|
扉をたたく人(2007) THE VISITOR メディア 映画 上映時間 104分 製作国 アメリカ ジャンル ドラマ 《扉を閉ざしたニューヨーク── 移民の青年との出会いと“ジャンベ”の響きが 孤独な大学教授の心の扉を開く。》 脇役として目にしたことが多々あるリチャード・ジェンキンス初の主演映画。 最近見たところでは「バーン・アフター・リーディング」や「迷い婚」が印象に残っている。 なんかこのおじちゃん好きなんだなー。 で、今回のこの堂々たる名演技。 恐れ入りました。 お話は、不法滞在者と接点を持ち、彼らに力を貸していくことにより、自身も生きる屍みたいだった人生から蘇っていくさまを、個人の視点から描いた作品。 移民問題はアメリカだけの問題ではないので、社会派な作品にもなりえるところだが、こちら、不法滞在者に対するアメリカの対応をジェンベ奏者のタレクと妻のゼイナブ、ヒアム・アッバス演じるタレクの母 モーナとの絡みだけの小さい世界で描いたところが、心に静かながらもダイレクトに迫ってくる物語としてなりたっている。 そういう描き方が好きだった。 初老の大学教授と移民青年との心の交流を描いた感動ヒューマン・ドラマ。 妻を亡くして以来、心を閉ざす孤独な男が、ひょんなことから出会ったジャンベ(アフリンカン・ドラム)奏者との友情を通じて次第に本来の自分らしさを取り戻していく姿を、9.11以降非常に厳格な措置を講ずるようになったアメリカの移民政策を背景に綴る。 監督は俳優としても活躍し、これが監督2作目となるトム・マッカーシー。 主人公を演じたベテラン俳優リチャード・ジェンキンスは、本作でアカデミー賞主演男優賞ノミネートをはじめ各方面で賞賛された。 コネティカット州の大学で教鞭を執る62歳の経済学教授ウォルター。 愛する妻がこの世を去ってから心を閉ざしたまま孤独に生きてきた彼はある日、学会出席のためニューヨークへ赴く。 そして別宅のアパートを訪れると、そこには見ず知らずの若いカップル、シリア出身の移民青年タレクとセネガル出身の恋人ゼイナブが滞在していた。 しかし、彼らはこの時はじめて詐欺に遭っていたと知り、グリーンカード(永住許可証)を持たないために警察沙汰などで国外追放になるのを恐れ、素直に去っていく。 だが、あてのない2人を見過ごせなかったウォルターは、しばらくの間この部屋に泊めることに。 そのやさしさに感激したジャンベ奏者のタレクからジャンベを教えられ、友情を育んでいくウォルター。 ジャンベをたたく楽しさを知った彼は再び生きる喜びを見出し、閉じていた心の扉を開いていくのだが…。 allcinemaより 生きる意味を感じずにただ自分の生命を維持しているだけの大学教授としての無表情なウォルターが、戸惑いがちではあるが、素性のしれない移民とかかわっていくにしたがって、人間味が加わり、微妙に表情も行動もかわってくる。 そこのところをすごく上手く演じているジェンキンス。 最初のシーンで妻が弾いていたピアノにトライしようとして、あきらめたウォルターが、リズムをとり、叩くだけで、表現できるジャンベとであったことで、封じ込められた彼の感情が、だんだんと開放され始める。 そして、不法滞在者ではあるが、人間としてどこも悪くないタレクが、たまたまアクシデントで、地下鉄で捕らえられ、移民局に連れて行かれてからは、普通、多分社交的なアメリカ人でも、そこまでしないだろうと思われるほどの献身でもって、タレクの面会に赴き、入国手続きの不備をなんとか、やり直し出来るように、敏腕弁護士まで雇う。 彼は、タレクたちと知り合ったことで、枯れてしおれかけていた花が生き返るように、生命の息吹を吹き返すのだ。 最後、地下鉄の駅で、ジャンベを無心に叩く姿は、最初の無気力な大学教授とは別人として、再生していくだろうウォルターを予感させ、胸があつくなるエンディングだった。 今年見た中でもまたまた上位に食い込んできそうな佳作だった。 【クレジット】
監督: トム・マッカーシー 脚本: トム・マッカーシー 撮影: オリヴァー・ボーケルバーグ 衣装デザイン: メリッサ・トス 編集: トム・マカードル 音楽: ヤン・A・P・カチュマレク 音楽監修: メアリー・ラモス
出演: リチャード・ジェンキンス ウォルター・ヴェイル
ヒアム・アッバス モーナ ハーズ・スレイマン タレク ダナイ・グリラ ゼイナブ マリアン・セルデス マギー・ムーア マイケル・カンプステイ リチャード・カインド アミール・アリソン |

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー





あ〜、いいなぁ、これ私も公開時から気になっててまだ観れてません…(_ _。)・・・
やっぱり良さそうですねぇ。上位に食い込んできそうなほどでしたか〜
うー、観たい〜〜
2009/12/12(土) 午後 10:59
じゅりさん☆じんわりきますよぉ〜。
これはDVDでも十分堪能できると思いますから、是非ご覧くださいね。
2009/12/12(土) 午後 11:01
とっても良さそうな映画ですね!
