で真の自由を手にしているのだ。

これは彼の出現後に出てきたほとんどのアーティストが出来なかった事だ。
真の自由を手にした音の美しさは是非とも体感して欲しい。

ただ、だからといって友達に推薦しようにもさすがにゴリゴリのフリージャズは聴かせにくい。
そんなときに見つけたのがこのアルバム。

“The Ornette Coleman Trio at the GOLDEN CIRCLE Stockholm”

コペンハーゲンゴールデンサークルでのライブおさめたこのアルバム。
もちろん甘口ではないが彼のアルバムの中では聴きやすい。

“そうまでして聴く必要はない!わかんねえやつは聴かなきゃ良いんだ!”
とおっしゃるジャズ通の諸先輩もいるだろうが
そういってあきらめてしまうのはもったいない程彼のフレーズは美しい。

オーネットのアルトサックスと、
デビット・アイゼンゾンのベース、
チャールス・モフェットのドラムというシンプルな構成で演奏されるその音楽は
ジャケットの写真からも感じられるような透明感と緊張感、
そして底光りするような美しさを持っている。

表面上ばかりの美と自由を追い求めるもの(者と物)で溢れかえった現代。
こんな時代だからこそ是非とも聴いていただきたいお薦めの一枚です。

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石畳の道にそぼふる雨。

赤い傘をさしたハーフコートの彼女の横顔。
かじかむ手に吹きかける息が白い。

寒さが空気をどこまでも透明にする。
まるで深い山間の岩清水のような硬質で、それでいてやさしい朝。

水たまりに映るイチョウの黄色がまぶしい程美しい。

音に浸りながら閉じたまぶたの裏にそんなシーンが映し出される。

まるでそんなヨーロッパを舞台にした映画のサントラのようなムードに満ちあふれたアルバム。

冒頭のジェイ・バーライナーのメランコリックなギター。
最初の一音ですぐそれとわかるあの独特なロン・カーターのベース。
全体を一瞬で自分の色に染め上げるハービー・ハンコックのピアノ。
そしてこれまた独特な煌めくようなフレディ・ハバートのトランペット。
ドラムがビリー・コブハムというだけでバックはほぼV.S.O.P。

その上にミルト・ジャクソンの美しいヴィブラホンが滑るように踊る。

一部この時期特有の迷走ぶりが見て取れる部分もあるが。
それはそれ。
そういう部分も含めて愛する視点をもってこそ人も音楽も真の魅力が見えてくるものです。

ジャケットの美しさに惹かれ手にしたこのアルバムですが
その魅力に負けず劣らず、
彼らが造り出すサウンドも温かく
奥行きが深くドラマチックで甘美な魅力あふれています。

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すっかり色付いてきた街路樹に目を奪われながら自転車で走っているとふいに全く予定していなかった角で曲がりたくなった。
どこへ向かっているのかわからないまま、坂を上っていく。
秋風に背中を押されるように。

冷たい風の中でもうっすらと汗をかく程坂を登ったあと、呼び寄せられるように入ったのは一軒の中古CDショップ。

久々のことだった。

若い頃はたくさんのこういう不思議な出逢いに恵まれていた。
何かに導かれるような不思議な出逢い。

そんな思い出のなかの場面と同じ匂いを鼻腔の奥に感じながら、せまい棚の間を縫うように店の奥へと入っていく。

自然と胸が高鳴る。
そんな気持ちを押さえるようにゆっくりとジャズの棚をAから順に眺めていく。
確信に近い予感に浸りながら、ゆっくりと。

するとコーナーの最後に設けられた紙ジャケの欄に出逢いは待っていた。

ジャケット中央にあるALITALIA航空の飛行機。
その周りで作業をする鮮やかな黄色のシェルのトラックたち。
その手前を楽器を手に飛行機へと向かうミュージシャン達。

60年代ならではの光景に胸が躍る。

完全に一目惚れ。ひさびさのジャケ買い。

店を出た後、珍しく持って出た携帯用CDプレイヤーにディスクをセットして、早速聴いてみるとこれが大当たり。

長年ジャズを聴いてきたが全くと言っていい程なじみの無かったイタリアのジャズ。

初めて聴くそのサウンドからはクールジャズとハードバップのどちらの影響も色濃くにおってくる。
アメリカからやってくるレコードとわずかな情報に全力で耳と心を傾けた結果生み出された音だ。
その二つのスタイルが整理されずにひとつになっている感じはアメリカのミュージシャンにはなく(当然だが)、それが独特な魅力となっている。

ここにおさめられいるバッソ=ヴァルダンブリー二・セクステットは1962年度のイタリア・モダンジャズの最優秀コンボに選ばれ、ニューヨークでも演奏。聴衆からも評論家からも絶賛されたと言うが、それもうなずける。

1960年代。

ジャズが世界中に広がったまさに全盛期に録音されたこのアルバムからは、当時の世界が発していた未来への希望に満ち満ちた匂いと、自分の心が求めるものに全力で傾けられたエネルギーそのものが感じられ、聴いていてなんとも晴れ晴れしい気持ちになれる。

まるで青い空と銀杏の黄色が描き出す鮮やかなコントラストのようで清々しい。

もしも機会に恵まれるならャズファンにもジャズ未体験の人にも是非とも聴いてもらいたい一枚だ。

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