オネムの映画鑑賞メモ

2019年素晴らしいドラマのような1年になりますように!

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

スラムドッグ$ミリオネア(2008)
SLUMDOG MILLIONAIRE



上映時間 120分
製作国 イギリス/アメリカ
映倫 PG-12

《運じゃなく、運命だった。》



「トレインスポッティング」「28日後...」のダニー・ボイル監督が、インドを舞台に撮り上げたバイタリティに満ちあふれた社会派エンタテインメント大河ラブ・ロマンス。

原作はヴィカス・スワラップの『ぼくと1ルピーの神様』。

日本でもお馴染みのクイズ番組で史上最高額まであと1問と迫ったスラム育ちの青年が語る過酷にして波瀾万丈の生い立ちが、多彩な要素を巧みに織り込みつつスリリングかつ躍動感いっぱいに描かれてゆく。世界中で数々の映画賞を獲得し、ついにはアカデミー賞で作品賞を含む最多8部門を受賞する快挙を成し遂げた。

インドの国民的人気番組“クイズ$ミリオネア”。この日、ムンバイ出身の青年ジャマールが、次々と難問をクリアし、ついにいまだかつて誰も辿り着けなかった残り1問までやって来た。

ところが、1日目の収録が終わりスタジオを後にしようとしたジャマールは、イカサマの容疑で警察に逮捕されてしまう。スラム育ちの孤児でまともな教育を受けたこともないジャマールがクイズを勝ち抜けるわけがないと決めつけ、執拗な尋問と拷問を繰り返す警察。ジャマールは自らの無実を証明するため、これまでに出された問題の答えは、すべてストリートで生きながら学んだと、その過酷な過去を語り始めるのだったが…。
allcinemaより


概ね好評のようですね。

インド特有の風景や貧困を映像としてみるのは新鮮でした。

ジャマールが、クイズに答えられたのはなぜか、ということを尋問に答えるという形で背景が語られるという手法で、ジャマール、兄のサリームとジャマールが愛するラティカの、子供時代からの悲惨ではあるけれど、タフな生き様が描かれていく。

兄弟とはいっても、兄のサリームは悪事にたけ、性格の違いが兄弟として生きるうえで違いこそあれ、そのおかげで、ジャマールも生き延びてこられたという点が心に残り、ジャマール以上にサリームの人生が、かわいそうで、鑑賞感は、すっきりエンタメという感じではなかったです。

子供たちを、親切に見せかけて集めては、物乞いをさせたりする、悪い大人の存在も、心が痛かったです。特に、より同情を集めるようにと、失明させられた子供のシーンでは、ど〜んと落ち込んでしまいました。

その後目の見えない子供が、歌を歌って、お金をもらおうとしている姿が出てきましたが、あのように自分の人生を受け入れて、生きている姿が、また胃をしめつけるほど痛々しく、アメリカの100ドル札は見たことがあるのに、インドの高額紙幣を見たことがないジャマールというのも、インドという国の発展の影を見たようでした。

インドでは、今も、誰もが一応守られている日本のような児童保護など行き届いていないんでしょうね。

もちろん意思の力もあったのだろうけれど、ジャマールのようにラッキーな人間は稀なんだろうと思うし、一概に、ハッピーなストーリとしては見られませんでした。

ボイル監督ということで期待しすぎたようです。「トレスポ」のようなぶっとぴ感を求めていたので、意外とベタな展開にちょっと高揚感が得られず、ワクワクしませんでした。

司会者の内面なんかももっと深く描かれていると面白かったのになと思いました。

音楽は良かったですし、最後のダンスもインドらしくて、内容に満足できていたら、はじけていたのでしょうが、どうにもインドの暗部の方が強く感じ、ジャマールの人生の影のような、兄のサリームの人生に同情してしまったので、重苦しい印象になってしまいました。単純に喜べない話というか・・・

発展著しいインドの姿の光の部分として、その躍動感を楽しめたらよかったのですが、体調が悪いときに見たせいもあるのでしょうが、はまりきれなくて残念でした。





【クレジット】
監督: ダニー・ボイル
共同監督: ラヴリーン・タンダン
製作: クリスチャン・コルソン
原作: ヴィカス・スワラップ
『ぼくと1ルピーの神様』(ランダムハウス講談社刊)
脚本: サイモン・ボーフォイ
撮影: アンソニー・ドッド・マントル
プロダクションデ
ザイン: マーク・ディグビー
衣装デザイン: スティラット・アン・ラーラーブ
編集: クリス・ディケンズ
音楽: A・R・ラーマン
出演: デヴ・パテル ジャマール・マリク
マドゥル・ミッタル サリーム・マリク
フリーダ・ピント ラティカ
アニル・カプール プレーム・クマール
イルファン・カーン 警部
アーユッシュ・マヘーシュ・ケーデカー
ル ジャマール(幼少期)
アズルディン・モハメド・イスマイル サリーム(幼少期)
ルビーナ・アリ ラティカ(幼少期)

【解説】
 

閉じる コメント(48)

顔アイコン

seiさん☆インドやタイなど発展途上国の底辺のひどさはわかって入るものの、観ていてつらい部分がありましたね。私も、この作品、時代の要求があったからこれだけもてはやされてのだろうとは思いますが、他作品の方が、賞にふさわしいのがあったのではないかと思います。ミルクは遅れてくるので、楽しみに待っています。

2009/4/23(木) 午後 1:14 オネム

ジャマールの生い立ちのシーンは胸がしめつけられる想いでした。
作品自体はうまく出来てるなぁと感心して
かなり、嵌りましたww
TBさせてくださぃ(≧∇≦)