リチャード・ジェンキンスが主演とはw
2009/12/13(日) 午前 2:02
タイトルが好きです〜
まだ観れてませんが、必ず観たい作品です♪
2009/12/13(日) 午前 4:26
Aco さん☆これはわりと万人受けするちょいマイナーなミニシアター系映画です。きっといい作品だなぁって思われると存じますぅ。
2009/12/13(日) 午前 10:50
ブーキーさん☆いいタイトルです。内容にふさわしいです。
DVDで是非ごらんください。
2009/12/13(日) 午前 10:50
私も上位にきますね。
タレクとジャンベに出会ってからのウォルターはいきいきしてました。あのエンディングはほんと胸があつくなりますね。TBお返ししますね
2009/12/13(日) 午前 10:55
らぐなさん☆アメリカはこういう作品も作れるんですよねー。
おお泣きさせる作品ではないけれど、胸に迫りますよね。
すごくいい作品でした。
TBありがとうございます。
2009/12/13(日) 午前 10:57
私もこれは間違いなく上位にくる作品です。
ジャンベを通して、ただ生きていただけの初老の男が再び活力を取り戻していく姿はジーンときました。
ラストもハッピーエンドではないのに後味が良いんですよね。
TBさせてくださいね。
2009/12/13(日) 午後 10:14
この作品は公開時に見逃したので見たいと思っていた作品です。
DVDが出たのですね。オネムさんに感謝♪チェックします。
いろんな問題が入っていて良さそうな作品ですね。
2009/12/14(月) 午前 2:14 [ miskatonic_mgs_b ]
SWANさん☆アメリカの作品らしからぬ雰囲気の静かな佳作でしたね。
>ただ生きていただけの初老の男が再び活力を取り戻していく姿はジーンときました
同じくです!
TBありがとうございます。
2009/12/14(月) 午後 4:59
miskaさん☆きっと、移民問題やら、人生やら、いろんな考察が出来ると思います。miskaさんの感想楽しみにしています。
2009/12/14(月) 午後 5:00
素晴らしかったですね〜
劇場公開では観れなかったのですけど、静かな感動に包まれた作品で、胸に響きますよね。。
再生の物語・・・人は何度でもやりなおせる、というテーマは大好きですけど、この映画のジェンキンスがまた素晴らしい演技でした。
トラバさせて下さいませ。
2009/12/14(月) 午後 10:13
恋さん☆このような作品がミニシアター系公開って残念です。もっと多くの人にこういう質のよい作品を観てもらいたいです。
TBありがとうございます。
2009/12/14(月) 午後 11:20
うんうん、イイ映画でした。僕も上位だな。
※そろそろ年末恒例のベスト10ですね、楽しみにしてるからねー♪
2009/12/22(火) 午前 3:52
ブッチさんにレスしてませんでした。すみませんm(u_u)m
ベストはミニシアター系でDVDでみるものの方が価値ある作品が多いので、形式変えようかなと考えています。
2010/2/5(金) 午前 5:11
この邦題をつけた人も素晴らしいと思いました!
音楽には私も助けられることが多々あるので、共感もできました。
私はジェンキンスさんはあまり馴染みがなかったんですが、
いい俳優さんですね〜♪他の作品もチェックしてみます。
TB、お返ししますね〜♪
2010/3/2(火) 午前 9:16
ラルフさん☆この邦題はめずらしく原題よりも良いように思えますね。派手なスターの出ていない作品ですが、じんわりしみてくるいい作品でした。ジェンキンスさんはいっぱい脇役で出ているから、それと知らずにきっと目にしていると思います。
TBありがとうございます。
2010/3/2(火) 午後 10:43
しおれた花が生き返る。そうそう!そういう表現がぴったりでした。
内面を丁寧に描いていて、好きな作品でした。
TBお返しさせてくださいね☆
2010/3/12(金) 午前 10:35
なぎさん☆ピアノを教えていらっしゃるなぎさんですから、ピアノを習っているシーンや、ジャンベを叩くシーンなど、音楽的要素が気になっただろうなーと思います。ピアノは彼の妻が弾いていたから、ウォルターも習ってみたかったんでしょうね。でも、向いてなかった。
TBありがとうございます。
2010/3/12(金) 午後 9:05