オネムの映画鑑賞メモ

2019年素晴らしいドラマのような1年になりますように!

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ブルージャスミン

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ブルージャスミン(2013)

BLUE JASMINE

メディア映画
上映時間98分
製作国アメリカ
公開情報劇場公開(ロングライド)
初公開年月2014/05/10
ジャンルドラマ/コメディ
映倫G
虚栄という名の花
 
解説&ストーリー
ウディ・アレン監督が初顔合わせとなるケイト・ブランシェットを主演に迎えて贈るシニカル・ドラマ。
富豪との結婚生活が破綻し、妹のアパートに身を寄せてどん底からの再出発を図る中年女性が、セレブ生活が忘れられず惨めな悪あがきを重ねては身も心もすり減らせていくさまを辛辣に描き出す。
共演はアレック・ボールドウィン、サリー・ホーキンス、ピーター・サースガード。
 
ニューヨークでのセレブ生活が崩壊し、妹の住むサンフランシスコへとやって来たジャスミン。
質素な生活を送る妹の厄介になりながらも、虚栄心が捨てられずに周囲にまるで馴染めない。
おのずと精神もますます疲弊していく。
それでも華やかな生活を諦めることができず、再びセレブな舞台への返り咲きを期し
て躍起になるジャスミンだったが…。
<allcinema>
 
 
 
感想
 
当地では今頃の公開となりました。
もうすぐDVDもブルーレイもでるのですが、とりあえず劇場鑑賞しました。
 
ケイト・ブランシェットの主演女優賞の演技もさることながら、妹役のサリー・ホーキンスに注目しての鑑賞。
今回のアメリカ人役としても、わりと低所得者層が似合うんだよね。
 
ニューヨーカーのアレン監督作品の主演も助演女優も、アメリカ人ではないところが面白いですね。
 
ジャスミンは、セレブなイメージを名前を変えるところから始めていたんですねぇ。
確かにジャネットとかじゃあ平凡ですね。
名前も香り立つようにゴージャスでなくちゃ。
 
物質的に恵まれた元の生活から、転落したとはいえ、身に着いた慣習というのは急にはなくならないから、サンフランシスコの妹のところに厄介になった最初のころのジャスミンというのは、ジャスミンでなくてもあんなふうだろうなぁって思います。
妹の恋人たちを汚いものでも観るような目でみるジャスミン=ケイトの目表情が素晴らしかったです。
 
飛行機での老婦人へのエンドレスな語り掛けからして、精神的に破たんしているのは観て取れます。
 
下から上への移行はわりあいと容易だろうけれど、上から下への没落はむずかしいというのは、まだそんな目にあったことがなくても、想像に難くありません。
 
この作品、ジャスミンに焦点を当ててはいるのですが、富める者と貧しいもの、姉と妹、といった二極のうち、どちらかがより幸せというような簡単に割り切れる描かれ方ではなく、妹側の不安因子も結構身につまされるというか、監督はまさに解説にあるように、人間たち全部をシニカルにとらえて表現していたように思います。
 
結局のところ、自分がまいた種ということもわかってくるけれど、それを知った義理の息子も彼なりに生きているわけで、どんな状況になっても自殺しない限り、人間は極端に変貌してしまっても生きていかなければならない厳しさともとれるし絶望感ともとれるようなムードが感じられました。
将来的にジャスミンがどうなっていくのか、結末は描き出されていたわけではありませんので、鑑賞者の想像に任せられます。
たぶん大方の方が同じような想像をするのだろうけれど、監督的には、そこを言いたいんじゃないんだろうな〜っていう気がしました。
 
観る前に「欲望という名の電車」を引き合いに出している感想をいくつか読みましたが、私は、どうも、ドンピシャでそれと同じとも思いませんでした。
 
ケイト・ブランシェットがやっとオスカーやいろんな主演女優賞を獲ったのは嬉しいけれど、作品としては、特に感銘は受けませんでした。
 
*
【クレジット】

監督:ウディ・アレン
製作:レッティ・アロンソン
スティーヴン・テネンバウム
エドワード・ウォルソン
製作総指揮:リロイ・シェクター
アダム・B・スターン
脚本:ウディ・アレン
撮影:ハビエル・アギーレサロベ
プロダクションデ
ザイン:
サント・ロカスト
衣装デザイン:スージー・ベンジンガー
編集:アリサ・レプセルター
出演:ケイト・ブランシェットジャスミン
アレック・ボールドウィンハル
ルイス・C・Kアル
ボビー・カナヴェイルチリ
アンドリュー・ダイス・クレイオーギー
サリー・ホーキンスジンジャー
ピーター・サースガードドワイト
マイケル・スタールバーグドクター・フリッカー
マックス・カセラエディ
オールデン・エアエンライクダニー

 
 

閉じる コメント(15)

アバター

こういう情けないのが人間なんだよ、ってのは分かるんですけど、
自分と境遇が似てる訳でもないのに、ちょっと身につまされますね。
情けないけど愛おしいってのは感じられなかったですね。
TBさせてくださいね。

