オネムの映画鑑賞メモ

2019年素晴らしいドラマのような1年になりますように!

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マイレージ、マイライフ(2009)
UP IN THE AIR

メディア 映画
上映時間 109分
製作国 アメリカ
ジャンル ドラマ/コメディ

《あなたの“人生のスーツケース”
詰め込みすぎていませんか?》


「JUNO/ジュノ」「サンキュー・スモーキング」のジェイソン・ライトマン監督がウォルター・カーンの同名小説を基に、現代人を取り巻く様々な問題をスマートに描き出すハートフル・ヒューマン・ストーリー。

リストラ宣告人として全米を飛び回り、煩わしい人間関係を回避して身軽で気ままな人生を送ってきた主人公が、2人の女性との出会いをきっかけに、それまでの生き方や人とのつながりについて見つめ直していく姿を、シニカルな中にも優しい眼差しを込めて綴る。

主演は「フィクサー」のジョージ・クルーニー、共演に「ディパーテッド」のヴェラ・ファミーガ、「トワイライト〜初恋〜」のアナ・ケンドリック。
 
企業のリストラ対象者に解雇を通告する“リストラ宣告人”の仕事で年間322日間も出張しているライアン・ビンガム。

自らの講演でも謳っている“バックパックに入らない人生の荷物はいっさい背負わない”をモットーに人間関係も仕事もあっさりと淡泊にこなし、結婚願望も持たず家族とも距離を置いたまま、ただマイレージを1000万マイル貯めることが目下の人生目標となっていた。

だがそんな彼も、2人の女性と出会ったことで人生の転機が訪れる。

ひとりは、ライアンと同様に出張で飛び回っているキャリアウーマンのアレックス。

同じ価値観を持つ彼女とはすぐに意気投合し、互いに割り切った関係を楽しむことに。

もうひとりは、将来を有望視され入社してきた典型的現代っ子の新人ナタリー。

彼女は、ネット上で解雇通告を行い出張を廃止する、というライアンの立場を脅かす合理化案を提案、さらには彼女の教育係に当てられてしまう。

しかしライアンは、そんな彼女たちと接していくうち、これまでないがしろにしていた人との“つながり”の大切さに気付かされていく…。

allcinemaより


ジョージ・クルーニーということで、もっと息抜きのある感じの作品かなと思っていましたら、
意外にも、私にとってはかなりシビアな内容に思えました。

「リストラ宣告」なんていう仕事があるんですね。

身軽で合理的に見えるビンガムですが、宣告するに当たっては、相手が立ち直れるきっかけを作るべく気を使ってアナログな方法をとっているのですね。

ところが新人のナタリーはデジタルな対応とでもいいましょうか、出張してリストラを宣告するのではなく、ネット上で、その仕事をしてしまおうという提案をします。

とりあえずは、ビンガムの出張に付き合い、リストラ宣告の現実というものを学んでいくわけなのですが、相手により、反応はさまざま。

でもこの作品、リストラされる人たちの悲哀の物語ではなく、原題の「Up in the Air」がまさにぴったりな地に足つけずに、人生、何の錘もなく暮らしているビンガムが、二人の女性とかかわることで、その価値観に揺らぎが生じるという物語。

状況は違えども、どうも昔から、地に足つけずに、30センチくらい浮いている感じで生活してきた私には、かなり痛い話でした。

ビンガムのような年齢の人にとっての普通の生活、ありきたりと思えても、足かせと思えても、心のよりどころのある生活を築いているべき年代の生活を作り上げていないビンガムは、まさに宙に浮いた風船の如く軽いと同時に根のない不安定なものです。

それがいいと思っていたはずなのに、大人の魅力を持ったアレックスと出会うことで、そして、彼女と妹の結婚式に出ることで、はたと現実的な生き方の価値に目を向けることになります。

一方、アレックスは、一抹の寂しさも感じさせず、ビンガムと安定した関係を求めることもせず、さびしくなったら電話して。。というだけで、成熟した魅力となぜだか豊かな満ち足りた表情をたたえた不思議な存在。

その理由は、あとでわかることになりますが、翻弄されたのはいったい誰??というシニカルなストーリー展開になっています。

正しいと思っていた生活に確信がもてなくなったとき、人はどんな選択をするのか?