2009/4/23(木) 午後 9:34 [ 翔syow ]

アバター

確かにおっしゃっていることも理解できます。ベタな展開だったしね。
まぁ、監督は社会派の作品をつくるつもりではなく娯楽作品を作りたかったのかなぁ、と感じました。
TBお返しさせてもらいますね。

2009/4/23(木) 午後 9:55 くみょん

顔アイコン

syowさん☆期待にこたえてくれてよかったですね。私は期待が大きすぎて、ちょっと乗り切れなかったのが残念でした。もともとファンタジックなのが苦手なうえに、インドの現実は容赦なく描かれているのでそのギャップにちょっと退いてしまったかな。
TBありがとうございます。

2009/4/24(金) 午前 0:13 オネム

顔アイコン

くみょんさん☆気分によっては面白く見られただろうと思うし、実際感動もしたんですが(中途半端に)、ちょっと期待した作品と飢餓っていたので、残念でした。
TBありがとうございます。

2009/4/24(金) 午前 0:15 オネム

顔アイコン

私には予想通り。予習効果もあり100点にしました。
TBさせて下さいね。

2009/4/24(金) 午前 8:11 dance

陰と陽、善と悪と単純に割り切れない兄と弟でした。あの兄の犠牲があって、弟が生かされたのですが、兄は最後きっと満足して逝ったのではないかと思います。「これで今までお前にしてきた事はチャラにしろよ!」
TBさせてくださいね。

2009/4/24(金) 午後 4:18 アンダンテ

顔アイコン

danceさん☆期待通り、楽しめてよかったですね♪
いい作品だとは思います。ちょっと今の自分の気分に合わなかっただけだと思います。音楽や最後のダンスは良かったですよ。

2009/4/25(土) 午後 11:22 オネム

顔アイコン

アンダンテさん☆同じように悲惨な状況を感じつつも、作品の価値をしっかり捉えられて良かったですね。私は中途半端な感動だったのが残念です。

2009/4/25(土) 午後 11:27 オネム

お、ダメだったのね。僕はありだったけど言ってることは良く分かりますよん。TBさせ天然☆

2009/4/27(月) 午前 0:55 butti

顔アイコン

ブッチさん☆もうー、ブッチさんは今ハッピーなんでしょ!?このごろ素直に楽しんでる風なレヴューが多いっすー。いいことですけどね。劇場で見たら、楽しまなきゃ損だしね。
TBありがとうございます。

2009/4/27(月) 午前 2:27 オネム

アバター

内容はかなりヘビーなので、確かに残酷な描写には引いてしまいますね。目を潰されるシーンは勘弁してほしかったです。彼がジャマールの声に気付くところも、やはり辛かったです。
僕は期待が高すぎたようです。良い映画だとは思いますし、僕の記事でも結構誉めてますが…。
TBいたします。

2009/4/29(水) 午後 4:08 出木杉のびた

顔アイコン

のびたさん☆趣向としては面白いいい作品だと思いました。ただ私は期待しすぎていたようなところがあって、ちょっと方向性が違った映画だったということでしょうか・・・
見る価値はあると思います。
TBありがとうございました。

2009/4/30(木) 午前 0:02 オネム

私も期待が大きかった・・・かな(^_^;)
盲目の歌手のほうが稼げる、赤ちゃんを連れていたほうがお金になる、、、映画では描写しきれない過酷な現実が、まだまだいっぱいありそうですね。
TBさせてくださいね。

2009/5/2(土) 午後 4:05 [ - ]

顔アイコン

たしかに躍動感溢れる描写とともに、インド社会の暗部もリアルに描かれてましたよね。
またこれ、クイズ番組が絡んでくるから、何気に複雑なんですよね、これ。^^;
まあ、お祭り感覚で楽しめた一作でした。 TB、お願いします。

2009/5/6(水) 午前 2:49 サムソン

顔アイコン

サムソンさん☆興奮なさいましたか。インドの音楽は良いですよね。Jai-hoを聞きながら、カレーを食べてみようかしら。気分はインド!
インドの現状は悲惨ですが、躍動感ある映像でしたね。
TBありがとうございます。

2009/5/6(水) 午後 7:53 オネム

遅ればせながら、ようやく観てきました。
onemuさんのレビューを読んで、頷いてます。子供たちの生命力とか、街並みの熱気とかには確かに圧倒されましたけど、個人的に兄のサリームに惹かれたので、切ない物語となりました。
TBさせてくださいね。

2009/5/6(水) 午後 9:17 なぎ

顔アイコン

なぎさん☆ご鑑賞おめでとうございます。評判作ですから、やはり劇場鑑賞したいですよね。新種のおもしろい構成の作品でした。私はサリームのほうに感情移入してしまい、この作品がアカデミー作品賞というのはちょっと納得いかないものもありましたが、まあ、世界がこういうのを今求めているのでしょうね。
TBありがとうございます。

2009/5/7(木) 午後 3:46 オネム

アバター

子役たちのキラキラ光る瞳と演技にノックダウンです^^
映像と音楽のパワーも素晴らしかったと思いました。

TBお返しさせていただきます。

2009/6/10(水) 午前 8:12 garcia

顔アイコン

garciaさん☆インドの活気を感じる映画でした。裏の悲惨な状態も垣間見られましたが、作品としては新種でよかったのでしょうね。
TBありがとうございます。

2009/6/11(木) 午後 11:49 オネム

開く トラックバック(17)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事