2014/10/10(金) 午後 8:31 木蓮

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自分が記事アップした時には(以下)思い至らなかったことです
ジャスミンは、夫が若い女を選んだことが許せなかったのですよね。チクる前に慰謝料貰って別れていれば違っていたかもしれない(自分が詐欺の片棒担いだとしても)
でも、夫を売ってでも若い女には負けたくなかった。その辺り、直ぐには気がつきませんでしたが、アレン監督、上手いですね。勿論、ケイトもサリーも上手かった
TBさせてくださいね。

2014/10/10(金) 午後 8:57 アンダンテ

これは自分も劇場で見ました。
ウディ・アレン作品はほとんど好きなんですが、これも自分は楽しみましたよ。
これだけ好感が持てない女性を主人公にして、なおかつユーモラスに描き上げるウディ・アレンの手腕はさすがだなと笑。
まあ、ステータスを気にする彼女ですが、結局はただの恋愛ベタであるという普遍的な要素が、小憎らしく描かれてましたね笑。

2014/10/10(金) 午後 10:14 WANTED222

木蓮さん☆

人間ってみっともないもんですよね。
そうそう、身につまされますよね。
私もいとおしいという感情はわきませんでしたわ。
TBありがとうございます。

2014/10/11(土) 午前 1:08 オネム

アンダンテさん☆

ジャスミンのおバカな嫉妬がある意味可愛いと思うべきなんでしょうか。私だったらどれだけ頭に血が上っても、お金とってからチクリますわ(笑)
アレン監督は、まだ新しい境地を開ける力があるんだなと感心しました。
TBありがとうございます。

2014/10/11(土) 午前 1:10 オネム

WANTEDさん☆

ウディアレンにしてはわりと辛口の作品でコメディ色は少なかったと私は感じました。
今までとはまた違ったアプローチの作品で、老いてなおチャレンジ精神を忘れていないことには敬服します。
俳優の演技も素晴らしかったです。

2014/10/11(土) 午前 1:13 オネム

たしかに妹の存在感も忘れられないものでした.その生き方、姉とは違う選択の仕方…そこも上手い演出でしたね.
アレンの作品の中でも特に印象深いものとなりました.
トラバさせて下さいね.

2014/10/11(土) 午前 7:07 チャコティ副長

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ウディ・アレン監督の描く悲劇の中でも、痛い感情が大きかった作品でした。熱演のケイトでしたが、転落の原因が明かされたのはちょっとショッキングな展開でしたね。
TBお願いたします。

2014/10/11(土) 午前 7:53 atts1964

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C・ブランシェットも45歳になるか。目元に特徴あるね。

2014/10/11(土) 午前 9:11 [ esu**i123 ]

チャコティ副長☆

ウディ監督の中でも印象深い作品になったのですね。
私は、ジャスミンの身に着けている上質なブランド品の質感には惹かれるものがあったし、ケイトやサリーの演技にも満足できたのですが、ウディ監督作の中での位置づけはどうかなぁと微妙なところでした。
たぶんちょっと理解が足りてないところがあるのと、似ているところのある「欲望という名の電車」も実は苦手なんですよ。。。
TBありがとうございます。

2014/10/11(土) 午後 10:34 オネム

attsさん☆

痛い作品でしたねぇ。
転落の原因には私も驚きました。ショックでしたね。
TBありがとうございます。

2014/10/11(土) 午後 10:36 オネム

ブランシェットは45歳なんですか。
もっと大人なイメージがあります。なんか自分のほうが年こいてるのに、いつまでたっても、女優としてのケイトのようなエレガントさや知的さには遠くおよびませんわ

2014/10/11(土) 午後 10:38 オネム

ケイト・ブランシェットは好きな女優さんやったやんねぇ?

あんまり出演作品を観てないけど いつも高貴で まったく庶民感を感じない

ほど セレブ感漂うわぁ〜私服もドレスが似合いそう

2014/10/11(土) 午後 10:56 アブドーラ

顔アイコン

ウディ・アレンにしてはコメディ色が少ない、というオネムさんの感想に、ほんと共感です。もちろん、ユーモアも無くはないのですが、出だしから既にジャスミンが壊れかかっているのが分かるので、没落セレブのもがきを他人事として面白がるのはちょっと違うかな、という気がしました。
あと、「妹の不安要因」て、まさにダメンズウォーカー的なところですか?なるほど、姉への慈愛と反感と言った面だけでなく、この妹の性格も良く見ておけばよかったと思います。
TBさせてくださいね。

2014/10/11(土) 午後 10:58 メタリング

>「妹の不安要因」て、まさにダメンズウォーカー的なところですか

そうです。
彼女も実はあまり地道に生きてはいないと思います。
どちらも、男性に依存しているのは同じなんだと思うんですよね。
だから、この作品は、ジャスミンの精神崩壊だけではない見どころもあったと思います。
TBありがとうございます。

2014/10/11(土) 午後 11:24 オネム

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