白黒つけずに映画は終わりますが、私には、自分のふわふわしていた30代の生活をガツンと叩き潰されたような衝撃と苦い思いを噛み締めることになり、キツ〜イ作品でした。

それだけ、いい作品だったのでしょうね。

感じるところ大でしたわ〜(>_<;)

若いナタリーに関しては、彼女自身のプライベートに起こったことに対しては、仕事に対するデジタルな対応とは異なる人間的感情の発露があって、見ていて救われる気がしました。

主要な3人の登場人物を見るだけでも随分勉強になる作品だったと思います。



【クレジット】
監督: ジェイソン・ライトマン
製作: アイヴァン・ライトマン
ジェイソン・ライトマン
ダニエル・ダビッキ
ジェフリー・クリフォード
原作: ウォルター・カーン
脚本: ジェイソン・ライトマン
シェルドン・ターナー
音楽: ロルフ・ケント
音楽監修: ランドール・ポスター
リック・クラーク
出演: ジョージ・クルーニー ライアン・ビンガム
ヴェラ・ファーミガ アレックス・ゴーラン
アナ・ケンドリック ナタリー・キーナー
ジェイソン・ベイトマン クレイグ・グレゴリー
ダニー・マクブライド ジム・ミラー
メラニー・リンスキー ジュリー・ビンガム
エイミー・モートン カーラ・ビンガム
サム・エリオット フィンチ機長
J・K・シモンズ ボブ
ザック・ガリフィナーキス
クリス・ローウェル
スティーヴ・イースティン
アディール・カリアン


 

閉じる コメント(36)

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CHOROさん☆主だった人物は三人だけなんですが、もっと広がりのある作品のように思えました。現代は生きにくい世の中だと日々じっかんしていますので、かなりこたえました。
TBありがとうございます。

2010/4/7(水) 午後 11:46 オネム 返信する

独身の私としては、オネムさんの同じような思いをありましたね。。

人嫌いな訳ではないが独身のライアン。
特定に恋人はいないが、でも色気は忘れない。
それなりに前向きに仕事をこなす。
そんな彼の姿は、結構・・・共感できた私です・・・汗

私も感じる所・・・大でした。。。

2010/4/9(金) 午前 1:34 sei 返信する

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くろねこさん☆あとでキマシタか〜〜?
考えさせられる作品でしたよね。多様な生き方が出来る現代だからこそ、また生きにくい現代だからこその、時代にぴったりな作品でした。

2010/4/9(金) 午後 9:34 オネム 返信する

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seiさん☆独身の男性は共通点を見出せそうな作品ですね。
私は男ではないのですが、けっこう痛かったですよ。
しかし、女性はしたたかになってきているという気もしました。

2010/4/9(金) 午後 9:36 オネム 返信する

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ほんとは重くて切ない内容なのに巧く軽い感じで描いて楽しませてるなぁ〜ってのが印象ですね。
ジョジクル兄貴は派手なイメージが先行してますがこういう役者を思わせる演技が出来るんやなぁ〜と感心しました。
TBさせてくださいね。

2010/4/11(日) 午後 1:13 SHIGE 返信する

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SHIGEさん☆ジョジクルは業界内でも人気ありますよねー。あの軽いイメージの人が、わりと演じるのは思い役だったりして、そのギャップがまたいいですわ。状況は違えど、生き方を考える上でシビアな作品でした。TBありがとうございます。

2010/4/13(火) 午後 4:04 オネム 返信する

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ライアンは良い意味でアナログ思考で、人との関わりを避けているようで本当はその大切さを知っている人なんですよね。
それがすごく深くて良かったです。
TBさせてください。

2010/6/4(金) 午前 10:31 かず 返信する

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かずさん☆ライアンの人物設定は面白かったですね。この作品主要3人物だけで、十分ひきつけるものがありました。
TBありがとうございます。

2010/6/6(日) 午後 0:32 オネム 返信する

TB ありがとうございました(^^♪
予告編の雰囲気から いわゆる昔風の心温まるコメディと思っていたのですが、ほんと 白黒つかないシビアな映画で〜そうですか 皆さん いろんな思いがあるんですねぇ〜と おもわずポチッ(^^ゞ

2010/6/25(金) 午後 10:19 たんたん 返信する

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たんたんさん☆これ、もっとユーモラスな感じかと思っていたので、見た後は、けっこうきっつぅーー!!と思いましたよ。
主要三人がそれぞれいい味出してましたよね。
TBありがとうございます。

2010/6/26(土) 午後 10:21 オネム 返信する

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主要3人の個性がうまく絡んで、軽いタッチながらもなかなか考えさせられる作品でした。
この監督作品の雰囲気、どれも好きです〜
TBさせてくださいね。

2010/7/5(月) 午後 11:40 Swan 返信する

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Swanさん☆この作品主要3人にキャラが突出していて良かったです。クルー0ニーだけが突出していてもこういう風なよさはでなかっただろうし。さすが助演女優賞に二人とノミネートされるだけのことはありましたね。
TBありがとうございます。

2010/7/6(火) 午後 10:59 オネム 返信する

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今の日本も状況は同じですね。トウキョウソナタもリストラをテーマにしてました。

2010/8/29(日) 午後 5:31 mossan 返信する

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mossanさん☆軽く観られる作品かと思ったのですが、そうでは無かったです。私にはキツ〜イ一発でしたわ。

2010/8/30(月) 午前 0:34 オネム 返信する

いろんな面が描かれていて、観方によって感じ方も変わる、そんな作品だと思いました。
バッグパックに詰め込めるだけの人生、それもいいかもしれないと思いながら、でもやっぱりそれだけじゃ寂しいか、と思いなおしたり…(^^ゞ
TBお返しさせてくださいね☆

2010/11/25(木) 午後 10:49 なぎ 返信する

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女性陣も良かったけど、ジョジクルの上手さを再確認でした。
ヴェラのあの余裕は、やはり落ちつくところがある人間のものだったんですね。
パラサイトシングルの私にも思うところいろいろありましたよ!(-_-;)
こちらもTBさせてくださいね。

2012/2/15(水) 午後 2:16 木蓮 返信する

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なぎさん☆コメントに気づいていなくて、お返事遅くなりました。
すみません。やはりね、ある程度年取ってくると地に足着いた生活の大切さもわかってきますね。
TBありがとうございます。

2012/2/15(水) 午後 7:25 オネム 返信する

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もくれんさん☆ジョジクルの上手さ再確認ですか!
お好きなんですね。ハリウッド1、2のモテ男の彼が、この役でぴったりでしたよね。
え?もくれんさんシングルなんですか?ええ??既婚だと思い込んでいました。^_^;
TBありがとうございます。

2012/2/15(水) 午後 7:27 オネム 返信する

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TBお返しお願いします。この作品はビジネスのシビアーさ、だけでなく人間としての成長譚も入っていましたね。私は年齢がどうあれ、成長していく姿の作品が好きですね。ナタリーもそうですが、ビンガムガからを破っていく姿がよかったです。そこにジョージが嵌っていましたね。

2013/6/20(木) 午後 11:07 atts1964 返信する

atts1964さん☆
>成長していく姿の作品が好きですね

そうですね。観たときには、けっこう厳しい自己反省をした作品でした。また時間が経って観いなおしたい作品です。
TBありがとうございます。

2013/6/20(木) 午後 11:17 オネム 返信する

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